過去の今日の出来事etSETOraですヨ(=^◇^=)

過去の今日の『徹子の部屋』だヨ(=^◇^=)


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 ┃ 『徹子の部屋』 ┃ テレビ朝日
 ┗━━━━━━━━━┛13:15~13:55
①1978(昭和53)年06月12日(月)三遊亭小圓遊?
②1979(昭和54)年06月12日(火)葦原邦子
③1980(昭和55)年06月12日(木)深田祐介?×森由起子?×高橋恵理子?
④1981(昭和56)年06月12日(金)三橋達也
⑤1984(昭和59)年06月12日(火)倉本聰
⑥1985(昭和60)年06月12日(水)松崎真
⑦1986(昭和61)年06月12日(木)三宅裕司
⑧1987(昭和62)年06月12日(金)大津美子
⑨1989(平成元)年06月12日(月)久保田一竹?
⑩1990(平成二)年06月12日(火)山田礼子?
⑪1991(平成三)年06月12日(水)近藤等則
⑫1992(平成四)年06月12日(金)内田忠男?
⑬1995(平成七)年06月12日(月)玉置浩二
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 ┃ 『徹子の部屋』 ┃ テレビ朝日
 ┗━━━━━━━━━┛13:55~14:50
⑭1996(平成八)年06月12日(水)三善英史
⑮1997(平成九)年06月12日(木)石井苗子
 1997(平成九)年06月XX日(X) 第23回放送文化基金賞を受賞
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 ┃ 『徹子の部屋』 ┃ テレビ朝日
 ┗━━━━━━━━━┛13:20~13:55
⑯1998(平成十)年06月12日(金)古手川祐子
 2001(平成13)年06月12日(火)市川左團次
 2006(平成18)年06月12日(月)高橋惠子
 http://www.tisen.jp/pukiwiki/?%C5%B0%BB%D2%A4%CE%C9%F4%B2%B0%A1%CA1976%A1%CB
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 ┃ 『徹子の部屋』 ┃(月)曜日~(金)曜日
 ┗━━━━━━━━━┛午後1:20~1:55放送
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 |2002(平成14)年 6月12日(水) 柳家小三治 |第回
 └─――――――――――――――――――┘
 http://www.h4.dion.ne.jp/~giten/cont/guest2002/h14-6-12.html
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 |2006(平成18)年 6月12日(月) 高橋惠子 |第回
 └─―――――――――――――――――┘「孫2人がママと間違う若さ」
 http://up-beat.pos.to/tetsuko/t_calendar.htm#2006年
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 |2008(平成20)年 6月12日(木) 高木 美也子 |第回
 └─―――――――――――――――――――┘「難病・老化防止へ新発見」 遺伝子、生命倫理学者であり、ワイドショーのコメンティーターとして活躍する高木美也子さん。高木さんは東映映画の元社長・岡田 茂さんを父に持ち、幼い頃から時代劇ブームに沸く京都撮影所に足を運んでいたという。しかし、自分の小遣いで買った顕微鏡でミクロの世界に接し、生命化学の世界へ進むことに。いま化学の最先端では、難病の治療や若返りなどに効果を生む可能性があるとして「万能細胞」に注目が集まっている。黒柳は「若返り?」と、身をのり出す。  
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新発見!万能細胞 = ES細胞とiPS細胞がわかる本
★本 『生命の科学がみるみるわかる本』PHP 刊  ¥952(税別)  
 http://www.tv-asahi.co.jp/tetsuko/back2000/html/080612.html
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 |2009(平成21)年 6月12日(金) 玉木 宏 |第回
 └─―――――――――――――――――┘「父になりたい!?玉木宏が意外な告白」  整った顔立ちと渋い声が特徴(?)でドラマはもちろん映画やCMでも大人気の俳優・玉木宏さんが3年ぶりに登場!16歳のときに名古屋でスカウトされ上京したが、オーディションに落ち続けた3年間。様々なアルバイトをしながら暮らした日々とは… また身長が180cmもある玉木さんだが、実は両親は背が高い方ではなかった!?彼の身長が伸びたヒミツとは?今日は超人気俳優の29歳現在の結婚観や不思議な素顔にも迫る!!  
