庭先と海

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サガリバナと夕暮れの海

2023-07-04 07:05:04 | ガーデン

7月2日の沖縄。天気は快晴。最高気温は32℃。

昼間は日差しが矢のように体に突き刺してくるので、歩けない。

日が落ちて、ようやく潮の香りを求め、外に出る。

海は水平線を朱色に染め、人影が影絵のようで美しい。

 

街は人工物のきらびやかな光で包まれ、幻想的なコントラストを奏でる。

 

近くの公園で、サガリバナが咲いている、と聞いた。

サガリバナ・・・それは日が落ちてから花を咲かせ、夜明けには散ってしまうという「幻の花」

6月下旬から7月頃に咲き、インドや東南アジアに分布し、日本では南西諸島に自生するという。

花の香りはとても甘く、遠くからでもすぐにわかるという。

探し当てた人の声を頼りに、月明かりの中を探索する。

 

だいぶ探して、ようやく見つけることができた。

ピンク色の花が縦に連なって咲いていて、一輪はちょうど手の平くらいの大きさ。

花は夏の夜空に咲く花火のような形をしていて、一瞬の儚さをさらに思わせる。