過去の今日の出来事etSETOraですヨ(=^◇^=)

過去の今日の『徹子の部屋』だヨ(=^◇^=)

 


☆「徹子の部屋」クラシック2020
‡2019(令和元)年6月17日(水) 18時開演 Bunkamuraオーチャードホール
  <出演者>
   清塚信也(ピアノ)
   前橋汀子(ヴァイオリン)
   宮田 大(チェロ)
   大萩康司(ギター)
    LEO(筝)
 http://www.tv-asahi.co.jp/tetsuko/guest/bn/20200227.html
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 ┃ 『徹子の部屋』 ┃ テレビ朝日
 ┗━━━━━━━━━┛13:15~13:55
①1976(昭和51)年06月17日(木)砂原美智子?
②1977(昭和52)年06月17日(金)浦辺粂子
③1980(昭和55)年06月17日(火)はらはいら?
④1981(昭和56)年06月17日(水)クニエダヤスエ?
⑤1982(昭和57)年06月17日(木)さとう宗幸
⑥1983(昭和58)年06月17日(金)安井かずみ
⑦1985(昭和60)年06月17日(月)アダ・マウロ?
⑧1986(昭和61)年06月17日(火)須賀勇介?
⑨1987(昭和62)年06月17日(水)熊谷真実
⑩1988(昭和63)年06月17日(金)三枝成彰
⑪1991(平成三)年06月17日(月)三宅裕司
⑫1992(平成四)年06月17日(水)たかたかし?
⑬1993(平成五)年06月17日(木)五木寛之?
⑭1994(平成六)年06月17日(金)俵万智?
 ┏━━━━━━━━━┓
 ┃ 『徹子の部屋』 ┃ テレビ朝日
 ┗━━━━━━━━━┛13:55~14:50
⑮1996(平成八)年06月17日(月)寺田農
⑯1997(平成九)年06月17日(火)原日出子
 1997(平成九)年06月XX日(X) 第23回放送文化基金賞を受賞
 ┏━━━━━━━━━┓
 ┃ 『徹子の部屋』 ┃ テレビ朝日
 ┗━━━━━━━━━┛13:20~13:55
⑰1998(平成十)年06月17日(水)渡辺えり子
 http://www.tisen.jp/pukiwiki/?%C5%B0%BB%D2%A4%CE%C9%F4%B2%B0%A1%CA1976%A1%CB
 ┏━━━━━━━━━┓     tv asahi
 ┃ 『徹子の部屋』 ┃(月)曜日~(金)曜日
 ┗━━━━━━━━━┛午後1:20~1:55放送
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 |2002(平成14)年 6月17日(月) 河合隼雄 |第回
 └─―――――――――――――――――┘
 http://www.h4.dion.ne.jp/~giten/cont/guest2002/h14-6-17.html
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 |2008(平成20)年 6月17日(火) 寿美 花代 |第回
 └─――――――――――――――――――┘「嫁2人に美の勝負を挑む!?」  長男の結婚に続いて次男・高嶋政伸さんの結婚が決まり、喜びを隠しきれない高嶋ファミリーの母、寿美花代さん。夫・高島忠夫さんのうつ病も99%は回復し、このところ高島家は喜びに包まれている。寿美さんは2人の綺麗な嫁に対抗するのが大変だと笑う。ネイルサロンでの爪を美しくし、見事なダイアでお洒落をするなど気合充分な登場となった。また、CMの間に「お召し替え」をするという珍しい展開も!美容の秘訣もスタジオで披露する。  
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☆トーク中に行なった滑舌を良くする方法は、歌舞伎「外郎売り」の科白です。 
 http://www.tv-asahi.co.jp/tetsuko/back2000/html/080617.html
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 |2009(平成21)年 6月17日(水) 監督・撮影 木村大作|第回
 └─――――――――――――――――――――――┘「3千メートルの劔岳で決死のロケを」 「八甲田山」「復活の日」などを手がけ、日本映画界を代表する“伝説のカメラマン”木村大作さん。本物の映画作りを目指すあまり、全く妥協を許さない彼の姿勢は、時にスタッフや俳優との衝突も生み、多くの逸話を残してきた。その木村さんが、初めてメガホンを取りもちろん撮影も手がけた映画『剱岳 点の記』が完成した。壮絶な撮影秘話とは?  
