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┃『トットチャンネル~徹子の小さな放送局~』あいさつチャンネル┃
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2003(平成15)年11月22日(土)『放浪記』に出演します
森光子さんの『放浪記』
‡2003(平成15)年12月02日(火)から
2003(平成15)年12月28日(日)まで芸術座に出演しますが、チケットは発売と同時に売り切れで、観てください、とお誘いできないのが残念ですが、元気でやっています。芸術座は なんと 36年ぶりになります 最期に 出たのが つまり 36年前ですが 谷崎潤一郎の 台所太平記で 森光子さんも 越路吹雪さんも 私も みんな 谷崎家のお手伝いさんでした それから わたしは NYに 行ったりして その後 新劇系の ところに 出演していて この 15年くらいは ル・テアートル銀座(もとセゾン劇場)に 毎年 出ています 個人的には 森光子さんとは しじゅうFAXを やりとりする仲なんですが いつか 一緒に 芝居やりたいと 言っていて やっと 今回 実現したのです。林芙美子の 色んな意味で ライバルといった存在の 日夏京子と いう 役です いろいろな方が おやりになっています とても 楽しみに 私らしい 日夏京子を 作るべく お稽古に はげんでいます まわりの皆さんは もう 何年も やっていらっしゃるので わたしだけが 新参者という 感じです でも それが 新鮮でいい と 森さんが おっしゃってくださっているので 安心して でも 緊張して やるべく 資料などもいろいろ 集めて(実在の 人なので。 吊前は 違いますが 真剣に取り組んで います ところで 驚いた事に 切符が 即日完売! いま 切符がなくて いつもだと 何枚か 私の 事務所が獲得しておくのですが 今回は なんとも 手に入らず みんな 困って います で これは 1週間前に 聞いたんですが 知り合いが 銀座の金券ショップに行ったら かべに 12月の放浪記の 千秋楽の 切符あります と かいてあったので 念のためと 思って いくら?と 聞いたら な、な、、なんと 15万円! と 言ったのだそうです なんか それを 聞いたら 申し訳なくて 詐欺師! と言われないような 演技を しないと と 恐縮しています そんなわけで いま 36年ぶりの 芸術座に お久し振り!と 言っているところです ちなみに 来年は 3月と4月に 四国と 中国地方に 芝居の旅で 行きます 芝居は 喜劇キューリー夫人 です フランスの いま 一番売れっ子の 劇作家が モリエール賞など いくつも とった 面白い芝居です ル・テアートルでもやりました ただ このたびは その地域の 演劇鑑賞会 または市民劇場という のの 会員にならないと 見られないのです でも このシステムは アメリカにもない 凄い 演劇を見る良いチャンスの システムなのです 1ヶ月 2千円くらい(場所によって 多少違うようですが)それを 地域の 演鑑か市民劇場に 毎月払って いただきますと 1年に 5回か 6回 東京などからの 選りすぐった芝居が 見られると いう システムなのです テレビとか 映画と 違って 芝居は その場所で みんなが同じ空気を 吸いながら 笑ったり 涙したり出きるのです 俳優の エネルギーに ふれることも 出きるのです 今年の 3月と4月は 神奈川県とか 東北とかを 回りました 今年は 『幸せの背くらべ』と言う芝居で 『キユーリー夫人』と毎年交代で やってます ですから 再来年は 『幸せの背くらべ』と いうわけです いま 私が 必死にご説明してるのは なるたけ 若いかたに そう言うのの 会員になって頂いて 芝居を 好きになって 欲しいからなのです。 少なくとも 私の 出るものは 必ず 見てくださったあとに 元気が出たとか 笑ったとか 感動した とか 言って頂けるものなのです お約束します これは 私 ウソつかない です まあ 放浪記の話から 逸れましたけど 演劇 芝居をぜひ みて 頂きたいという 御願いになりました もよりの 演劇鑑賞会(演鑑) または 市民劇場をたずねて これからさき どういうものが 来るのか 調べてご覧になるのも 面白いと 思います ポスターとか チラシとか あまり 必要無いわけですから 会員の数で ホールを借りて 人数と客席を計算して この町では 何日 と言う風に やるわけです そして 県の中で いくつかの 町とか市をまわるので 装置なども 近くに運搬するわけだし 俳優も 次の町なりに 電車などで 移動と いうことなので 安く見られと 言うわけです もし この システムでなければ とても この お値段では 一ヶ月おきに 質のいい芝居を 見ることは 出来ません 興味があるかたは チャレンジしてみてください ちなみに 来年の四国の旅の まわる 場所を かいて見ます そうすれば ほかの 地域のかたは どのあたりに その 入会する場所があるか 目安になると おもいます いま 聞いてるかぎりですので 多少の変更は あるかもしれませんが まず このような 具合です 来年2004年の 四国と 中国地方です。3月です 鳴門 徳島 阿南市 松山 中村 須崎 高知市 前は 宿毛とか いろいろあったのですが、 そして 尾道 福山 出雲 米子 松江 鳥取 このあと 4月も つずくのですが ノートに 書いてないので スイマセン 次の機会に かいておきます その場所で 何日やるかは 会員の数で 決まると申し上げました。 例えば高知市では 4日間 やります 勿論 一日のところも あります では また ことしも あと少しですが この 1ヶ月を なんとか 充実したものにして 新しい年に はいる!と みんなで 出きるだけの ことを しようでは ございませんか。ちょっとのつもりが このように 長くなりました おしゃべりのひとは メールも FAXも 長い と 相場は 決まっております。うがいを 忘れずに! 手もよく 洗うことも!
