スマホと過ごす余生

第一回六本木ミーティング

今晩は、島根県芸術文化センターの所長で、元東京藝術大学学長の澄川喜一先生をお迎えして、
第一回六本木ミーティングが行われました。
先生から数々のお話を頂き、大変楽しく有意義な会でした。

その御裾分けをちょっぴり・・・・・・・・・

石見芸術文化センターの規模:
○28万枚の石見瓦を切妻屋根と外壁に使用した建物で、敷地面積は甲子園並み。
 石見瓦の美術は、窯の中の火の違いで一枚一枚違う色彩の瓦が生まれる、
 グラデーションであるが、近年の瓦は温度管理が均一でその特徴が出ていない。
 今回のセンターの建設では、その特徴を表現できるように努力した。
 だから、将来補修が必要な時違う色の瓦が差し込まれても違和感は生じない。
○日本一の大ホール:1500席で音響効果も抜群と訪れた芸術家が口々に賞賛。
○80数名のボランティアに支えられ、いろいろな仕事がなされている。
○10月8日会館以来、46万人を超え、一年で島根県の人口を上回るだろう。

先生とセンターのご縁:
益田市の婦人達が10年前、「益田市に美術館を!」と立ち上がり、そのとき呼ばれた。
それ以降、何かにつけて相談を受け、署名運動で集まった署名を提出する役まで引き受けてしまった。

先生がセンターにかけられる思い:
(Mrが感じたことを勝手に言葉にしました。)
島根は元々国づくりの地であり、益田市は、柿本人麻呂や雪舟が旅した臨終の地ともいわれ、
昔から芸術文化に育まれたところである。
センターの出現によって町中が元気になり、芸術文化で益田市のまちづくりをする。
センターが、その大きな原動力となって欲しい。

先生が感じられる益田市:
○市民がやる気になった。
○タクシー運転手さんが案内できるようになった。(タクシー会社にPR)
○いろいろ文句をいわれる有難さ。(無視されたらお終いだ)
○旅行会社が本当の日本が見れる旅として、スペシャルコースを企画するようになった。
○日照時間が長い、空気がいい、湿度が低い、
 荒磯旅館に泊まった人が、「南フランスだ」といったように。
○子供達が何時も挨拶をする環境。

最近のイベント:
○森英恵さんの講演会
 自己研鑽を含めた貴重な経験などのお話に、1200席埋まった会場がシーンとして
 真剣に聞き入っている人々の姿がとても印象的であった。
○神楽は日本のオペラ
 毎週奉納され、約300人の人々が訪れる。

モニュメント:
正面玄関横にある「おろち」のモニュメントは、先生の作品である。
 先生曰く:
 ○片方の鼻の孔の中に指を入れると、他方の鼻の孔から「おろち」が出る。
 ○「おろち」は、尾の部分に座って建物をみるのが一番良いように造られている。
  子供達は、尾に乗って、そこから建物を観察して欲しい。

Mrの独り言:

経費が年間、約5億円掛かるといわれている。
この経費を上回る価値を、地域全体で享受しなければならない。
そのためには、地域住民全体が如何に有効に活用するか、
知恵を絞り汗を流さなければならないと思う。

46万人の人が訪れて、半分以上が県外の人々。
センターだけの収入でなく、この人々を相手に考えられる全てを動員して
外貨を稼ごう。

何もしないで批判するのだけは止めよう。
もう出来てしまっているのだから・・・・・・・。

(Mr)
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