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●『剱岳 点の記』6月20日(土)全国ロードショー  
 http://www.tv-asahi.co.jp/tetsuko/back2000/html/090617.html
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 |2010(平成22)年 6月17日(木) 斉藤 慶子 |第回
 └─――――――――――――――――――┘「離婚から2年の家族関係…」ゲストの斉藤慶子さんは2年前に離婚し、10歳になった一人娘と生活を楽しんでいる。
離婚後の現在も前夫とは良い距離が保たれていて、娘と共に3人で食事に行くなど和やかな関係にあるという。つい最近レストランでその様子を目撃した黒柳は、仲良し家族にしか見えなかったと驚く。元気な斉藤さんの暮らしぶりが語られる。  
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◎斉藤慶子さんは出身地宮崎県の「みやざき大使」です  
 http://www.tv-asahi.co.jp/tetsuko/back2000/html/100617.html
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 |2011(平成23)年 6月17日(金) 綾小路きみまろ |第8997回
 └─――――――――――――――――――――┘「還暦! 綾小路きみまろの 爆笑ネタ帳」 「中高年のアイドル」としてお馴染みの綾小路きみまろさん。昨年12月めでたく還暦を迎えた今も、年間120回の公演をこなすほど精力的な活動を続けている。50歳を過ぎてブレイクしたきみまろさん。今日は、「まろ」という芸名で全く売れなかった時代の貴重なVTRを公開。まだ30歳代だった頃の自分の姿に…。 
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綾小路きみまろさんの最新DVD&CD 
☆DVD 「爆笑!エキサイトライブビデオ第4集」 
☆CD 「爆笑スーパーライブ第4集!」テイチクエンタテインメントより好評発売中
 http://www.tv-asahi.co.jp/tetsuko/back2000/html/110617.html
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 |2013(平成25)年 6月17日(月) 坂本冬美 |第9506回
 └─―――――――――――――――――┘「こぶし禁止で大ヒット名曲秘話を」 年間100本以上のコンサートをこなす歌手の坂本冬美さん。CM曲として録音した「また君に恋してる」が世代を超えた大ヒットとなったのは記憶に新しい。実は演歌以外の曲を歌うのはこの時が初めて。当時の戸惑いぶりを実演で表現してくれる。そして大親友・藤あや子さんとのエピソードも。年の半分以上は夕食を共にするという二人の仲は? 
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  ☆CD「花はただ咲く」(発売中)発売:ユニバーサル ミュージック 価格:1,200円(税込)
 http://www.tv-asahi.co.jp/tetsuko/html/130617.html
 ┏━━━━━━━━━┓     tv asahi
 ┃ 『徹子の部屋』 ┃(月)曜日~(金)曜日
 ┗━━━━━━━━━┛午後12:00~12:30放送
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 |2014(平成26)年 6月17日(火) 高木美保 |第9735回 ※解説放送
 └─―――――――――――――――――┘「更年期の悩みを軽減する方法は」コメンテーターとしてもお馴染みの高木美保さん。“身勝手な(?)出逢い”がきっかけで結婚し早5年、自然に囲まれ農業生活を送っている。そんな高木さんの最近の悩みは「更年期」。調子が悪い時に心掛けているある事とは?また、清楚な見た目からは想像も出来ない発言をしている17年前の出演VTRに、高木さんも黒柳も爆笑する。 
 http://www.tv-asahi.co.jp/tetsuko/guest/bn/20140617.html
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 |2015(平成27)年 6月17日(水) 笠原将弘 |第10015回 ※解説放送