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●出演映画『真夏のオリオン』6月13日(土)より全国ロードショー  
 http://www.tv-asahi.co.jp/tetsuko/back2000/html/090612.html
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 |2012(平成24)年 6月12日(火) 斎藤 明美 |第9248回
 └─――――――――――――――――――┘「養女と偲ぶ在りし日の 高峰秀子さん珠玉映像」 女優・高峰秀子さんの養女で作家の斎藤明美さんを迎える。一昨年末に亡くなった高峰さんだが今でも関連本が出版されるなど、“高峰秀子ブーム”が起きている。女優・作家としての姿や、家庭での松山善三さんとのおしどり夫婦ぶりなど、養女の目から見た高峰さんについて語る。また高峰さんの『徹子の部屋』出演当時の貴重映像も。 
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☆本「高峰秀子のレシピ」ハースト婦人画報社から発売中 1,785円(税込) 
 http://www.tv-asahi.co.jp/tetsuko/back2000/html/120612.html
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 |2013(平成25)年 6月12日(水) 田中律子 |第9503回
 └─―――――――――――――――――┘「爆笑!父が沖縄に移住 愛娘は15歳」 12歳でスカウトされ、今年で芸能生活30周年の田中律子さんを迎える。一人娘は15歳。黒柳が「可愛い!」を連発する写真を紹介しながら、愛娘との日々を明かす。ヨガのインストラクターでもある田中さんは、いま一風変わったヨガに夢中!水上に浮かべたサーフボードの上で見事にバランスを取る田中さんのヨガポーズに黒柳は興味津々。 
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☆田中律子さん出演映画「サンゴレンジャー」
 6月15日~ 渋谷HUMAXシネマ、お台場シネマメディアージュ他 全国ロードショー 
 http://www.tv-asahi.co.jp/tetsuko/html/130612.html
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 ┃ 『徹子の部屋』 ┃(月)曜日~(金)曜日
 ┗━━━━━━━━━┛午後12:00~12:30放送
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 |2014(平成26)年 6月12日(木) 山口いづみ |第9732回 ※解説放送
 └─――――――――――――――――――┘「お姫様女優がクロアチアで大人気」時代劇のお姫さま女優のイメージが強い山口いづみさん。実は70年代に、アイドル歌手として華々しくスタートを切るはずだったという意外な過去が…。しかし最近になって運命が一転。何とクロアチアで歌手としての人気が高まり、大変な歓迎を受けたというが、気になるその歌声は?今日は1975年に公開された主演映画「襟裳岬」の懐かしい映像を紹介する。 
☆山口いづみさんのコンサート Summer Breeze Live 7月5日(土) 原宿「ラ・ドンナ」にて
 問い合わせ先 ラ・ドンナ 03-5775-6775(受付時間15:00~22:00 月曜・定休)
 http://www.tv-asahi.co.jp/tetsuko/guest/bn/20140612.html
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 |2015(平成27)年 6月12日(金) 砂川啓介 |第10012回 ※解説放送
 └─―――――――――――――――――┘「妻・大山のぶ代が黒柳に感動のプレゼント」妻・大山のぶ代さんが認知症であることを明かした砂川啓介さん。大山さんと黒柳は55年来の大親友であり、結婚式にも出席した仲である。懐かしい写真を交えつつ、現在の夫婦の暮らしぶりを伺う。さらに今日は、砂川さんがとっておきのプレゼントを黒柳のために持参。そこには親友・黒柳に向けた大山さんの想いが…。黒柳も、テレビの向こうの大山さんに熱いエールを送る。 
☆CDアルバム「気ままな風に吹かれて いい歌を残したい」3,000円(税込) 
 http://www.tv-asahi.co.jp/tetsuko/guest/bn/20150612.html
 ┌─―――――――――――――――――┐※解説放送
 |2017(平成29)年 6月12日(月) 中田喜子 |「60代“おひとりさま”DIYで素敵な暮らしを」
 └─―――――――――――――――――┘壁を塗ったり、椅子の張り替えはもちろん、クローゼットを自分好みの寝室に改装してしまう“元祖DIY女子”の中田喜子さん。63歳の今も、その趣味は継続中。今日は愛用している「DIYのヒミツ道具」を披露! さらに、黒柳に「簡単にできるランプ」の作り方を伝授するはずだったが、思わぬところで手間取り…。5人姉妹の末っ子である中田さんは、姉たちの家でもDIYをしていると明かす。 
 http://www.tv-asahi.co.jp/tetsuko/guest/bn/20170612.html
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 |2018(平成30)年 6月12日(火) 恩賜上野動物園園長:福田豊 飼育員:齋藤圭史|
 └─―――――――――――――――――――――――――――――――――┘※解説放送 「シャンシャン1歳を祝して貴重VTR公開」
上野動物園に赤ちゃんパンダ・シャンシャンが生まれて1年。今日は、1歳の誕生日を記念して動物園園長と飼育スタッフが、貴重なパンダ秘話を明かす。誕生した瞬間の感動や、飼育の苦労話など、普段は知り得ない裏話に黒柳は興味津々。今日は特別公開の秘蔵映像も交え、シャンシャンの可愛い映像と写真が満載。パンダ好きにはたまらない放送になること間違いなし! 