http://www.inv.co.jp/~tagawa/totto/message.html
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┃ 『徹子の部屋』 ┃ テレビ朝日
┗━━━━━━━━━┛13:15~13:55
①1976(昭和51)年12月02日(木)北村和夫
②1977(昭和52)年12月02日(金)水野正夫
③1980(昭和55)年12月02日(火)北杜夫
④1981(昭和56)年12月02日(水)沢村貞子
⑤1982(昭和57)年12月02日(木)花柳小菊
⑥1983(昭和58)年12月02日(金)ヨーヨー・マ
⑦1985(昭和60)年12月02日(月)小倉一郎
⑧1986(昭和61)年12月02日(火)菅原謙次
⑨1987(昭和62)年12月02日(水)桜井センリ
⑩1988(昭和63)年12月02日(金)本間一夫
⑪1991(平成三)年12月02日(月)大沢樹生
⑫1992(平成四)年12月02日(水)ジュリー・アンドリュース
⑬1993(平成五)年12月02日(木)蟹瀬誠一
⑭1994(平成六)年12月02日(金)粟津號
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┃ 『徹子の部屋』 ┃ テレビ朝日
┗━━━━━━━━━┛13:55~14:50
⑮1996(平成八)年12月02日(月)草刈民代
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┃ 『徹子の部屋』 ┃ テレビ朝日
┗━━━━━━━━━┛13:20~13:55
⑯1997(平成九)年12月02日(火)本山可久子
⑰1998(平成十)年12月02日(水)赤井英和
http://www.tisen.jp/pukiwiki/?%C5%B0%BB%D2%A4%CE%C9%F4%B2%B0%A1%CA1976%A1%CB
┏━━━━━━━━━┓ tv asahi
┃ 『徹子の部屋』 ┃(月)曜日~(金)曜日
┗━━━━━━━━━┛午後1:20~1:55放送
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|2002(平成14)年12月 2日(月) 倉本 聰 |第回
└─―――――――――――――――――┘
http://www.h4.dion.ne.jp/~giten/cont/guest2002/h14-12-2.html
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|2008(平成20)年12月 2日(火) ザ・ニュースペーパー |第回
└─―――――――――――――――――――――――┘「マル秘爆笑コントで政界風刺ニセ首相も」政治・事件・犯罪などの時事ネタを取り上げ、それを笑いのエンターテイメントに変える社会派風刺コント集団ザ・ニュースペーパー。昨年に引き続き今年も彼らに2008年をコント形式で振り返ってもらう。スタジオには麻生首相・福田前首相・小泉元首相という豪華3首相が登場。そして海外からのゲストも登場!アメリカの次期大統領のあの方まで登場しワールドワイドな展開に。番組は「徹子の部屋」ではなく「朝まで生テレビ」のような白熱した討論番組に変身?
番組中に紹介した本:『ザ・ニュースペーパー時代を笑え!』発行元:グラフ社 2008年12月16日発売 1,333円 CD:『ニュースペーパー!一発逆転/青空』テイチクレコードより発売中 1200円(税込み)DVD:『ザ・ニュースペーパー ワールド・ワイド・ワイドニュース』キングレコートより12月10日発売 3990円(税込み)ザ・ニュースペーパー12月公演 12月16日(火)~21日(日)銀座博品館劇場 チケットは完売しています。今後の舞台お問合せ:(株)TNPカンパニー 03-5318-3449
http://www.tv-asahi.co.jp/tetsuko/back2000/html/081202.html
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|2009(平成21)年12月 2日(水) 野村 克 |第回
└─―――――――――――――――――┘「負けて帰ると妻のボヤキ!?」東北楽天ゴールデンイーグルス前監督の野村克也さんを迎え、監督を退任した現在の心境を聞く。現役時代の“ささやき戦術”から、監督時代の“ぼやき”まで、今だから明かせる秘話とは?現役を引退した1980年に初出演した「徹子の部屋」の貴重映像も公開!29年前の懐かしい映像に野村さんの顔もほころぶ。妻・沙知代さんとの“刺激的”な生活に話が及ぶと…。
☆映画「カールじいさんの空飛ぶ家」配給:ウォルト ディズニー スタジオ モーション ピクチャーズ ジャパン 12月5日(土)全国ロードショー
http://www.tv-asahi.co.jp/tetsuko/back2000/html/091202.html
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|2010(平成22)年12月 2日(木) 磯田 道史 |第回
└─――――――――――――――――――┘「家計簿に見る江戸武士のお財布事情」江戸時代に生きた武家の「家計簿」を発掘し、興味深い実態を明らかにした歴史家・磯田道史さん。研究によれば武士の対面を保つために様々な行事や儀式に多額の料金がかかり下級武士はかなり困窮していた。借金返済のため、家財道具一式や弁当箱に至るまで売り払い家を破産から守っていたとか。江戸時代の「家計簿」も公開する。
<紹介した磯田さんの著書>『武士の家計簿「加賀藩御算用者」の幕末維新』新潮新書より発売中 定価:714円(税込)