 └─―――――――――――――――――┘「話題の日本料理に黒柳が興奮の舌鼓」予約の取れないお店として知られる日本料理「賛否両論」のオーナー兼料理人の笠原将弘さん。自慢の料理を黒柳にふるまう場面から番組はスタートする。焼き鳥店を営む父親の後押しもあり日本料理を修業。しかし相次いで両親が他界する事態に加えて、最愛の妻が39歳の若さでこの世を去る悲しみが…。現在3人の子どもを一人で前向きに育てる笠原さんの人生に迫る。 
☆日本料理「賛否両論」渋谷区恵比寿2-14-4 太田ビル1F 03-3440-5572
 http://www.tv-asahi.co.jp/tetsuko/guest/bn/20150617.html
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 |2016(平成28)年 6月17日(金) 徳光和夫 |第10273回
 └─―――――――――――――――――┘「無類のギャンブル好きで奥様に呆れられ」長嶋茂雄さん好きが高じて野球実況をしたいが為に日本テレビに入社したが、配属された先はプロレス中継。彼の実況は大評判でプロレス黄金期の一時代を築いたが、徳光さんは最後までプロレスは好きになれなかった。しかし、ジャイアント馬場さんには色々教えられ感謝しているという。そんな徳光さんは無類のギャンブル好き。これまで、競馬で800万円の大穴を当てたこともある! しかし、その時に妻についたウソが、後々、大後悔する事に・・・。            
☆「路線バスで寄り道の旅」毎週日曜 午後3時20分から ※一部地域を除く
 http://www.tv-asahi.co.jp/tetsuko/guest/bn/20160617.html
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 |2019(令和元)年06月17日(月) 由美かおる |※解説放送
 └─――――――――――――――――――┘「68歳…変わらぬ体型で驚きのポーズ」
☆アルバム「ジュエルボックス」ニシノレコードより発売中
 http://www.tv-asahi.co.jp/tetsuko/guest/bn/20190617.html
 ┏━━━━━━━━━┓     tv asahi
 ┃ 『徹子の部屋』 ┃(月)曜日~(金)曜日
 ┗━━━━━━━━━┛午後13:00~13:30放送
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 |2020(令和二)年06月17日(水) 大谷亮平 |
 └─―――――――――――――――――┘「高校時代に大病で生死をさまよい…」
☆舞台『ボーイズ・イン・ザ・バンド ~真夜中のパーティー~』
 7/18(土)より東京・仙台・札幌・大阪で開催!
 出演:安田顕・大谷亮平 ほか
 http://www.tv-asahi.co.jp/tetsuko/guest/bn/20200617.html
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 |2021(令和二)年06月17日(木) 清水ミチコ |
 └─――――――――――――――――――┘「33歳 愛娘の結婚を報告!」※解説放送
 http://www.tv-asahi.co.jp/tetsuko/guest/bn/20210617.html
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 |2022(令和四)年06月17日(金) 片桐仁 |
 └─――――――――――――――――┘「個性派俳優の“もう一つの顔”は粘土アーティスト!」※解説放送
 ☆「映画 妖怪シェアハウス―白馬の王子様じゃないん怪―」6月17日(金)全国公開
 http://www.tv-asahi.co.jp/tetsuko/guest/bn/20220617.html
 http://ja.wikipedia.org/wiki/徹子の部屋
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 ┃ 『徹子の部屋』 ┃(月)曜日~(金)曜日
 ┗━━━━━━━━━┛午後1:20~1:55放送
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 |2002(平成14)年 6月17日(月) 河合隼雄 |第回
 └─―――――――――――――――――┘
黒柳「今日のお客様は文化庁長官でいらっしゃるんです。この1月から」
河合≪はい≫
「おめでとうございます」
