投資備忘録

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

楽天

2023-06-10 17:33:00 | 株式投資
楽天連結
2021年実績:売上1,681bJPY、税前利益-212bJPY
2022年実績:売上1,927bJPY、税前利益-407bJPY
2023年予想:売上2,100bJPY、税前利益-200bJPY
2024年予想:売上2,300bJPY、税前利益-70bJPY

楽天モバイル事業
2021年実績:売上135bJPY、営業利益-403bJPY
2022年実績:売上191bJPY、営業利益-459bJPY

2018/2019計画認定時の4G/5G設備投資は800bJPY
2021年末では1,040bJPYに見通し修正
2022年末では累計既投資額1,070bJPY、2023〜2025年で570bJPY、合計1,640bJPY
2023年Q1では2023〜2025年合計を300bJPY削減予定

2022年末の基地局数は52,003局
大手3社は2021年末時点で177,111〜259,584(LTE\4G)、2023年3月時点ではソフトバンクの5Gだけで65,000局を突破

楽天モバイルの課金ユーザー数は2023年1月時点で451万人
回線数は2022年末時点でNTTドコモが8654.3万(前四半期比65.9万増)、KDDIが6325.5万(同84.0万増)、ソフトバンク(PHS除く)が5112.7万(同87.2万増)、楽天モバイル(MNO)が449万で合計20,541万

携帯を除くIoTデバイスは2022年末で携帯の倍に達し、コンスタントに10%超の増加を続けている。

楽天の現状は、インバウンドの増加、コロナ後の経済回復以外のドライバーとして目ぼしいものは携帯事業のみ。
携帯事業は基地局を中心とする設備投資負担が重く、1兆6千億を超える投資を10年で償却すれば、それだけで年1,600億円の負担となる。2023年度以降は投資の圧縮を見込んでいるが、他社との基地局数の比較、5Gの出遅れから、実現は期待薄。現状規模の投資を続け、総額がさらに膨らむ可能性の方が高い。
現状では営業損失が売上の倍に達することから、最低でも課金ユーザー数が3倍にならなければ黒転は困難。法人回線3,600万の市場の取込を図っているが、それだけで短期間での3倍増は疑問符。但しIoTデバイスの急激な増加を考慮する必要があるが、IoT自体がこれから本格的な発展を始めるので、現段階では未知数。
計画が達成できるか、さらにその後の本格的な黒転ができるかは、IoTを含めた課金ユーザー数の増加で左右される。現状の市場の見方には、IoTなどの可能性はまだ織り込まれていないと観るべきであり、それが織り込まれる時期が転換点か?


最新の画像もっと見る

コメントを投稿