<紹介した磯田さん原作の映画>『武士の家計簿』12月4日(土)より全国ロードショー
http://www.tv-asahi.co.jp/tetsuko/back2000/html/101202.html
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|2011(平成23)年12月 2日(金) 渡辺美佐子 |第9116回
└─――――――――――――――――――┘「おひさまの祖母が語る戦争秘話」連続テレビ小説『おひさま』でヒロインの祖母を好演した渡辺美佐子さんを迎える。役柄の子爵夫人を演じるにあたり、衣装は自らデザインし、髪型は母親がしていたものを参考にしたと役作りへのこだわりを明かす。渡辺さんは昭和20年に小学校を卒業したが、戦争中のため卒業式も卒業証書もなかった。そんな渡辺さんが初めて明かす戦争秘話は…
☆映画『しあわせのパン』2012年1月21日(土)北海道先行ロードショー 1月28日(土)全国ロードショー 渋谷シネクイント、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか
http://www.tv-asahi.co.jp/tetsuko/back2000/html/111202.html
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|2013(平成25)年12月 2日(月) 草野 仁 |第9625回
└─――――――――――――――――――┘「東大卒“肉体派司会者”のルーツは…」69歳の今も強靭な肉体を誇る、人気司会者の草野仁さんを迎える。柔らかい物腰と喋り口に加え、東大を優秀な成績で卒業という驚くべき頭脳を持つ草野さん。少年時代は全く勉強をしない子どもだったが、父の教育が功を奏して見事な“変身”を遂げたという。今日は、草野さんの思いがけない武勇伝や、初恋の思い出話が次々と明かされる。
☆番組内で紹介された書籍 小学館新書「話す力」 定価:777円
http://www.tv-asahi.co.jp/tetsuko/html/131202.html
┏━━━━━━━━━┓ tv asahi
┃ 『徹子の部屋』 ┃(月)曜日~(金)曜日
┗━━━━━━━━━┛午後12:00~12:30放送
┌─――――――――――――――――┐ひとと よう
|2014(平成26)年12月 2日(火) 一青窈 |第9854回 ※解説放送
└─――――――――――――――――┘「亡き両親が遺した「封印された箱」♪もらい泣き♪ハナミズキ♪など独特な歌詞で幅広い世代のファンを魅了する、歌手で作詞家の一青窈さんが初登場。台湾の大財閥の跡取りである父と日本人の母との間に生まれた一青さん。小学生の時に父を、高校生の時に母を亡くした過去も持つ。母の死から時を経て、「封印された箱」が見つかった。そこに遺された手紙や日記に刻まれた母の想いとは…。
☆番組内で紹介されたCD「私重奏」発売:ユニバーサルミュージック 初回限定盤(+DVD)定価:3700円+税 通常盤 定価:3000円+税
http://www.tv-asahi.co.jp/tetsuko/guest/bn/20141202.html
┌─――――――――――――――――――┐
|2015(平成27)年12月 2日(水) 三浦雄一郎 |第10134回
└─――――――――――――――――――┘「エベレスト登頂から2年…83歳の野望は?」現在83歳、冒険家でプロスキーヤーの三浦雄一郎さんを迎える。世界最高齢の80歳でエベレスト登頂に成功し、世間を驚かせたのは2年前のこと。その後、食べ過ぎや運動不足がたたり、何と20kgも太ってしまったのだとか。そんな三浦さんは85歳での達成を目指す目標に向かい、スタートを切ったという。独自に確立した“攻めの健康法”をVTRで公開し意気込みを語る。
http://www.tv-asahi.co.jp/tetsuko/guest/bn/20151202.html
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|2016(平成28)年12月 2日(金) 中畑清 |「亡き妻への想いと驚きの長嶋秘話を…」
└─――――――――――――――――┘
http://www.tv-asahi.co.jp/tetsuko/guest/bn/20161202.html
┌─――――――――――――――――――┐
|2019(令和元)年12月02日(月) あおい輝彦 |
└─――――――――――――――――――┘「芸能界の兄貴を亡くし…」
http://www.tv-asahi.co.jp/tetsuko/guest/bn/20191202.html
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┃ 『徹子の部屋』 ┃(月)曜日~(金)曜日
┗━━━━━━━━━┛午後13:00~13:30放送
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|2020(令和二)年12月02日(水) 森公美子 |
└─―――――――――――――――――┘「涙・・・87歳ユニークな母との最期」※解説放送
http://www.tv-asahi.co.jp/tetsuko/guest/bn/20201202.html
┌─――――――――――――┐
|2021(令和二)年12月02日(木)|
| 奥田瑛二&安藤桃子|
└─――――――――――――┘「孫娘を溺愛!父の変貌ぶりに長女は…」
http://www.tv-asahi.co.jp/tetsuko/guest/bn/20211202.html