 http://www.tv-asahi.co.jp/tetsuko/guest/bn/20180612.html
 ■放送休止■http://kakaku.com/tv/channel=10/programID=655/episodeID=1167813
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 |2019(令和元)年06月12日(水) 土井善晴&娘 光|※解説放送
 └─――――――――――――――――――――┘「料理研究家「絶品&簡単な味噌汁」と愛娘」
☆書籍「土井善晴の素材のレシピ」発行:テレビ朝日
 http://www.tv-asahi.co.jp/tetsuko/guest/bn/20190612.html
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 ┃ 『徹子の部屋』 ┃(月)曜日~(金)曜日
 ┗━━━━━━━━━┛午後13:00~13:30放送
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 |2020(令和二)年06月12日(金) 坂本冬美 |
 └─―――――――――――――――――┘「コロナ禍で「ひとりコンサート」を…」
 http://www.tv-asahi.co.jp/tetsuko/guest/bn/20200612.html
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 |2023(令和五)年06月12日(月) 山本譲二 |
 └─―――――――――――――――――┘「認知症の末…2年前に逝った母への想い」
 ☆著書『いつか倖せ来るじゃないか』発売:KADOKAWA
 https://www.tv-asahi.co.jp/tetsuko/guest/bn/20230612.html
 https://ja.wikipedia.org/wiki/徹子の部屋

 認知症の大山のぶ代、肉声公開「頑張ります」親友・徹子涙ぐむ
‡2015(平成27)年06月12日(金)12時8分『スポニチアネックス』配信 
 「ドラえもん」の声で知られる大山のぶ代(81)の認知症を5月13日(水)のラジオ番組で公表した夫で俳優の砂川啓介(78)が12日(金)放送のテレビ朝日「徹子の部屋」(月~金曜正午)に出演。50年来の親友・黒柳徹子(81)はテレビを見ているという大山に向かって「一緒にごはん食べに行きましょう」と呼び掛けた。また、砂川は「預かってきているものがあります」と大山のボイスメッセージを披露した。徹子と大山は1960年にスタートしたNHK人形劇「ブーフーウー」で声優として共演以来、55年に及ぶ親交がある。番組序盤、徹子が砂川に「あなたがここに出ていらっしゃることは、大山さんはテレビで見ていて分かる?」と尋ねると、砂川は「分かるでしょうけど、すぐ忘れちゃいますね」と返答。徹子はカメラに向かって「大山さん、大山さん、黒柳徹子ですけど。覚えてる?一緒にごはん食べに行きましょう。(私の)芝居は終わっちゃったけど、今度また(友達と)一緒に見に来てくださいね。楽しみにしていますからね」と呼び掛けた。番組終盤、砂川が「預かってきているものがありまして。僕はまだ聞いていないんですけど、黒柳さんにメッセージが。今の声ですよ」とサプライズで大山の肉声を公開した。大山は徹子に対して「チャック(徹子の愛称)、ペコ(自身の愛称)です。お久しぶりです。お元気ですか?啓介さんに(徹子から)ファクスが届いて、ありがとうございます。また番組に啓介さんが出ることになって、よろしくお願いいたします。私も頑張りますから。またね。じゃ、ありがとう」と元気な声で呼び掛けた。「何が驚いたって、私の何倍も何倍も記憶力がよくて、おもしろいことを次々に発見する彼女がね、自分で何もできなくなったなんてことが信じられないという思いがしてね。本当に悲しかった。あなたが(大山の認知症を)発表なさった時ね…」。徹子は声を詰まらせ、涙ぐんだ。大山は2008年に脳梗塞を発症。約2年前に認知症と判明した。砂川や周囲は脳梗塞の後遺症だと思っていたという。生活のサポートもしている大山の女性マネジャーは「2分前のことを忘れる。料理や入浴は肉体的にできないというよりも、事故などがあるといけないので介助しています」と説明。ただ会話に不自由はないといい「砂川さんの歌に合わせて一緒に歌ったり、元気に明るく生活しています」と話した。5月15日(金)に会見した砂川は、大山の近況について「今話したことを覚えていない」などと報告。自宅でアニメ「ドラえもん」を見ているというが、自身がドラえもんの声を務めていたことは「覚えているのかどうか、分からない」。当時の記憶については「ないようだ」と寂しそうに語った。
【写真】6年前の大山のぶ代。脳梗塞から「予想外の早さで回復」と話していた
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 ┃沖 雅也┃
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‡1952(昭和27)年06月12日(木) 生誕
