今年の夏も嫁さんの実家に帰省。いつもと違うのはお義父さんの容体が思わしくないこと。
9日に立ち上がれないと一報を受けて、嫁さんは1日先に福島行きを決め、
僕も盆前の仕事が終わったら娘を連れて夜に車を走らせることにした。
少しでも早く孫の顔を見せてあげたい。
翌朝、すっかり痩せてしまったお義父さんと対面。久々に孫の顔を見て嬉しそうだった。
春先にお義母さんの特養が家から500mくらいの距離にある施設に決まり
『コロナが収まれば、ここならいつでも会いに行けるね』
なんて能天気なことを言ってた自分がバカみたいだ。
今のお義父さんにとって500mは絶望的な距離で家の中ですら自由に動けない。
といっても僕にはどうすることもできないので草が伸び放題の庭を手入れしてあげよう。
昼間に動くのは暑くて危険なので朝9:00までと午後3:00以降で着いた日から作業にかかる。
13日にはあらかたサッパリしたので14日は遊びに行けるかな。
今回計画してきたコースは土湯温泉から吾妻小富士までの樹林帯。
冬山のコースに使えるんじゃなかろうか?と下見に行くつもり。スタートは男沼、女沼辺りにしよう。
台風8号の影響が心配だったが天気予報では夜中には止む予報なので問題ないかな。
3:00に起きたら雨音が・・・もうすぐ止むだろうと準備したら出発。
まずは土湯で車を停められそうな場所を探してから女沼に向かう。
予想通り土湯から先は急坂なので冬は土湯から歩くしかなさそうです。
カーブを曲がると道路に木が倒れてる。台風の影響ですね。
先へは進めないのでこれからどうしよう?
雨はまだ止む気配ないので土湯から歩く時間はないかな?
スカイラインで上まで行って、上から探ってくる手もあるけど上は視界ゼロだろうし・・・
そうだ、安達太良山には登ったことがない。
スキー場⇒安達太良山⇒くろがね小屋⇒スキー場の周回なら下から登れば頂上に着くころには台風一過の晴らしい景色に違いない。
地形図がないのは不安ですが、ガイドブックを写メしてこれとGPSがあればなんとかなるかな。
あだたらスキー場の駐車場に着いても雨は降っていて他の人も躊躇しているようです。
僕はひと眠りすることにした。
6:30頃目を覚ますとショボショボ振っているけどこれくらいなら。
7:00 スタート。真夏のスキー場ってどこも綺麗なお花が咲いてる。
癒されながら林道を進むと分岐になる。
地図やGPSではここらからスキー場内を上がって行く道があるハズ。
でも踏み跡も看板もなく、よく分からずウロウロ。
周回方向を逆にしてスキー場⇒くろがね小屋⇒安達太良山⇒スキー場にしよう。
馬車道と旧道が交差する道で旧道を上がって行く。
この道、雨に濡れた粘土質でズルズル滑る。
登りで良かった。下りだったら何回転ぶことか。
スキー場内の道を探せなくてラッキーだったようです。
途中からは馬車道1本になり軽快に進むとガスが切れてきて正面にお山が。
方向と山容から箕輪山ですね。
9:00 くろがね小屋。温泉もある山小屋でいつか泊まりたいものです。
この先は森林限界となりハイ松やダケカンバなど背が低い樹木の道になる。
8月ですが、もう紅葉が始まってました。
牛の瀬からの稜線は風が強いので合羽を着こんでフードもしっかり被った。
風に煽られてフラフラするが雪山の厳しさに比べたら問題ない。
10:15 安達太良山頂上。
ここまで来たら岩の上まで行ってみよう。
ここまで視界は100mくらい。台風一過とはいかないようだ。
安達太良山の乳首にお別れして下山を開始する。
すると少しづつ雲が切れてきた。
下山すると晴れるお山アルアルは今日も健在のようです。
福島市内も見えてきて信夫山がハッキリ見えた。
振り返ると安達太良山もしっかり見える。
『ほんとの空』とはいかないまでも十分満足だった。
11:40 ロープウェイ頂上駅付近。
ロープウェイで楽チンしちゃおうかな?
って気がしないでもないが、それだと行きに見逃したスキー場内の道を見つけられない。
誘惑に後ろ髪を引かれつつ下山道を降りて行く。
スキー場に入ると背丈より高いササの中に獣道のように延びる登山道。
これは入口に看板がないと見つけるのは容易じゃない。
12:40 車に到着。
今日のランチは土湯温泉まで戻って”味工房 ひさご”さんへ。
これで¥1350は安い!小鮎の天婦羅や湯葉、もちろん蕎麦も美味かった。
今日のお花たち
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