≪いえいえあまりめでたくはないですけども≫
「こういう方がなってくださるのは私達にとってはありがたいんですが、自由な考え方をなさるんですが今日はなぜこんなに物が豊かな日本人が自身がなくて将来に希望が持てないなんて言ってる人が大勢いるんだろうと、そういう相談をずーと受けてきた人なんで。それで日本臨床心理会の会長でいらっしゃって京都大学の心理学の名誉教授でもいらっしゃるんですが精神科医でカウンセリングをやってる人とはどういう風に違うんですか?」
≪精神科医の人はお医者さんですから薬を使ったり注射をしたりできますが、私達は話し合いだけですから全然医学的な治療はできません≫
「英語で言うとサイコロジストというのが先生で。日本でも悩みを抱えている人が多くて先生に悩みを(打ち明ける)。でも50年前に日本一のいい先生になるぞと高校の先生におなりになった」
≪もともとは大学の先生になるつもりはなくて高校の教師で一生いるつもりだったんですが、そうすると高校生がどんどん相談に来るでしょ。でも心の問題で相談に来るのにいい加減な事を言ってはいけないからどうしても臨床心理学を勉強しないといけない≫
「もともとは数学の先生なんですよね」
≪ええ数学もやりながら臨床心理学もやりながらあまり日本でやってる人はいないのでどんどんのめりこんでそちらの世界に入り込んでしまったんです≫
「それでスイスとかアメリカなど発達している国に留学なさいましてお帰りになって40年近くそういう方と接してらっしゃるという事なんですね。この40年間で人間の悩みは変わってきましたか?」
≪そうですね根本的には人間の悩みは変わらないと言いますけども悩める人の数は増えてるといえますね。それと今中年の方だったら気分が沈んで何もできなくなってしまったというのがすごく増えています≫
「重症な治しにくい人も増えている。どんな風にそうなるんですか?」
≪中年のヨクウツ症になる方は1つのことがどんどんできるわけですよ。できるんだけど世の中が変わると急激に生き方を換えたりしなくてはいけませんねえ。がんばってきたほど変わらない≫
「変えられない。」
≪ある意味では非常に優秀な方なんですね。変ることができたらいいんですけどね。極端な場合自殺とか≫
「今大変な数の人が自殺していて多くの方が今までがんばってきた人で。お気の毒にねえ」
≪ですからそういう方は良くなると前よりよっぽど良くなるという感じですかね≫
「ストレスにならないという人は人がどんどん話が変わっていく時に変わっていっても話に付いていける人はストレスにならないと(※変化に柔軟に対応できる人)さっきの話はどうなったのっていつまでも思ってる人はストレスになると。」
≪がっちり考えていく人はね≫
「真面目な人はね。真面目な人が生きにくくなってる」
≪ちゃらんぽらんな人はストレスはないけど周囲の人はストレスをもらいますよね。≫
「それにしても日本はこんなに豊かなのに子供たちがどうして希望がないのかってみんな思ってるんですけども」
≪これは日本の場合は物の方に意識が行き過ぎたんですね。親は物の無い時代の人だから物さえ与えれば豊かになると思って「これも食べなさい、これも持ちなさい、これも勉強しなさい」と。人から与えられるという事は希望がなくなってきますよ。物がないほうがあれも欲しいとかこれもやりたいとか希望が出てくるでしょう。物が一杯あるときに何に希望が持てるかとか物があるときに人間はどう生きるかということを考えないままで物の方に集中しすぎた。≫
「しかも豊かになるスピードが速かった」
≪むっちゃくちゃに速かった。≫
「みんなが付いていけないほどのスピード」
≪典型的な例をいいますと子供には何でもやりたい(※あげたい)という人が子供に一杯本を買うわけですよ。自分が小さい時は本は読めなかったんで一杯全集なんか買ってきて(子供に)読め何ていうとですね、子供は読む気が起こらんわけですよね(笑)見るだけで。物が多いだけで心が押さえつけられるという非常に変な事が今起こってるわけなんですね≫
「今おっしゃった事はちょっと考えてみるという事が足りないということで」
≪そういうことなんです。物が豊かになったんだからそれに見合うだけ心を使いなさいと≫
「どうしてもお金・物って。昔はお金よりも大事なものがあるって教わって来ましたけどね」
≪お金がなかったからそう言わずにはおれなかったんですね(笑)≫