 1983(昭和58)年06月28日(火) 逝去(満31歳没)
『13時ショー』という『徹子の部屋』の前身ともいえる番組にもご出演。心理学者の浅野三郎氏が「アイドル診察室」と銘打って、黒柳徹子さんと歌のゲストの小山ルミさん、橘まゆみさんに沖さんの第一印象をきき、そこから分析した。沖さんのデビュー作「純潔」で共演している小山ルミさんは
小山「すごく野性的な感じですよね。で、なんか女性には非情に冷たいような感じもするんですけれどもね、意外と出るとこに出ると非常に礼儀をわきまえていて、優しいような気もします。複雑ですね(笑)」
浅野「非常に美男子でね、それでも冷たいわけですね」
小山「そうですね(笑)」
橘「私は今お会いするの初めてなんですけど、とっても優しそうな方だなあと思って、私のお兄さんになっていただけたらなんて思うんですけどね」
浅野「ああ、お兄さんに。そうすると、好きですね」
橘「(笑って)そうですね」
浅野「どういうところが」
橘「やっぱり、うーん、優しそうだし、男らしい方だなあって思います」
浅野「優しくて男らしい。ああ、そうですか。今、小山さんと橘さんはこのように沖さんについて、そういう第一印象をお持ちのようですね。では、黒柳さんに。人間を見抜く力がかなりあると、そういう風に私は思っているので」
黒柳「私ね、今日本当に初めてお目にかかるんですけども、今コマーシャルの時に赤ちゃんが泣いたら、あっちの方みてとても優しい顔していらしたんで、優しいとこがおありなんだけど、人から優しいって言われると急にちょっとそれが照れた形になって冷酷みたいな目つきになって、そんなとこないですか?」
沖「そうですね、ありますね」
とぶっきらぼうな答え。明らかにご機嫌ななめの日だ。黒柳さんのツッコミが入る。
黒柳「ああ、お声はそういうお声なんですか」
沖「そうです(笑)。ちょっと風邪ひいてましてね、鼻にかかってます」
黒柳「ああ、そうなんですか。そしてかなり思索的というか、かなりお考えになるタイプの方だと思いますけれど、逆に言うとちょっと笑うところがカワイイというよりも、むしろ世慣れたおじさんのような、そういうところもあるようにお見受けするんですが」
浅野「作り笑いですか」
黒柳「いいえ、そうじゃなくて世の中よくわかっていらっしゃるという、なんというんですか、よく若い方に似つかわしくない、こう豪胆な笑い方ですね」
沖「ああ、そうですか(笑)」
黒柳「そんな笑い方が、ちょっと世慣れたような、そんな感じが私するんですが、でも、照れ屋でいらっしゃるんじゃないですか」
写真家の光本さん「僕は男の人の写真撮るの好きなんですがね、この方はそうですね、男らしく撮るのにとっても苦労する人だと思いますね。ひとつは鼻の形が良すぎること、それから唇が女風に見えること。ですから、さっき歌手の方がみなさん男らしいとおっしゃってましたけどね、僕の目には大変女性的に見える。それから、多分神経質な人だから、カメラを15分以上向けてると、とてつもないことを急に始める人なんじゃないかと思いますね。とっても神経質な人じゃないでしょうかね」
ここから沖さんに質問が始まる。
黒柳「『必殺仕置人』やっていらして、棺桶屋さん。あの性格とあなた自身はどんなところが似てるとお思いになりますか」
沖「そうですね、一人でいることが好きだっていうところじゃないですか」
司会「大変神経質な方でしょ」
沖「そうです。だから夜一人でないと寝られないです。だから女房もらっても、女房は別の部屋で寝ないとだめですね。いると心配します」
司会「それではどうでしょう、沖さん自分の性格をちょっと述べていただけますか。私はこういう人間なんだということをね」
沖「えーとね、意外とね、人がいいとこあンですよ。それで乗っけられてね、あー、あいつがいいとかで乗っかっちゃって、よーしなんていうところがあってね、そういう程度ですけどね」
黒柳「俳優さんの方はね、よくそういう性格の方がね、またそれが良さでもあるんですけれど、学生時代は女の方にモテましたか」
沖「モテました」(即答)
黒柳「ああ、同級生に意地悪なんかするとか、そういうことは」
沖「うーん、ほとんどないですね」
黒柳「イタズラなんかは」
沖「イタズラはないですね」
黒柳「はあ・・成績・・私がどうしてこんなに一人で質問ばなりして」
ここから愛情診察室。
司会「私の診察は心理学から入りまして。沖さんはやはり内気で、はにかみやで、臆病で、ですけれど内面的に非常に燃えてるものがあってですね。それから性格的に非常に個性的で、もう現在でも皆さんよくご存知の沖雅也さんの人間像というのは、そういう風に診察するんです。そこで、愛情診察室の沖雅也さんの、これ全部青に出てるところが百点です。そして今性格から行きますと、性格、私、大変個性的で、他にあまり類を見ない、沖さんのような方がいないという意味で、百点をつけます。ところが欲望はまだ八十ぐらいのところで、十分欲望は動いていないと。そして、遊びもどうなんでしょうか、まだその思うように遊びも行ってない。同じように、従って幸福度は、欲望、遊びよりも少し低い方へ。まあともかく、沖さんの診察は完全に性格が特徴だと、しかも非常に個性的だと、そういう診察をいたします」
