先日のTさまのミニの下ろしたエンジン。
オイルでベトベトだったのと、購入の際に本人の意思には関係なく塗装されたエンジン、下ろしたついでに伝統的なグリーンのエンジンラッカーで塗装するので
綺麗にスチーム洗浄をしました。オイル汚れの上から、下処理なしで耐熱性の無い塗料で塗装されているので、簡単に写真の様に塗料が落ちてしまいます。
写真だと解りにくいですが、汚れの上からマスキングもせずに刷毛塗りされると後々見るも無残な姿になってしまうんですよね。手間も掛からず、納車時に綺麗に見えるんですけどね。
頑張って、エンジンブロックの青い塗装とロッカーカバーの塗装も落としますよ。この作業を手抜きすると、後々悲しい結果になるので。
エンジン切り離して分解
これは、これから組み付けるクロスミッション、組んである状態で販売されておりそれをミッションケースに入れればOKなんですが、当店は一度バラして全てチェックしてシンクロのスプリングを強化品に入れなおしたり、クォリティーの高いベアリングと交換します。
ストレートカットでは、ギアーノイズが酷くて最初は良くても、時が経つにつれ乗る気が無くなってくる可能性が大なのでノーマル同様ヘリカルカットのクロスミッションをお勧めしております。これなら楽しさのみアップして快適性能は犠牲にする事はありません。
シンクロリング、ベアリングなどの消耗品は長期在庫のパーツなのか?昔の出来の悪いタイプが使われていたりするんですよね。
ノーマルのギアを買うより遥かに安いので仕方ないのかもしれませんが・・・。
この他に、クワイフのLSDとファイナルも変更して組み付けます。
オーナー様には悪いですが、私が一番楽しんでます(笑)