「豊かになる速度が速くなっているので夢や希望を持つ事が難しくなっていると、でも後戻りするわけには行かないので今の段階から考えるという事が大事と。私もそう思いますこの間アフガニスタンに行ったんですね。去年の7月に行ったんですけどもタリバンが居ましてタリバンがいる間は世界中から支援がないですから女の子はがっこいへ行っちゃ行けない、外に出ちゃいけない。なんにも希望がなくて絶望だと思ったら羊飼いの少年が地雷を踏んで片足を無くしたんですね。運良く義足をつけてもらったんですけどもその子が杖を持って義足の練習をしながら「うれしいなあ~」って何がうれしいの?って聞いたら「また山に帰って羊と共に暮らせます」って言ったんですよね。その時に胸が一杯になって日本の子供はこういうことでは今は喜べないんだって思って。日本人でも病気になって治ったら「ああ良かった」って言うけれどそうは喜べないですよね。」
≪心を使えば希望は一杯あるわけですよ。≫
「インターネットを使って北極の天気は分かるのに隣の奥さんの気持ちは分からないという事はどういうことだと先生はおっしゃってますが」
≪(パソコンやテレビで)いろいろな事が分かると思ってるが自分の足元のことは分かってない。≫
「スイスやいろんなところでお勉強されて個性という事が大事だという事になってるんですけども、今は当たり前のように個性だ個性だって言いますけども私が48年前に芸能界に入った時は私は個性が強すぎるって全部番組を降ろされていたんですね」
≪ハー≫
「「また来ちゃったの」って言われて、でもNHKの専属だからどっかへやっちゃうわけには行かなくて降りてくださいという事で毎日降ろされていたんですけどねその次の年から個性っていうようになったんですけども個性を出せ出せっていっても段々にね」
≪それを間違うのは磨かれるから個性になっていくわけでしょ。財布からお金を出すみたいに個性を出せって言うから個性教育で何か変わったことをやらなくてはいけないようになってしまうんですね。普通の事をやって鍛えられてる中から個性が生まれてくるわけでしょ、そこんとこが分かってないですね≫
「それで今のお話なんですけども考えなくてはいけないという事は当然何ですけども、私達は考えないでこの何十年を生きてきたような気がするんですね。しょっちゅう教え込まれないと忘れちゃうみたいな。そこがおかしいんですけども子供みたいになっちゃってるんですね。欲しいったら欲しいんだもーんって、今電車の中でお化粧してる子が一杯いるって通勤電車の中でお化粧してる子が(ここで)しなきゃできないんだもーんっていってる子がいて子供と同じなんですけども。先生はアメリカインディアンのナマホ族の生き方に関心をもってらっしゃる」
※上の文章の説明:本来は自宅で化粧をしてから出かけるのが普通とされているが通学・通勤電車で化粧をしている女子学生やOLが増えている。理由は”(ここで)しなきゃできないんだもーん”という子供っぽい理由である
≪はいはい今の日本は・・・本当は日本はそういうものをもってるから行ったんですけども今の物物と追いこまれてるのとまったく逆でして向うの人はまったく自然と生きてるという感じなんですね。次に何が欲しいという感じではなくてお日さんをみればありがたいという感じですね。極端に言うと大地の上に立ってるだけでありがたいという感じで。昔の日本人はそうだったろうと思うんですよね≫
「あの今写真が出てましたけどアメリカの中にナバホ国というのがあるんですね。コロラド、ユタ、アリゾナ、ニューメキシコ州にちょうどまたがってるところにこういう国がある?」
≪あるんです。実は私も知らなかったんです。今はねえネイティブ・アメリカン(インディアン)なんていい方してますけどもその人たちのいき方が好きで行ったらばナバホの国があってびっくりしたんです。なんとかして自分たちの自主性を認めて欲しいという事でアメリカ政府も認めてですね、それは本当の国ではないんですけどもある程度の独立性を認めたんです。ですから彼らなりの政府を持っていますからね。≫
「すごいのはアメリカのど真ん中に居てアメリカの文明にどっぷりいながら自分たちの物(文明)を守っていくというのは並大抵の事ではないんでしょうね」
≪やっぱりその強さというか、その強さに感激して行ったんですけども。一番感激したのは非常に落ち着いて生きてらっしゃるからどういう宗教ですか?とナバホの人に聞くと宗教なんか言葉がないというんですね(※”宗教”という意味の言葉が無い)。言葉がないということはどういうことかというと生きてることが宗教そのものだから。しかし日本でも昔はそうだったと言えんこともないんですね≫
「仏教を習いたいって言う人が「どうして仏教を習ったらいいんですか?」って聞いたら「じゃああのお坊さんを見ていてください」って言ったのが昔ありましたよね」
≪あります、あります≫
「それと同じことだと思うんですけども。あの人(ナバホ族)たちと付き合ってると癒されるって、今癒しという言葉があるんですけどもあの人たちは電話もないところに暮らしているわけですよね。それで癒されたいって(生き方を)真似なんかをしてるとあの人たちは怒ってるんですってねえ」