┌─―――――――――――――――――┐
|2022(令和四)年12月02日(金) 森尾由美 |
└─―――――――――――――――――┘「“別居婚”で30年…初孫が誕生するも」
http://www.tv-asahi.co.jp/tetsuko/guest/bn/20221202.html
┌─―――――――――――――――――┐
|2024(令和六)年12月02日(月) 丘みどり |
└─―――――――――――――――――┘「47歳で逝った母の親心に‥」
☆「おちか奮闘記」1月2日(木)~26日(日) 三越劇場
https://www.tv-asahi.co.jp/tetsuko/guest/bn/20241202.html
https://ja.wikipedia.org/wiki/徹子の部屋
☆徹子の部屋 コンサート 2019
■東京公演 2019(令和元)年11月27日 (水) 東京国際フォーラム ホールA
■大阪公演 2019(令和元)年12月01日(日)フェスティバルホール
http://www.tv-asahi.co.jp/tetsuko/guest/bn/20190723.html
☆「徹子の部屋コンサート」
【東京】2018(平成30)年11月30日(金)18:00 東京国際フォーラム ホールA
ゲスト:加山雄三 クミコ 鈴木雅之 南こうせつ 八神純子 山本リンダ
【大阪】2018(平成30)年12月2日(日)17:00 フェスティバルホール
ゲスト:加山雄三 クミコ 南こうせつ 八神純子 山本リンダ
http://www.tv-asahi.co.jp/tetsuko/guest/bn/20180611.html
☆「徹子の部屋コンサート」
【東京】2018(平成30)年11月30日(金)開演:18:00
会場:東京国際フォーラム ホールA
ゲスト:加山雄三、クミコ、鈴木雅之、南こうせつ、八神純子、山本リンダ
【大阪】2018(平成30)年12月2日(日)開演:17:00
会場:フェスティバルホール
ゲスト:加山雄三、クミコ、南こうせつ、八神純子、山本リンダ
http://www.tv-asahi.co.jp/tetsuko/guest/bn/20180720.html
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┃ 『徹子の部屋』 ┃(月)曜日~(金)曜日
┗━━━━━━━━━┛午後1:20~1:55放送
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|2002(平成14)年12月 2日(月) 倉本 聰 |第回
└─―――――――――――――――――┘
黒柳「まあしばらくでございました
倉本≪ご無沙汰でした
「21年間北の国からを続けになってまあこの間で一応終わったということになっているんですけども、今どんなお気持ちなんでしょうか?みんな同じ質問だと思うんだけども
≪やっぱりねぇ21年間も僕が書いたか実際に書いていたのは23年間なんですよ。その前に2年間準備がありましたから。だから人生の3分の一は過ごしているわけでしょう。だから終わったらこれどういう虚脱感が来るのかというのがものすごく心配ででそれで放送日が終わった翌日から芝居のけいこを入れていたんですよ。
「富良野塾の
≪だからそっちにかかりきりになりましたけどもね。ただそのたちまちお客さんが押し寄せちゃってそのロクゴウというところへ行く道の普段だったら30分で行けるところが5時間かかちゃったりね。かなりの渋滞で。だから否応なくいろんなことに巻き込まれました。
「みんなは田中邦衛さんの役の人はあの家に住んでいると思っている方が多いんですってね。
≪思ってもいないでしょうけども、何かそういうイメージがねどうしてもできるから。
「でも考えてみると21年間本当に世の中いろんなことがあったんだけどもあの俳優さんたちがみんなそのまま何て言うんでしょうねずっと成長していって中にはおやめになった方も俳優をやめた方もいらっしゃるそうですけどもまあ主演級の人は皆さんお元気でね。それも考えてみると。
≪考えてみるとこの20年の間に20年の長いドラマをやったのが非常に意味があったというかよかったという気がするんです。別の20年間でそれをやるよりもちょうど今この20年間でものすごく日本が変わったなあ、急激に変化したでしょう。ですからね描き始めたころに富良野にあってなくなっちゃったもの今はないものというものがいっぱいある。それから同時に当時全くなかったもので今でできたものというものがいっぱいあるわけです。描き始めたころは家にはファクスもなかったし、僕は使わないけどもワープロもパソコンもなかったし。
「いまでもワープロはお使いにならないの?手書きで
≪手書きです。
「まぁすごい
≪使えないんですよ(笑)携帯はもちろんなかったしビデオも、ビデオショップというのももちろんなかったしコンビニもなかったし。
「陽気というか気候
≪気候も変わりましたね。
「何かあれですってねぇ梅雨が北海道は梅雨がないという話だったんですけども。
≪いやありますね。
「あるんですってね。
≪ここ数年は蝦夷梅雨と言っていますけどもね。7月8月結構雨ですね。
「夏はなんか熱くなったりもするんですって。昔は北海道て涼しいというイメージがあったでしょう。
≪あのねぇ湿気が多いですよ。暑いのは暑いのはあまり熱くならなくなったですね。
「湿気があるということ自体がおかしいでしょう。
≪おかしいですね。だから低温多湿という感じ。だから作物の最悪ですね。作物にとっては。
「なるほどで。まあ塾生は作物を作って時々ジャガイモなんかもいただいたりしているんですけども(笑)みんな一生懸命になる。でも捨てなきゃならないぐらい農家の人たちも多いんですって。
≪捨てる?