ここで「あなたさまに一番ふさわしい方」という女性のモンタージュ写真が出る。司会「沖さんの性格から、相手の女性は非常に円満な方をイメージして浮かべますと、顔全体はやや逆三角形、そして目は大きく、鼻はだんご鼻です。」
黒柳「あら、だんご鼻なんですか」
司会「はい、円満そうなところを」
モンタージュが出来上がりつつある。
黒柳「こんなんでいいんですか」
司会「口も大きく」
黒柳「ちょっとこれは鼻と口が異常に大きくありません?口なんかもうちょっとちっちゃくちゃいけないんですか、先生」
もう少し小さめの口が出る。
黒柳「ああ、何か可愛い感じになった。今新しくなったのは、どなたの口で」
鈴木「これは今、メキメキ売り出し中の桜田淳子さんです」
黒柳「先ほどの、ちょっと大きめの口は」
鈴木「青山ミチさん」
事情がわかった今、このお名前に沖さんがどのような表情をしたか、気になるところだ。
黒柳「鼻はちなみに、今はどの方が入っていますか」
鈴木「これはね、天地真理さん」
黒柳「目は?ついでに」
鈴木「目は森昌子さん」
黒柳「顔の輪郭は」
鈴木「だいたいお分かりになると思いますが、南沙織さんです」
黒柳「当代若手美人を集めると、こういう風な・・」
司会「そうですね」
黒柳「これが一応、沖さんの理想の女性の顔っていうんですか」
司会「ひどく不満そうな顔してるなぁ」
黒柳「どこのところが気に入らないか、ちょっとおっしゃっていただけませんか」
沖「全部、気に入らないです」
黒柳「じゃあ、あなたはどういう人が気に入るんですか」
沖「動物的な女の人がいいですね。豹みたいな」
司会「ヒ、ヒョウですか?」
沖「そうですね」
黒柳「そうすると、逆三角形っていうのは、ちょっと豹に似ているところがなきにしもあらず(笑)」
司会「まあ、非常に円満な・・・小山さんさっき冷たいとおっしゃったように、非常に内面が燃えて、非常に内気ではにかみ屋ですからね、安心して沖さんをですね、お互い愛し合えるような、そういう女性を描いたんですが、ダメですかね」
黒柳「そうすればうまく行くということなんですか、先生」
司会「そうです」
黒柳「(なだめるように)そうすればうまく行くということで、ご参考に。でもあなたはもう、豹のような方がいいというのはよくわかったんですけど、この顔のね、アナタが好むと好まざるとにかかわらず、この美人・・・」
司会「やや押し売りじゃないですか?」
黒柳「相性の合う声はこういう・・鈴木さんお願いします」
道路交通情報のような女性の声が流れる。
『私があなたの理想の女性として選ばれました。でも、あなたが私を探そうとしても、私は地球上にはいません。だって私はモンタージュ写真と音声合成装置が作った女ですもの。よろしくね』
黒柳「どうですか、この声は」
沖「(小さな声で)気に入らないですね・・・」
司会「気に入らないんですか」
黒柳「あなたは何でも気に入らないんですね。でも、とても野性的で、しかも言ってる内容なんか、探したってみつかりませんよなんて、そんな女の人はそれじゃ?だめですか?」
司会「気に入らないとくことをとてもよく表わしている。こういう風に個性的」
黒柳「人から押し付けられるのが嫌いという、そういうことですか」
司会「はい。結論ですね」
黒柳「それじゃあこれからも頑張って、素晴らしい方とお会いになることを祈っています」
 http://www.geocities.jp/forevermasaya/13jishow.html
 http://ja.wikipedia.org/wiki/沖雅也
 http://ja.wikipedia.org/wiki/俺たちは天使だ!
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 ┃ 『徹子の部屋』 ┃(月)曜日~(金)曜日
 ┗━━━━━━━━━┛午後1:20~1:55放送
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 |2002(平成14)年 6月12日(水) 柳家小三治 |第回
 └─――――――――――――――――――┘
※本日は亡くなられた柳家小さんさんの追悼特集です。小さんさんの回想VTRと小三治さんの話が交互に放送されました。
黒柳「どうもよくいらっしゃいました」
小三治≪どうも≫
「柳家小さんさんはこの番組に奥様と一緒に出てくださったり奥様の追悼も含めて全部で6回出てくださってるんです。その度にいろいろな話をしてくださったんですけども師匠としての小さんさんはどういう方?」
≪うーーん。それが一番困る質問なんですけども・・・裏表の無いというんですか。裏表の無いという点であんなに裏表の無い人は居ませんねえ。誰だって口ではこう言ってるけども腹の中ではこうとか、別に人をおとしめると言うんではないんですけども人は生きてる内はカラクリを使いますよね。それがまるっきり無い。正直そのものっていうか、なんって言うんでしょうかね、策略計略そういうものが無い≫
「謀略」
≪謀略ねえ。本当に剣一筋って言うか話よりも剣のほうが好きだったですから。剣道の方にあるでしょ”心正しからざるものは、剣正しからざる”って色々ありますよね。その通りで。えーー上に何とかがつく正直者。≫
「さっきご自分でもおっしゃってましたよね”芸は人なり”でその人のものが全部出るんだから。」
