J’sてんてんてまり

はじまりは黎明期。今は、記憶と記録。

活動

2006年10月19日 | 人にぞっこん
もう、かれこれ19年の活動になるのだという。
そして、今年10月30日から11月10日まで、第13回清水映画祭。
http://www4.tokai.or.jp/shimizu-eigasai/top.html

清水から映画館がなくなった年もあり、
思うように入場者がなく、資金繰りがうまくいかなかった時もあり、
また、新たな映画館が生まれ、日本映画を熱く語る勉強会が始まったり、
いろんなことがありながらの19年。

しかし、やめない。

休む時は在る。

だが、終わらない。

そして、19年目の今年に、第13回清水映画祭。



上田鉱司さんは、映画が好きか、と聞かれると、首を傾げる。

もう、好きとか嫌いとかではなく、生きる糧なのだという。

日本映画再発見の会では、テーマにした映画を皆でまずじっくり鑑賞し、手に入れたシナリオを検討し、
映画を解体したり、また組み立てたり、横から眺めたり、すかしたり、
その情熱と研究熱心さは、ひょっとすると映画を作った現場と肩を並べるのではないかと思うほど。

観たい映画を観たい。

地方では動員が難しく、なかなか見せてくれない映画を、
それなら自分たちで観られるようにしよう、と活動してきている。

観たいし、人にも観せたいし、しかも、ゼッタイにいい映画だから。

映画を支えるのは、映画を観る自分たちだから。



今年の映画祭のテーマは、「家族」。

世界中、家族で成り立っている。

家族を切り口に、それぞれの世界が、何を語るか。

厳選した。

観たいし、観せたい映画がそろった。

国際的な映画祭のエントリー作品、受賞作品が並んだ。

沢山観たい人には、回数券も作った。



チャン・ツィイーが、50年に渡る女性三世代を一人で演じる「ジャスミンの花咲開く」

全編伊豆松崎町と下田ロケの「バーバー吉野」

昨年のカンヌ映画祭入賞「13歳の夏に僕は生まれた」

アンディ・ガルシアが天才画家を演じる「モディリアーニ真実の愛」

ヴィム・ヴェンダースの「アメリカ、家族のいる風景」

昨年ベルリン映画祭の児童映画部門最優秀「イノセント・ボイス12歳の戦場」

04アカデミー、05ゴールデングローブの「ホテル・ルワンダ」

イヌは来世に人に生まれ変わることが多いという伝承のモンゴルを舞台に、
風にように現れた子犬とであった家族の不思議な物語「天空の草原のナンサ」

団塊の世代の青春映画「若者たち」と「若者は行く」

韓国の「奇跡の夏」は少年を描いた大ヒット作で国際映画祭での受賞が2回。

「りんりんの電影日記」の家族は、映画を愛する。




初めて上田さんと会った時、テレビ局で制作プロデュースをしていた。

しかし、彼はテレビではなく、映画をやりたかったのだろうと思う。

思い起こすとロケの現場でも、テレビマンの手法とは違っていた。

考えてみれば、19年の間を、時に休んでもやめていない、という感覚は、なにか映画的だ。

そう、締め切りのない作品つくりなのかもしれない。

必要なのは、自分の覚悟だけだ。

上田さん。。。。カッコいいな。


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
不義理している (mcberry)
2006-10-19 22:58:50
大昔、上田さんが

ビデオを撮ったときに

出演しました。

もう残っていないだろうな。

今から35年前の事です。



武蔵小金井の上田さんの部屋に

居候をしていた時期もありました。

部屋に

山ほどあった

ゴダールの資料

きっと

ゴダールになりたかったんだろうな。



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あらまあ。。。 (本人)
2006-10-20 22:19:34
縁は異なもの味なもの。。。。

是非、清水映画祭にお運びを。
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