「そういう野菜なんかを
≪野菜はねだいたいニンジンなんか40%は捨てていますよ。常に。
「どうしてなんでしょう?
≪形が悪いものは流通がとらないから。
「ひどい。本当にそれはひどいわね。
≪本当にひどいですよ。信じられないですよ。
「えー形が悪いから。どうしてなんでしょうね。キュウリなんかは真っすぐにしないと箱の中に収まらないからまっすぐに作っているんだけども本当のキュウリは曲がっているのか、おなすも曲がっているのが本当だというふうに聞きますけども本当にそうなの。
≪もうひどいですよ。
「だから塾生はそういうものを拾ってくるからずいぶん食べ物が安くて済むそうですけども
≪(笑)
「それは本当なの?
≪本当本当です(笑)
「でもすごいでしょう。いろんなものをタマネギなんかもいっぱい捨てられちゃったんですって
≪タマネギは相場制ですから結局相場が上がらないと在庫がたまってしまうんですよ。
「でも一生懸命作った農家の方たちは作っているたちは気の毒ね。
≪そうですね。
「捨てなければならないのはつらいでしょうね
≪だから結局否応なくそれを捨てなくてはしょうがないからシンパの農家さんからねきょうはどこそこの山の裏に捨てるとこっそり電話がかかるとそこに先回りしていって捨てたやつを拾ってきてをそれで冬場に蓄えてやると三食米まで入れて240円でできちゃいますね。
「1人240円で1日塾生は食べている。3食食べているそうですけども。それはいただきもの捨てるのを早めに聞いて。それにしてもを捨てなければならないということ自体がおかしいことで。
≪いやもうねあの僕ごみ処理の話を北の国からで書いたものだからその生ゴミから何からゴミ車というものに乗せて作業をやらしてもらったのね。それでその時にものすごくいろんなことを感じましたよ。あのヤマメというところにその素材ごみの山が廃棄物を処理するところがあるんだけども。そこに行ってたまげちゃったもの3年ぐらい前の家電製品がねんダーと並んでいるのね。
「すてちゃってるのみんなが?
≪もうすてちゃってる。多くは直せば使えるものですよ。それから自転車なんかもで10数台並んでいるしそれから3月とか4月とかの転勤時期になるとこういうソファーからピアノからエレクトーンまで出ますよ。
「だからあの竹下景子さんに作ってあげたお家があるんでしょう?。
≪ええ
「田中邦衛さんが。この家は全部捨てたものでつくった家なんでしょう。
≪そうです実際にそうですねあれは。
「すごいですよ皆さんスタッフの梅崎さんという女性が自分で取ってきたからあまり写真ではないんですけども(写真登場)というふうに彼女は言っているんですけども、その写真があるのでちょっと皆さん黒板五郎さんが作ってあげたお家なんですけども廃物利用で。この廃物利用で作ったお家がそれがなにがなんだかってすごいすてきに見えますよねぇ見たところは。
≪これはでセンターはね捨ててあった自動車のコンテナですね。
「自動車のコンテナ。
≪この四角いところが。それであの手前の窓がこう出ているでしょう。あれはスキー場で捨ててあったゴンドラなんですよ。ゴンドラをタテ割してあそこに作ったんですよ。
「すごい。
≪それで基礎は全部自動車のホイールですね。
「じゃ床の下の方が全部自動車のホイールなんですって。ホイールてタイヤのところのあの
≪金具
「金具ねぇ。あの下の方が見えます
≪窓は全部小さな窓は自動車の捨ててある自動車の窓ですね。だから非常に不思議な形をしているんだけどもそれを組み合わして。
「すごい、すごく面白いお家でとても夢のあるようなお家なんですけどもこれ全部捨ててやるもので作ってあるとは驚きましたね。だから富良野の方たちがすてちゃうものなの?