≪私でも言うんですよ師匠に言われた受け売りじゃないですけども。私の師匠だって結局は先代の小さんから受け継いできた考えなんですけども先代の小さんよりも弟子よりもその教えを守り通してきたって言うのは1人だけじゃないでしょうか≫
「そしてお上さんという方が竹を割ったという方ですが本当にお上さんのことを気に入ってらしたんですよね」
※小さんさんと奥様が2人で徹子の部屋に出演された時の写真が登場
≪ああ本当だ≫
「懐かしいですね」
≪懐かしいねえーこりゃ~(笑)≫
「それでねえかなりの事をおっしゃってもニコニコ笑ってねえ。」
※小さん師匠が奥様にきつい言葉をかける
≪今でいうとああいうお上さんのことを言うと”受け入れてた”って言うんでしょうか。つまり我慢じゃないんだな許してたって言うか≫
「へへへと笑ってらして」
≪それでね今どういう気持ちで笑ったんですかって言っても自分の心を分析したりとか・・・そういう深さと言っちゃ申し訳ないけどもそういうことは一切考えない。感じない。その時の感覚かなあ~。う~ん≫
「正直な」
≪だから人の心の細やかさとか分かんないんじゃないかという時もありますよ。そういうことは語らないですからね。女の人の話なんかはめったにした事は無いんですけども女心を分かってやるにはとか考えたことは無いね。≫
「どういうタイプの女の人が好きですか?とか言ってもね」
≪こういうのが好きっていうだけでね、どうしてといわれてもね好きなものは好きで嫌いなものは嫌いなんだよって。≫
「いきなりお上さんに会って結婚になったからずっと」
≪お上さんのほうが年上でしたからね。お上さんのほうが惚れて引きずり込んだわけですからね。引きずり込まれて面食らってとっても喜んじゃってずっと一緒にいたんですね。そういうお上さんも好きだったしそういう自分(※小さん師匠の事)も好きだったんじゃないのかな≫
※小さん師匠の奥様は師匠よりも先にお亡くなりになった
「(奥さんが黒柳さんに)「この人ったら本当に朝帰りするんだよ」ってしょっちゅうおっしゃってたんですよ。そして師匠この頃どうなんですか朝帰りはどうなんですか?って(奥様が)亡くなった後に聞いたら「張り合いが無くてこのごろ早くお家に帰っちゃってね」って。こんなんだったら生きてるうちに早く帰ってやったらよかったっておっしゃってましたけどね。きっとそういうかただったんでしょうねなんとなく。さあこれからこちらにいらした時のVTRを見ていただきますけども途中で私が「丸い顔でお生まれになったですよね」って言いますけどね別に驚かないでね。続けさまに言ってるんでね」
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1986年5月8日の放送
黒柳「お上さんがお亡くなりになってからこちらの番組でも追悼してからもう8年」
小さん≪そう、8年目ですね≫
「寂しい気持ちは?」
≪そうねえ寂しいと言えば寂しくないといえばうそになるけどね。≫
「あのお上さんの声が聞こえないと言うのがね」
≪そうですね≫
「お上さんは師匠の事をすごいお名前で呼んでらしたのね」
≪”おい”って呼んでました。”モリコウ”って呼んでましたしね。≫
「本名が”モリオ”さんと言うから”コリコウ”」
≪そう≫
「ご気分のいい時が”モリオ”って言う時も」
≪大体が”オイ”ですよ(笑)≫
「普通は逆ですよね。ご主人が奥様を”おい”と言う事が多いですけども奥様が”おい”と。それで師匠は奥様をなんて呼んでらしたの?」
≪やっぱし同じでしょうね名前なんて呼んだ事無いですよ。≫
「”おい””おい”でね。素敵な方で私大好きでしたけども。師匠の頭の丸いのを朝起きてキョウコさんが黙ってタバコを吸いながら師匠が後ろを向いて新聞なんかを読んでらっしゃると後ろから見ながら”あの丸い頭を何回見られるんだろうな~”って思うと人生って大切なのよねっておっしゃったのがとっても心に残っていてね。でもお鍋のふたが生まれたのかってお母さまが思われたのって本当なんですか?」
≪なんかお袋がそう言ってました。真ん丸いのが出てきたんでね驚いたって。≫
「生まれた時からそんなに丸いのでいらしたんですか(笑)?」
≪丸い顔でしたよ。ずーっとね。≫
「本当に丸くていいお顔ですよね。落語家でお話になる時はいいんじゃないですか?」
≪いいですよ百面相っていうのは長い顔はダメなんですよ。まあるい顔は長い顔にもなるしね≫
黒柳「柳家小さん師匠がちょうど2・26事件の時にちょうどその中にいらしたということはみなさんご存知だと思いますし、私もお話を伺ったように思ったんですけどもよく考えたらそのお話を伺ってないと思ってそのお話を。ちょうど師匠が2・26で機関銃を引っ張って歩いてらっしゃる時に失恋して、当時お上さんとは会ってらっしゃらないんですけどもね。お上さんから聞くと私は失恋してワーワー泣いてたって。2・26って知ってるかって聞いたら「そんなこと知るかえ。私はあの時泣いてた」っていうのが印象に強くてですねあまり詳しく聞いてなかったんですけどもまず軍隊にお入りになったところから」
※小さん師匠が2・26事件に1兵士として知らない内に参加してしまった時に後の奥様は失恋をして泣いていて2・26事件どころではなかった
