舟はある
風が吹こうとしている
オールが一本
もう一本を探し出す前に、
杖ならある
わたしの杖
筆が一本
すべて揃うまで
風よ、待ってくれ・・・・
こっちは スタンバイOK!!
・・・・・・・・・
いろいろな病という風に
さいなまれ、病んだ日々よ さらば!!
友は去った
・・・・・・・・・
異国の船長は
いつも 知らぬふりをした
真実しか尽くさなかった 女は
かなしげに 海をみる
Jazzが流れるころ・・・・・・
人々は信じた
「応えがわかるころ
かならず この呼び鈴は 止まります。」
現代人は言う。。。。。。
やがて、街が動き出す
ただ わたしを取り戻すために・・・・・
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あかい夕映えが 海にも 湖面にも 川にも 射した
やがて、一日が終わる。。。。。。。
しばらくは 夜空
月と星に照らされて
ゆるやかな波に
ゆれる小舟よ
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波にリズムがついてきた
かけ声と共に
すべてが起床する。。。。。。。。
・・・・・呼び鈴・・・・・・
列車につながる
陸へと上がれ
ゆれる小舟を残して・・・
そして、汽車はせわしなく
行き来する
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風よ、来い
来るべき風は
温かな吐息を 孕んで
胸いっぱいに 吸い込む
長たちが見回った
子ら は 眠りつづける
やがて夜
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そして朝が訪れた。。。。。。。。
桜が美しい林の丘の頂上で
教会の牧師夫人が目覚めるころ・・・
キャプテン・ジョンは
パイプを燻らせながら・・・・・・
((((( つづく・・・
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画像は、宍戸開さんの作品です。
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