≪この頃は癒しが流行っていて「癒しを急ぐと卑しになるよ」って言ってるんですけどもね(笑)。ナバホの生き方そのものを取り入れて生きるんだったら大丈夫かと思うんですけどもそこでやってる儀式なんかを真似てちょっとやってみて「ハイ癒されました」ってそんな事は絶対ありえないですよ≫
黒柳「今のお話の続きなんですけども癒されたいと言う人が多い?」
河合≪多いです。それは毎日セカセカと忙しいでしょ。それで疲れて帰ってくると職場も戦場家に帰っても戦場(笑)戦ってばっかしでしょ。癒されるところがないという感じでしょうねえ≫
「お店に行けば癒してくれるものって売ってるんですけどもナバホの人たちは別に人から癒してもらわなくても」
≪生きてるわけですから≫
「さっきお話してくださったことを書いた本のタイトルが”ナバホへの旅 たましいの風景”」
≪風景そのものの中にも魂が入ってるっていう感じですね。そんなかに生きてますからね≫
「自信がないとか日本はなんだか貧しいんじゃないかって言う人には日本の文化をちゃんと教えてこなかったんじゃないかって」
≪ここは難しいところですけどもやっぱり現代に生きてる限りは現代社会に生きていかないといけない。どんどん西洋のものを取り入れていかなければいけないんだけども元々持ってるものも守らないといけない。その2つのことをやらなければいけないんですね。日本の大変難しいとこだと思いますね≫
「そこで考えないといけないと。自分たちは世界中のことが瞬間的にわかるようなもの(パソコンやテレビ)を持っているんだけども」
≪それで終わりにしてはいけないんですね。例えば冷房も暖房もありますけどもうちの家は冷房は使わないんだと。お客さんが来たら冷房をするけども普段は暑かったら裸で居るんだとかなにか抵抗しないといけないんですね。何がいいとかではなくて俺はこうしてるとか家はこうしてるとかあるところは強いですね≫
「日本は100%ぐらいカラーテレビを持ってるっていってるんですけども、なんかこの前フランスに行ったらテレビのない家があってサッカーがあるとよその家に見にいったりしてるんですよね。買えない訳じゃないのに。なんか自分で買わない決めている人がいて」
≪私の尊敬する先生はテレビがないんですよ。その人はホテルに行ったらずっとテレビを見てるって(笑)≫
「おもしろいから」
≪こんな面白いものはないって(笑)。でもないのもいいんですよね。いっつもつけっぱなしでは困る。そこをどう考えるかでしょうね≫
「テレビの前に子供を置いとくと静かにしてるっていっつも子供をテレビの前に置いとくというのも」
≪物のある分だけ工夫がいるということですね≫
「簡単なお話なんですね自分の家らしく考えてみるとか工夫するということでなんだか豊かだと思ってるのに豊かではないということが克復できるんでしょうか?」
≪子供わねえ自由して好きなことをさせると面白い事をしますよ。それをねえ先につぎ込むからダメなんですよ。≫
「それから偏差値というものがありましてわたし(河合)先生に聞いて驚いたんですけども偏差値が低くて学校がここは受けられませんといっても誰にも止める権利はないんですね(※偏差値が高いところを学校や教師が受けないほうがいいといっても受験させない事はできない?)」
≪そんな事はないです。それは本人がここを受けたい(受験したい)という限りどこを受けたって構わないです≫
「みなさん文化庁長官がそうおっしゃってるんですよ。ちなみに私の姪がですね(志望している学校には)入れないと言われたのに3度交渉に行ってそこの陸上部に入りたかったんで受けますていってそれから猛勉強して結局入ったんですよ。それまで勉強してなかったのもいけなかったんだけども人間っていきなり勉強したりもありますよね。」
≪偏差値は1つの目安なんですよ。落ちますって言うのは神さんでない限り言えないですよ。「落ちる可能性が高いよ」というべきところを”落ちます””止めなさい”と言うのは絶対おかしいですよ。≫
「子供を小さい頃から選別してあんたはよし、あんたはダメって。私はだめなんだあ~てことになってるんじゃないかって」
≪あれをふっとばさないとダメですよ≫
「分かりましたうちの子は勉強ができないですけどもこの子は試したいといってますから自分で受けてダメだったら納得しますので受けさしてくださいといってもいいんですね?」
≪いいどころかどんどんやればいい。しかももっと感じが悪いのは偏差値が悪いとまるで悪い子みたいに言うでしょ。偏差値が低いというだけなんですよね。その子はもっと他の事ができるかもしれないし、優しい気持ちで言えば誰よりも優しいかもしれない。ところがね優しい気持ちなんて数字で出てこないんですよ。優しい偏差値なんてないでしょ(笑)。そこをみんな間違ってしまうんですよ≫
