疫病蔓延でたくさんの人たちが職を失ってしまった。
正社員の人もそうだけど、真っ先に契約解除されるのはアルバイトの人、パートの人。
都心部の夜景は、ビルを造る人、建築資材を作る人、小さなボルトやナットを作る人、電球を取り替える人、窓拭きをする人、毎朝お掃除をしてくれる人、そんな人たちの心を込めた仕事で成り立っているんだな。
サプライチェーンの末端には、安い給料を遥かに超える仕事をする熟練した真面目なパートの人がたくさんいることを僕は知っているよ。
安全衛生や工程内管理や生産効率や検査のツボを心得た、職人みたいなパートの人たちだよ。
業績が悪くなってその人たちを解雇した途端に品質が落ちてしまった工場もあるんだ。
日本の経済、産業の広大な裾野を形作っているそんな人たちを守ることは、日本と日本人の信用を維持することに直結するんだな。
雇用の維持は他人事じゃないんだ。
日本全体の信用に関わる重大な事なんだ。
みんな、思いを馳せてみて欲しいな、何気なく使っている身の回りのもの一つひとつに、たくさんの人たちの魂が込められていることを。
僕は、日本の経済と産業を現場で精一杯ささえてくれている、そんな人たちのそばにいるよ。
今までも
これからも
ずっと。