≪まあ全体ですね。1番右のところは電話ボックスですよ。
「右のドアみたいに見えるところは電話ボックス。電話ボックスってあそこの中2重になっているんですって。
≪そうじゃなくて北海道の家というものは寒いから風防室というものが必ず入り口についている。1回扉を開けて面の空気をから今度はもう1度中に入ってはの寒さが直接入らないようにするんだけどもそのためにはちょうど電話ボックスがよさそうだと思って持ってきた。
「ああそうかそのために電話ボックスは2重にはなっていないだけどもあそこの家のために二重にするために電話ボックスをいらないものを・・・電話ボックスって捨てるんですかね?そんなところに
≪電話ボックスは実はNTTは電話ボックスは全部廃棄するからくれないと言ったんだけども頼み込んでもらってきた。
「じゃあそれはしょうがないのね。でもまあそんな風にずいぶん、ずいぶん富良野も変わってきたんですけども俳優さんたちはそれでもみんな大きくはなったんですけどもジュン君は筋の中では結婚することになって本当の吉岡さんも同じように結婚なさるということに
≪みたいですね
「(笑)。だから不思議ですよねあんなに小さかった子が結婚する、ホタルちゃんが子供産んだなんて本当に
≪本当に蛍が子供を産んだのはちょっとびっくりしましたね。実際にドラマの中で子供がいるという設定を作ったらあの気がついたらいたんですよね。
「そう。
≪気が付いたらいたというか、本当に気がついたらいたんですよ
「本当の蛍ちゃんの女優さんの中島さんがおなかが大きくていらっしゃったので
≪最初は大きくなかったんだけども撮影中にいつの間にかを大きくなったんですね。
「(笑)。
≪あの別にスタッフと関係ない別のところで。
「それはそうですけどもね。でそういうのがうまく、うまくというのも変だけども(笑)
≪あれは後追いです。
「後追い。
≪役者の方の後追いです。
「でもそうやってとにかくあんなに小さかった本当に、本当に小さかったころの彼女たちそれから吉岡君たちが出ると何か涙が出るような気がして。あんな時代があったなと思ってそれをみんながずっと目で見てきたのがすごかったですね。考えてみれば
≪そうですねぇ20年間成長をずっと見てくると自分の家とか隣の家の子供みたいに見えてくるきちゃうということがあるんでしょうね。
「絶対にそうだと思いますよね。それから、その中には俳優をやめてあの結婚、ホタルちゃんのいろいろ
≪ショウキチ
「ショウキチさんは蛍さんのためにいろいろやってくれたじゃない。
≪ええ。彼は子役時代に使っていたというか出てもらっていたんですね。ところがねいつの間にか役者をあきらめちゃったんですね。それであの壁貼りの職人になっちゃったんですね。それでそこの親方が北の国からのたまたまファンだったものだから撮影があるたびに頼み込んで出してもらったんですよ。そのうちにあいつ自身が親方になっちゃったんですよ。人を使う側になっちゃったものだからだんだん出られなくなっちゃってもう嫌だと言い出して、もうできませんという話になって。それでその前の回でホタルと結婚させたのに出られないという話になって(笑)困り果てちゃって。そんなこともいろいろありましたね。
「そうですよね。でも今度結局21年間放送してまたその23年間かかって描いてらしたんですけども終わることになったのは結局フジテレビのいわゆる関係のみんなも定年とかそういうことになってきちゃったんですって。
≪それはありますね。
「それはそうですよね。それは局の中ですからね。だけどまあ今どのぐらいの空想感があるかが終わった後どうなるかとお思いかもしれないけどもやっぱり倉元さんの中にはあのみんながあそこに今も生きているような感じがするじゃないですか?
≪するというか今これだけお客さんも来てくださっていてその人たちに対する責任というのがあるから僕の中では北の国からは続いているですよ。ですから今実際には五郎さんの家にジュンとユイちゃんというのが住んでいるわけですけどもね。もうじき結婚しようとしているしそれでその時にジュンは街へ出てアパートを借りたいと言っている、ごろはその廃棄物でまた家を建てたいと言っているし。
「(笑)
≪今ちょっともめているという状態なんですよ。だからそういう現実の物語というのは常に進行していて来年から再来年ごろにはあそこの廃棄物の家のユキコの家のわきにはジュンの家を建てるつもりですけどもね。
「本当に。じゃ本かなんかにはなさる、何かの形に。
≪いやいやただ立てるというだけで僕はいいと思っているんです。
「そうなの。でもまあそこでどういうことがあったどういうことがあってというのは倉本さんの中にはずっと生きているだからで。毎日の生活が彼らの生活があるんだと思うんですけども。そうすると皆さんはずっと行けば何か新しいことが何かそこに富良野で起こっているというのが見られるわけね。
≪そうですね。だから見たい人は富良野に来てくださいという雰囲気だけは作っていけばいいんじゃないかと。
「でもいま石のお家がちょっと映ったんですけどもあの石というのはどこから持ってきたんじゃなくて畑の?
≪あれはね畑から凍上しますので、冬場は地面が凍って凍上してくるでしょう。毎春石を拾う作業から始まる。本当に畑から出た廃棄物の石なんですね。
「こんなに大きな石
≪こういうその石で家が立たないかと思って僕自身の家もねこれで立ててやろうと思ってカミさんとね戦乱前のユーゴスラビアとか、ポルトガルを見てきて14世紀ぐらいの石積みを勉強するというかかじってきたんですね。そのやり方で家で作ってみたら面白いものができちゃってそれでこの五郎の石の家をつくった。
「なるほどねだからここに本当に五郎さんが住んでいるとお思いの方も遠くから。で近くによれないように今はなっているそうですけども。
≪あのねいたずらされちゃうんですよ。
「いたずら書き
≪もスプレーでこうやられたりするんでそれでね本当はもっと見せて差し上げたいいんだけどもあのいろんな人がいるもんですからね壊されちゃうわ中のものを持っていかれちゃうわ入れられるんですそれでしょうがなくてこういう柵をしたり遠くからしか見せられないという状態なんですね。
「でもまあみんなのものだから遠くでもちゃんとそのままの形で残すということがいいですものね
≪まあしょうがないですね。
「でも富良野に行けばそういうふうにも北の国からの放送は終わっても倉本さんの中でどんどんみんなは生きているわけだからそれでそういうまた拾ったものでつくった家ができたりまた何かができたりするかもしれないから行けば面白いこと見られるかもしれないということですものね
≪そうですね。
「どうしても倉本さんとお目にかかると北の国からのお話しになってしまうんですが、まあご紹介したように脚本家シナリオライターでいらっしゃるのでまだお話したくさんあるんですけどもちょっとコマーシャルです。
≪はい
黒柳「あの北の国からの中にはずいぶん親子の関係がいっぱい出てきたんだけどもやっぱり男親と息子の関係というものがいくつも出てきたのね。そういうのから考えるとあの倉元さんの親子関係のことなんだけども小さい小学校の時に英字ビスケットというのが初めて見た話のお父様のお話しがとってもいいなと思うんだけども
倉本≪ええ、近所の家でね英字ビスケットというのをおやつにもらって
「アルファベットになっているですねビスケットが
≪そうそうそうそうそう。それがすごく欲しくてただその厳しかったからね何か欲しいとかおやつに何があれという家じゃないから。ですからオフクロと駅前のお菓子屋に行ったときにオフクロがあのふっと見たらこのガラスのケースの中に英字ビスケットがあるんですよ。
「あれピンク色とか緑色のお砂糖が裏に塗ってなかった?