小さん≪軍隊は昭和10年兵でね、私は昭和11年の1月10日に麻布3連隊に入隊したわけですよね。それで重機関銃隊。それで事件が2月26日でしょ。1月ちょっとしか経ってないんです。で井の頭公園に行軍の練習があったんですよ。(練習が)前の日にあったんですよ25日かな。で寝てるとね不寝番が起こして周るんですよ。それで班長が入ってきてこれから出動すると。俺が指名した者はイッソウヨウの服を着て整列しろと。よそ行きの服なんですよ。戦争行く時とか、儀式の時に着る服。一番いい服なんですよ。それでこれから出動するけども少しぐらいの負傷でひるむようなことがあっちゃいけないという勇猛果敢に行動しろと言う班長の訓示があってね。う?と思ったけどもまだ分からない≫
「寝てらっしゃる場合は麻布なんですか?」
≪そうです≫
「じゃあ前の日に井の頭に移動させられてみんながくたびれて寝てるって感じなんですか」
≪そうですよ。それで井の頭でみんなで駄菓子屋へ行って大福とか買って食べたんで2年兵に総ビンタくらったんですよ。それで涙ながら床に入って少したって揺り起こされたっていうやつ。裏庭に集合するって言うんでそれで野中大尉の指揮下に入ったわけ。≫
※当時小さん師匠は1年兵。兵隊になって1年目。
「あの2・26にでてくる野中大尉?」
≪ええ、そうです。≫
「あの方がいらしたんですか?」
≪そうですよ。人員を点検しろって静かにね班長が点検して。ではこれから出動するってみんな白襷でね。将校なんかはね≫
「すごいですね」
≪それでずっと営門を出ちゃう。それで今の防衛庁、あそこが歩兵一連隊だね。ずっと降りて六本木の方に向かって≫
「溜め池の方ですよね」
≪で2年兵に聞いてみた「これはなんなんですか?」って。そしたら「俺もよくわからねえ」って「偉い人を襲撃する奴がいるからそれを警備に行くらしい」って。「そうですか」って。警視庁を取り巻いて裏門に重機関銃を据えてそれに弾を入れていつでも撃てるようにしとけと。≫
「まだ(軍隊に)お入りになったばかりなのに」
≪こっちは夢中だからねわかりゃしねえ。前にも予行演習やってたんですよ襲撃の。また演習やりにきたのかなってのんびり煙草ふかして見てた。すると野中大尉が「1個小隊は警視庁の屋上を占領!!突っ込め」って言ってみんなでワーって突っ込んでいった。みんな驚くよ。本物になっちゃった≫
「師匠は機関銃をそっちの方に向けて」
≪いつでも撃てるようにして。でもそういう具合だからガタガタはなくて≫
「そのうち雪が降ってきて」
≪その時は雪は降ってなくて夜に降ってきたのね。大雪。その辺を警備して人も車も入れないようにしてね。なにしろね警視庁にいる間は分からなかった、何をしてるのかね。≫
**************************************
黒柳「ちょっとこのあとお話が長くなるんですがこれが2・26だったんですけども、その後にみんな1箇所に集められて野中大尉が「俺に命を預けてくれ」とおっしゃったんだけども、みんななんかね預ける気配も無かったんですって。そしたらね飲み物も食べるものも無いから「お前落語やれ」って言われてやったんだけどもみんな笑わなくてあれほど辛い事も無かったんですって。そこにお腹がすいてるなと思ったら親子どんぶりが1つ来たんですよ。60人で1つ食べろといわれて(笑)食べて散開したっていうお話をされてるんですけども」
小三治≪そうですか。私は今の画面を見てましたけども、その話はともかくあの表情や・・・・・・・話し方から・・・・・亡くなったのかなってまだ疑ってるって言うかピンとこないというか。それが正直な気持ちですね。亡くなったって本当に思ったら涙止まんなくなっちゃうよね。話は面白いんだけどもこれを見てる視聴者の方はそれを聞いてらっしゃるんだろうけども私はそこを通してのこれまでのいろんな幻燈のようなたくさんチラついてきて辛いって言うんじゃないんだけども本当に居なくなったみたいだなって、でも生きてるじゃないって思ったり。あの親が亡くなった時に両親が亡くなった時に「ああーこれで俺は1人で生きていくんだなって」思ったんですよ。まさか師匠が亡くなった時にそういう気持ちになるとは思いませんでした。やっぱり親かある意味では親以上だったんだなーって。俺1人になったなあってあの時感じました。まだ何日も経ってないからどうなっていくかますます分かりませんけどほんといってピンとこないですね≫
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1994年6月13日
黒柳「威勢のいいお上さんが亡くなって今年でもう16年月日のたつのは早いものだとビックリしておりますけどもただうれしいことは小さい方のお孫さんが今度真打におなりになって史上最年少だそうです。大きい方のお孫さんがモーリス・ベジャールという世界でも最高峰のクラッシックバレエ団にお入りになって男の方ですけどもダンスをやっていらっしゃると。それもベジャールをご覧になった時にどうせやんならああいうのがいいねっておっしゃったらその通りになすったというお孫さんで。柳家小さんさんが今日のゲストです。あの男の方だからこういうの覚えてらっしゃらないかもしれませんけどもこの着物はおかみさんが」
小さん≪そうですね≫