「ただお勉強の事だけで」
≪”お勉強”でしょ”勉強”じゃないんですよ。本とにね(笑)≫
黒柳「偏差値が低いからといって能力がないというわけではないと」
河合≪絶対そんな事はないです≫
「まったくちがうことで才能が開くかもしれないし。特に先生は子供を信じてらして子供はすごいと」
≪みんなにダメだとか言われたり、私達のところに来る子供は非行少年とかレッテルを貼られて来るんですけども我々が構えて会っていたら本当に変わってきますからね。本当にどんどん変わってきますからね大したもんですよ。ちょっと待たないといけないですよね≫
「いますぐ結果が見たいというのが現代の」
≪ちょっと慌てすぎなんですよ。≫
「私は思うんですけども私は2、3ヶ月で小学校を退学になったのでねそのトットちゃんという本を書いたんですけどもその校長先生の教育がありがたいと思ったのは40年以上経ってからなんですよね。だからいますぐ目先の事ではないんですね」
≪私このごろ学校に行かない子がいるでしょ。高等学校3年休んだとか中学校3年休んだとか≫
「登校拒否」
≪3年なんて全然問題にならないと。あなたの友達が80で死ぬんやったらあんたは83まで生きとったらいいんやと。3年ぐらいでくよくよするなと。すぐに取り返せると。実際そうなんです≫
「そうなんですよね。小さい頃から一生懸命勉強していい学校に入っていい会社に入ることも偉いんですけども定年になってからもその後も生きていかなくてはいけないんだからその後が」
≪その後が長い長いですよ。それにいい学校に入っていい会社に入ってももっと悪い事をする人はいますからね。だからなんで先の先までわが心配をするのか(笑)。見てましてもね自分の足で歩いている子は大したもんですよ≫
「自分で選ばせる。あまり小さい時はあれですけども押し付けない。」
≪そうそうそう≫
「選んだものを後押しをする」
≪それに子供が物を言ってる時に聞いてやればいいのに聞かない人が多いんですよ。「お母さん~」ってくるでしょその時に(子供の次の言葉を)待てばいいのに「勉強しましたか」って言ってしまうんですよ(笑)。≫
「今忙しいとか。私のことばっかし言うのもなんですがトットちゃんの校長先生は普通の学校を退学になってその校長先生の学校に行きましたよね。4時間私の話を聞いてくださったんですよ。」
≪それはすごい≫
「それでこの人いい人だなって私は一生涯信頼したんですけども。小学校1年の子供が4時間もよく話すことがあったと思いますが(河合笑)もし少しでも退屈にしたら私話すのを止めたと思いますけども一生懸命聞いてくださったから4時間も話してそれで私はとっても良い子になったんです」
≪それは素晴らしい教育者ですよ。子供わねえ本気で聞いてるか上の空できいてるかすぐに分かるんですよ。≫
「私も先生がちょっと上の空で聞いてたらすぐに止めたと思います」
≪だから私はこの仕事がすきというか誤魔化しがないというか1発勝負で真剣勝負で。そのかわりちゃんと会ってる限りはみんなからなんと言われてる子でも向き合ってきますよ≫
黒柳「もう時間があっというまですが旦那さんが奥さんの話を聞かないという事もよくない?」
河合≪それも真剣に聞かないからですよ。上の空で聞くから(奥さんの話が)面白くないんで、本当に聞くと結構面白いんですけどね(笑)。それで話が成立すれば子供の事はほって置いてもいいというぐらいですよ。≫
「家庭が崩壊してるのに子供に学校で仲良くしろと言ってもダメなんですよね。」
≪悪い見本をいつも見せてるわけですよ。≫
「会社で疲れて大変でしょうけども奥さんが居るなら奥さんの話をよく聞く。聞いてみると結構面白い」
≪みんな勘違いをしてるのが会社が忙しいでしょ、で家で節約しようとするのが間違いで機械じゃないんですから人間てのは使えばより元気になるんですよ。話を聞いて元気になって会社行くと。それが分からなくて会社でエネルギーを使って家で節約しようと言うのは人間と機械(ロボット)と間違ってる考え方ですね≫
「一杯寝るとぼんやりする時がありますよね。少しは寝た方がいいんですけども、ずいぶんの主婦が旦那さんに不満を持ってるというデータも出てますからやっぱり旦那さんは奥さんの話をよく聞く」
≪はい、それが絶対大事です≫
「結論を出すのが速すぎるからゆっくりと結論を出して、子供の話もよく聞く。お母さんがあんた馬鹿じゃないのとか子供にいうと泣いちゃいそうなのかわいそうで」
≪本当にね≫
「どうも文化庁長官」
 http://www.h4.dion.ne.jp/~giten/cont/guest2002/h14-6-17.html

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