ミケマル的 本の虫な日々

「氷艶2019 月光かりの如く」  まさに「誰も想像しなかった、これほどの光源氏」編


 台詞も演技も自然にこなしちゃった、「誰も知らない高橋大輔」を見たビックリの前半でしたが、続く後半は
氷艶のキャッチフレーズ
「誰が想像しただろう、これほどの光源氏を。」をまさに体現したのもでした‼️

 後半の始まりは、客席からの太鼓と掛け声から始まり、海賊の長役の柚希礼音さんの登場で一気に会場盛り上がる!
女性だけれど男性として海賊を収めているという、まさにうってつけの役で、最初から素晴らしい歌で登場!
かっこいい〜〜〜❣️  スケートも滑っておられましたよ。


 そこに流されてきた光源氏を助けて、密かに心惹かれるのでした。
 
 そして、源氏を探しに来た福士誠治さん演じる頭の中将と3人で、弘徽殿女御の圧政に苦しむ都に向けて蜂起するのですが。
  (すでに、全く源氏物語からすっかりお話は変わって来てます)

 その蜂起の場面で、レミゼ調の蜂起の歌が歌われる。


  ここで、な、な、な、なんと、大ちゃんが柚希さん、福士さんと一緒に朗々と歌い出すって⁉️

 それも、お二人の歌声に負けてないという。

 ええええ〜〜〜(混乱)

     でも、すごく皆さんかっこいいよ〜〜〜❣️






 また茫然自失してたら、その後船の合戦、都での争い、物語は思わぬ方向に行っちゃって、結局光源氏はまた愛する人・紫の上も無くし、その他悲劇的出来事が重なり、一人慟哭の場面。


 ここでまた、哀しみのソロを歌うのです。  
 台詞からのソロですよ❣️
 本当に泣いているように歌い出して、最後は絶唱なんだけど、なんかこの人ずっと歌ってる人ですか?って感じの歌い方。

 歌い終わってからの、最後の滑りがまた素晴らしくて、心を締め付けられるような哀しみと美しさに満ちていて、完全に持って行かれました。。。。


 最後には、またまたビックリの展開で、刺されて亡くなった光源氏が藤壺の宮の元にさよならを告げに来るってところで、宙吊りの演技。




                      (写真は氷艶公式からお借りしました)


その姿勢がビタッと決まってて、また美しく、幻想的な場面になっているのでした。

 

そして、ラスト

 「あの方は 月でございました
  月は 夜の孤独の中でこそ
  美しく 輝くものでございます」
        と藤壺様がささやいて完❗️


 終わったところで、今何見た⁉️ 今見た大ちゃんって何者⁉️ と混乱。

 私の知っている素晴らしいスケーターである大ちゃんは、なんか違う何者かになっていました❗️
 
 自信に満ちた演技、俳優さんと変わらぬ台詞。
 加えて、自然でそれでいて透る声で朗々と歌う歌。 プロの歌手の方と一緒とまでは言わないけど、遜色ないものでした。

 スケーターとしても、長い衣装を着けながら、すごいスピードと深いエッジで縦横無尽に滑り、さらに、若い頃の屈託のない楽しげな滑り、戦いの時の殺陣の鋭い滑り、後半の憂に満ちた滑り、と諸々の感情が滑りでも表現されていて、スケーターとしても一つ上に行ったんだな〜〜と。

 

 この短期間で、どこか遠くの世界へ行ってしまったように感じて、素晴らしい称賛と同時になんとも言えない寂しい気持ちにさえなってしまったのでした💦

 特にスタンドの上の方で 氷上からは遠くで見ていたので、さらにそんな気持ちになったのかもしれないなと自分の気持ちを分析したのですが。


 まさに、「誰も想像しなかった、これほどの光源氏」「誰も想像しなかった大ちゃん」を見た「氷艶 月光かりの如く」初見でした。

 こんな大ちゃんを引き出してくださった宮本亜門さんや、周囲の方々へ感謝の気持ちもいっぱいでした。
 
  
 とりあえず、また明日はもう少し近く見られるけど、また違う感想になるのかしら?などと思いながら、暑い新横浜からよろよろと帰ったのでした😅


 

 

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