介護職に就いている人は自分の仕事に対して悩みを持っている方も少なくありません。その中でも特にレクリエーションに苦手意識を持っている人は多いようです。しかしレクリエーションはちょっとしたポイントを押さえるだけで、高齢者の盛り上がり方がだいぶ変わってきます。
レクリエーションを始める前にシミュレーションをしておくことは大事なポイントです。といってもそんなに難しいことではありません。頭の中で最初から最後までの流れを確認することです。そうすれば小道具の不備や隊形が崩れるといった本番時のアクシデントをかなり防止できます。またシミュレーションすることで「ここはこう変えたほうがいいのでは?」や「この前にこの企画を入れてみよう」など改善点が見つかる場合も少なくありません。
またゲームをする際にはルールを単純明快なものにすることです。ルールをあまり複雑にしてしまうと、高齢者がついていけず戸惑ってしまいます。ルールに頭が行ってしまって、楽しむ余裕がないわけです。そこでルールは極力シンプルなものにしましょう。そうすれば高齢者も楽しむことに心置きなく集中できます。
偶然性を取り入れることも、レクリエーションを盛り上げるためのコツです。ゲームをした場合、高齢者の身体機能によってあらかた勝負が見えているものもあります。すると勝てない人は面白くなくなって、レクリエーションに参加しようという意欲もそいでしまいます。そこでじゃんけんなどだれが勝つかわからない、運によるところが大きいゲームを取り入れてみましょう。更に詳しく知りたい方は、わかりやすくまとめてある「介護職お役立ち【レクリエーション辞典】」もチェックしてみてください。