≪昔はねそこまでもなかったですね。でお袋が奥に行ってこうふっと見たらいないし店員さんも奥でいないからすっと万引したわけね2つ。
「何と何?
≪AとOというのを万引したわけね
「AとO(笑)
≪それをポケットに突っ込んでバスで帰ってきただけどもお袋が何か気がついて何隠しているんだと言っていきなりポケットから手を出してはがしたわけよ
「うん指を
≪そしたらそこにAとOがあったものだからオフクロは仰天しちゃってもう1度ににぎり直して突っ込んだのね(笑/*倉本さんの開いた手をもう一度にぎり直させてポケットに突っ込ませた)。
「(笑)お母様ね人に見られないようにね。
≪そうそう。家はオフクロも父親もクリスチャンだったんですよ。だからそういうことに関してすごくもちろん厳しかったしでうちに帰っても口をきかないでひとりで自分の部屋にこれどうなるんだろうと思っていたら夕方おやじが帰ってきて何かオフクロとごそごそとやっていて「でよう」と言ってニコニコとやってきて。
「でもしかられると思ったでしょう
≪全然叱らないんですよおやじがね。で一緒にバスに乗って駅まで行ってで菓子屋の前まできてそこのケースの前に立って「これか?」というから「うん」と言ってをその菓子屋の店員さんを呼んでお宅この在庫はどれぐらいありますかといって、そしたらこれぐらいのカマスに2つだったんですよね。(*肩幅ぐらいのサイズ)
「うん
≪それ全部くださいと言って全部買っちゃったの。
「お父様が。
≪うん。全部買えばその中に2つというのが入るという考え方なのかね、それがキリスト教的な考え方であるかは僕は知らないけども
「怖かったでしょうでも(笑)
≪それでそれを担いでまたバスに乗れないからそのまま歩いて(僕は)支えたりしながら家までかえってそれを納戸の中に放りこんだまま全くおとがめなしなのよ。それで一言もないんだけどの僕は机の引き出しの中にも消しゴムのカスなんかに交じってそのAとOというのがあるわけだし食うに食えないわけだからそれでね1年近くそのままあったの。それで戦争が始まって食糧難がきて
「(笑)
≪それでおやつに出るものがなくなったわけよ。そのころになってね納戸からねもカビくさいね湿気た英字ビスケットが毎日これぐらいずつおやつで半年以上で続けたの。だからそのなんていうの執行猶予1年の間に刑が半年きたという感じでねぇ、今から考えてみるとうまい、うまいことをやるもんだと思ってね全然怒られないんだけどもこちらは十分怒られているわけでしょう。あのやっぱりすごいやり方だなと思って感心しましたけどね。
「でもそういうものって作家としては当然だけども直接じゃなくてもやはり作品の中の何かの中にはねきっと違う形で
≪そうですねぇ今回の北の国から、また北の国からですけども(笑)北の国からに戻ってはいけないなけどもあの遺言というタイトルをつけたのも結局うちの親父が最後事業に失敗して借金残して死ぬんですけどもね。あのだから遺産というのがなかったんですけども逆に言うと生きている間に今のその話みたいにいっぱい遺産としてもらっていたような気がするのね。今遺産というと土地だったり家だったりつまり目に見えるものばっかりを遺産といっているけどもそうじゃないもので僕は非常にねぇいっぱい生前贈与されたという気がしてねおやじから。その事今回遺言ということにドラマで描きたかったんですよ。
「なるほどね
≪
黒柳「倉元さんは富良野にお住まいになることになってそのことについては前にも伺いましたけどもそこに富良野塾というものお作りになって塾生を育てて。あの塾生は演劇を
倉本≪そうですね俳優とシナリオライターが。最初は映像をテレビのために始めたんですけどもなかなかあのライターはテレビ用の、テレビ用のというか(笑)テレビのライターをずいぶん育てていますけども
「ああそうですか。そこで塾生はそこでお勉強をしながら昼間は畑のものを作ったり家を全部塾生の家も全部自分たちでね作ったりまた見せていただいたりもしたんですけどもその間にいろいろ芝居もしてらっしゃるんですけどもあそこにすごくいい劇場ができたのはすごいですね。
≪はいおかげさまで。
「あれは富良野の
≪市が立ててくれた
「市が作ったのね。いい劇場ですよね外国みたいにすごい劇場のホールが広がる、ステージが広がるようなの見せていただいたんですよねこの間。とっても良いのでびっくりしたんですけどもそうところがあるから発表の場はあるわけなんですけども。今度20年なんですね来年で富良野塾ができて。
≪そうですね20周年になっちゃいましたね。
