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外遊びの記録

猫岳 山スノボ 14.03.23

2014年03月26日 | バックカントリー

もう乗鞍北部は良さそうか。第3尾根経由で時間によって大崩山、猫岳、四ツ岳あたりを狙ってみる。前日は平湯の湯に浸かりまったり。安房トンネルの駐車場で車中泊する。

6:30 出発。今日は天気が良さそうだ。
    カーブ内側の駐車場にはすでに車が3台。
    久手牧場の道路を歩き、すぐに牧場斜面に取り付く。

    前日のラッセル跡を忠実に進む。先行者が斜面の途中で
    休憩していたので追い越した。牧場上部に着くと穂高が
    見える。ここでも景色は十分堪能できる。こんなとこで
    育った牛はうまいハズですね。牧場を過ぎると樹林帯に
    入る。下りる時のラインを見極めながら登る。ふと見ると
    森に中に象がいた。

 8:20 夫婦松。西に白山、北には穂高から笠ヶ岳まで一望。

    今日は青空に雪山や樹氷が映えてすばらしい景色。

    先行者を追抜いた。樹林帯を進むとスカイラインに出た。
    休憩していると夫婦松で追抜いた人に追いつかれた。
    この人は猫岳を目差すと言い残してスカイラインに向かう。
    僕はスカイラインを外れ、また樹林帯に突入した。
    ここから踏み跡はなくなった。自分のラッセル跡に感激。

10:00 大崩山下スカイライン。猫岳がはっきりと見える。

    ここまできても踏み跡はない。
    今日は僕が先頭になったようだ。休憩していると最初に
    追抜いた人に追いつかれる。この人も猫岳を狙って
    いるとのこと。僕は未だどこに向かうか決まってない。
    時間も早いから四ツ岳も射程範囲かも。猫と四ツのコル
    まで行ってどちらにするか決めようとスカイラインを歩き
    出した。僕の前に道はない。僕の後に道が出来る。


    後ろの人も僕のラッセル跡に続く。
10:40 大崩-猫の取り付き。後続者はここから猫に登る。
    僕はスカイラインを進んだ。風が強くなってきた。時間を
    計算すると四ツ岳は止めておいたほうが無難。
11:00 猫岳南面に取り付いた。厚み5cmのモナカで登ろうと
    踏み込んでもモナカごとズルズル落ちてしまう。苦しい
    登りだが少しずつ高度を上げる。50mほど上がると
    雪が締まってきた。ジグをきりながら登るとスカイラインは
    遥か下。この高度感がうれしいね。このペースだと猫岳
    一番乗りかもしれない。気分良く登っていると足元は
    いきなり雪から氷に変化した。ヤバイ!
    もうアイゼンとピッケルの世界だ。3mくらい下りれば這松
    があってあそこなら板から履き替えられる。しかし、
    すでにその3mを下れない。そのままシール歩行で行く。
    さっきまで嬉しかった高度感が今は恐怖。

    1歩が20cmくらいではかどらないが、クトーをしっかり
    効かせながら登る。もう猫岳一番乗りは無理でしょう。
    それよりここを安全に切り抜けることに集中しよう。
    気を抜くと300mくらい真っ逆さまに落ちてしまう。
    やっと上部が見えた時には張り出した雪屁に唖然。
    しまった、こっちは風下だ。山頂方面を通り越し
    反対側まで行く。
12:30 猫岳山頂。登頂した喜びよりも氷化した斜面を登り
    上げた安堵感と強風から逃れたい気持ちでいっぱい。

    写真を撮ったらシールを剥がし、板を組立て滑降準備。
13:00 滑降開始。雪はパフパフで最高。自己陶酔の時間。
    雄叫びをあげながら滑る。

13:15 大崩山下スカイライン。休憩しながらでもあっという間。
    一服後に再スタート。ここからはツリーランとなる。
14:00 夫婦松。ストック走りで平地を進む。ここから牧場も
    適度な斜度で気持ちいい。最後の滑りは国道から
    丸見え。かっこ良く滑らないと。

    気合を入れて踏出す
    といきなり枝に帽子が引っかかった。

    板を脱いで取りに登る。いきなりカッコ悪い。
14:30 車に到着。

 赤・・・徒歩   青・・・スノボ    片道6.6㎞  標高差 1180m


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