世界の中の極々小さな断片

田舎暮らしの日常と地元を走るローカル線を短いエッセイと写真で綴る。
※ブログのタイトルが変わりました。

茄子とかあちゃん

2013-07-02 13:57:22 | 日記


東京と田舎の二重生活も5年目。

週末には必ず田舎へ。



往路の片道2時間、

帰ると必ず顔を出す場所がある。



小さな集落にただ一軒の飲食店。

一歩入ればすぐに

「お帰り。いつ帰って来た?」と声がかかる。


ここに来れば、誰かに会える。

地域の話題、世間話、たわいも無いが、

ホッとする田舎言葉で交わされる会話。

そんな話の間に、

普段は無口で無愛想に見られがちな

この店のマスターが、ぼそりと口を挟む。

かたわらから笑顔で加わる「かあちゃん」。

ここでは誰もが家族の様に接してくれることが心地よい。








今日も茄子の漬物をつまみに、焼酎をいただく。

長い都会暮らしの先にやっと見つけた場所が

ここにもありました。


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