「すごいわね
≪だいたい北の国からと連動してあれ影響でそちらで暮らせないかという若い連中がいっぱい来てそこから始まった塾なのでねぇ。
「そうなんですか。だからほとんど北の国からと同じくらいの年数ですね。来年20周年になるので。それで屋根という芝居を今度お書きになったんだけど、倉本さんが、倉本さんが屋根というのをお書きになって最後にね”屋根は星たちに何を語ったか”というのが文章に書いてあってすてきだなと思ったんですけども。
≪屋根これはもうひとつの北の国からといいますかね大正12年から今までの富良野の農家の話なんですけどもね。あの本当にもうひとつの北の国からですね
「でもずいぶん調べになったんですってね。
≪調べました。
「大正からだからずいぶん現在までですか
≪そうですね歌だけでもずいぶん多分あなたなら全部知っていると思うけども初期に出た歌なんて相当
「そこの中で歌われる歌が
≪珍しい歌ができますよ。
「へええ。例えばどんなの?
≪キューピーちゃんなんて知ってる?
「歌?歌は知らない。
≪あの”どんとなみどんときて”
「それは知っている”どんと来てどんと波来て帰る”それでキューピーちゃんの歌なの?
≪そうそうそうそう。
「どうしてキューピーちゃんなどにドンときてどんと波ドンと帰るなの?
≪いやその波に乗ってきたのよキューピーちゃんが。キューピチャンのお国は海の向こう。
「何かさキューピーちゃんてこういうふうに思っていたのよ(*手を上げて広げている)。セルロイドでできていて当時としては。そういう歌が流行っていていっぱい入ってくるですか
≪いっぱい入ってきますね。
「ちょっとコマーシャルをはさんでその話をもうちょっと。で東京でもそれをなさいますのでそれをちょっとコマーシャルです。
≪
黒柳「もうひとつの北の国からといわれている”屋根”という芝居は来年のですねちょっと先なんですけども来年の2月。でもそうこう言っているうちにあっという間に行きますよね。
倉本≪そうですよね
「2月なんて。
≪もお稽古に入っていますから
「もうけいこに入っている。2月21日から3月の2日まで世田谷パブリックシアターで三軒茶屋にあるんですけどもそこでて塾生皆さんがおやりになるんですけどもさっきおっしゃったように大正12年からですね。大変にお調べになったその屋根が見ていたいろんな歴史、あと戦争にもなっていくそして戦後。大変いまからお稽古してらっしゃるそうなのでとても面白いものだろうと思います。ずいぶんお調べになってお書きになったということなので北海道のいろんなこともわかるだろうというふうに思うし。それからニングルの森という。ニングルということに関してはずいぶんでいろいろやってらっしゃるんですけどもこれはもともとアイヌの
≪ええ民話の中から探した言葉。
「そうなんですってでアイヌ語辞典にも出ているですってね。
≪出てます。
「ニンというのは縮む。グルというのは人ということで
≪これぐらいの人間なんですけども目撃談はいっぱい知っているんですけども。
「そうなんですってね本当にニングルっているんですかって。本当にニングルというものを見た人がいるんですよね。富良野にいるんだって。
≪いますね随分あいました。
「どういうニングルというのは性格というかそれを持っいるですか?
≪ニングルというのは要するに人生が長いんですよ。木とだいたい同じなんですよ。
「でも妖精じゃないですよね。
≪妖精じゃないと僕は思いますね。むしろ先住民だと
「れっきとした小さな先住民族。
≪だから木とだいたい成長が同じだという。
「だからはこの本なんかは子供にも読んであげたらいいなと思うような感じがしたんですけどもね。
≪そうですねぇ子供に親が読んであげられる童話みたいなものを書いてみようと思って書いてみたんですけどもね。
「でも本当に見た人がいるんだってニングル。
≪いますようちの塾生でもいますよ
「本当に!!倉本さんは見てないの?
≪僕は見てない。
「それは冬でもいつでも?
≪僕は見ていない
「季節に関係なく
≪もちろんそうそうそうそう。
「雪の時とかそういうときじゃなくてもいつでも。面白い。でもそこの後ろの(徹子の部屋の後ろ)アタリさんのお人形とそちらでニングルのやつも撮影しましたよね
≪しましたね。
「そういうのでも不思議なものがいるんですって。菊池寛賞もおめでとうございました
≪はい
http://www.h4.dion.ne.jp/~giten/cont/guest2002/h14-12-2.html