子どもに寄り添うケアを…

重症心身障害児施設で働くということ

重症心身障害児施設で働く看護師の仕事内容

2021-06-14 05:26:11 | 重症心身障害児施設

重症心身障害児施設では、一般的に18歳までの障害児を受け入れている。知的障害や言語障害、肢体の不自由など、重度の障害を複数抱えている子どもを対象としており、重篤な疾患を持っているケースも少なくない。そのため、重症心身障害児施設に勤務する看護師は、食事介助や排泄介助といった日常生活全般の支援をはじめ、経管栄養管理やたん吸引などの医療的ケアにも携わる。児童福祉法の施設に分類される重症心身障害児施設だが、医療法による病院としての側面をあることから、医師や看護師は不可欠なのだ。重症心身障害児には、施設に入所して特別支援学校へ通学している子どももいる。その場合は、登下校の受け入れも業務内容に含まれる。

重症心身障害児施設では、18歳以下の子どもたちと日々接することになるため、特に子どもが好きな人は大きなやりがいを感じているようだ。重度の障害を抱え、話すことも歩くこともままならない子どもたちが成長していく様を、その家族と共に見守ることができる。子どもたちの笑顔や楽しそうに遊ぶ姿が見られる点は、一般病棟勤務の看護師とは異なる部分だろう。また、対象が子どもなので、その家族と接する機会も多い。家族が抱える精神的負担は計り知れないものであり、重症心身障害児を含めた家族の心のケアも大切になる。表面的な関わりにとどまらず、一歩踏み込んで患者や家族に深く関わりたいと考える看護師にとっては、やりがいのある環境だ。重症心身障害児に関わる仕事がしたいという方は、このようなサイトもあるので参考にしてみたらどうだろうか。