「最初師匠と一緒に出てくださった時に「今日は徹子ちゃんのとこに行くから新調していくよ。これ新調だよ」っておっしゃったんですよね。それでその後にお亡くなりになってお嬢様が形見とおっしゃってくださったんですね。その後(小さん師匠が)何回もおいでくださったんですけども割と近かったもんで私も悲しい気持ちがしましたけどもこれだけ時間がたって出ていただけたんで。おかみさん見てくださってると「おかみさん着てきましたよ」。これは普通のお着物に見えますがつむぎのような上等な。お嬢様にもよろしくお伝えください」
≪どうも≫
「モーリス・ベジャールという世界最高峰のバレー団をご覧になって」
≪見てて素人でもわかるんですよ。見てて面白い。娘にも勧めて≫
※家族写真登場
「お嬢さんのお孫さんなんですよね。左側にいらっしゃるお孫さんが今度真打になる」
≪娘がね親の方が生まれるとこれはすぐに噺家だって決めてたん。≫
「どういうんですよね不思議ですよね」
≪よくしゃべるんですよ。子供の頃から人を笑わせるような事が好きで≫
「お名前が花緑(かろく)さんと。」
≪ええ≫
「ベジャールに入ったお兄ちゃんを見たときにお嬢さんは落語家にしようとは思わなかったんですよね」
≪ええつまりね暴れる事が好きだったんですよ。こんなに暴れる事が好きなんだったらバレエでもやらしたらいいって(笑)≫
「(花緑さんについて)でも小さんの孫だから(真打になるのが)早いんだろうって言われるのはおいやでしょう?」
≪いやいや方々で言われたっていいんだって。事実そうなんだから。だからそれをきっかけにして誰でもみんなそういうチャンスがあるんですからねそのチャンスに乗れなくちゃダメなんだって。みんなが引っ張ってくれたって当人ががんばって修行しなきゃどうにもなんないって≫
「花緑さんはこのごろお若い方は飽きっぽいのにすごく熱心なんですって?」
≪やり始めたら一生懸命やってるようですね。それでも物足りないからね不勉強だっていうんですけどね(笑)。当人はやってるつもりなんです≫
「同じ高座におでになる時もあるわけ?」
≪あります≫
「気になりますか」
≪ええ、時々袖で聞いてて後で注意してやるんです。≫
「息子さんのサンゴロウさんの時は?」
≪同じですよ。≫
「何もいわない方もいらっしゃいますけどもああしろこうしろっていわれると直しようがありますよね」
≪ですから誰の注意も受けて自分で持って工夫していかなきゃいけないですけどね。≫
「修行というのは落ち着いて寝てるようじゃダメだっておっしゃってるんですって?」
≪昔師匠に言われたんですよ「お前よく寝られるかい?」って。「はい、よく寝られます」っていったらいいねえってよく寝られてねって言った事があるんですよ。何言ってんだと思ったけども自分がそういう所にたって見るとなるほど寝られない。夜中に飛び起きたりね。考えたりね。≫
「常に落語のことを考えてグッスリ寝てられなんか居られないものだって」
≪そうですね。夜中に飛び起きて側に寝てったお袋がどうしたんだって言った事もありますけどね。それぐらいじゃなければだめなんだ≫
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黒柳「暖かい方だったんですね。こうやって拝見していると」
小三治≪まあとっても暖かい人でしたよ。恐い人でしょ?って言われる事もあります。私が初めて会った時は入門する前だったんですけどもその時に目があまりにも澄んでいて綺麗で、他の噺家さんたちはニコニコ笑ってるのに全然笑わないんですよ。ただ目を見ると誰よりも澄んでるんです。目が。≫
「へえ~~」
≪綺麗なんです目が。その向うまで澄んでるように見えるんですねえ。そこに私は惚れたっていう事でしょうかね。噺家らしくはどっちかというと無かったですね、内の師匠の師匠にあたる桂文楽という師匠の方がヨーとかハーとか言ってずっと噺家らしかったですけども噺家というよりも武人というんでしょうか≫
「”心卑しきもの噺家になるべからず”と」
≪はい、それは入った時から言われてました。でもどういうのが心卑しくてどういうのがいやしくないのかっていうのは言わないんです。自分で考えろってある意味で実に放任主義でした。何にも教えてくれないといってもいい≫
「ああそうですか」
≪その代わりほっとかされる恐さというものがありました。何とかしなきゃって弟子はそれぞれもがいたですよ。こうしろって親切丁寧に教えてくれる師匠じゃありませんでした。本当に恐かったですね。ほっとかれたのが一番恐かったですよ。でも顔見るとまあるいでしょ。本当にまあるいですよ(笑み)。前ばかりじゃないんですよ。肩もむんで後ろまあると丸いんですよ。上からのぞくと上の投影図も丸いんですよ(笑)みんな丸いのどっから見ても≫
「でも今年の2月に親子3代で会をおやりになたっていうんですから本当に現役のままと言ってもいい」
≪本当にありがとうございました。みなさんに可愛がっていただいて≫
「私達も本当に楽しませていただきました。(小さんさんにむけて)師匠お上さんにお会いになりましたか。何でこんなに早く来ちゃったんだよって叱られてるかもしれないけども本当にありがとうござました」
≪どうもありがとう≫
 http://www.h4.dion.ne.jp/~giten/cont/guest2002/h14-6-12.html

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