過去の今日の出来事etSETOraですヨ(=^◇^=)

過去の今日の円谷プロダクション中心の特撮作品だヨ(=^◇^=)

 2007/12/01 ウルトラギャラクシー大怪獣バトルhttp://homepage3.nifty.com/super-robot/

 

 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
 ┃ 『ウルトラセブン フイルム・ストーリー・ブック  ┃
 ┃  SFヒーローのすばらしき世界』 ┃
 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛朝日ソノラマ発行
 ファンタスティックコレクションNO.11 保存用決定版!!
①1979(昭和54)年01月20日(土) NO.11 定価950円 ※amazon情報
②1979(昭和54)年03月20日(火) NO.11 定価950円
③1983(昭和58)年12月01日(木) NO.29 定価950円
①https://www.amazon.co.jp/dp/B00CBS4ILQ
②https://www.amazon.co.jp/dp/B08HH9YKJ5
③https://www.amazon.co.jp/dp/B088C11Y4H
 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━┓
 ┃ 西暦2015(平成二十七)年版 ┃12/1(火)『怪奇大作戦』
 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━┛12/1(火)『ウルトラマンA』
 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━┓
 ┃ 西暦2016(平成二十八)年版 ┃12/1(木)『怪奇大作戦』
 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━┛12/1(木)『ウルトラマンA』
 ┏━━━━━━━━━━━┓ 1966(昭和41)年にTBS系列で放送された
 ┃ ウルトラQ完全年表 ┃『ウルトラQ』の制作経緯
 ┗━━━━━━━━━━━┛ および関連する出来事をまとめていますヨ(=^◇^=)
 ┌─――――――――――――┐テーマ:円谷プロ
①|1958(昭和33)年12月01日(月)|中野稔、佐川和夫が、円谷研究所を訪ねる
 └─――――――――――――┘中野稔、佐川和夫が、円谷研究所を訪ねる。(1958年暮れか、1959年正月)
 ┌─――――――――――――┐テーマ:
②|1963(昭和38)年12月01日(日)|『WOO』の企画書と脚本を印刷
 └─――――――――――――┘このころ、フジテレビ『WOO』の企画書と第1話(3稿)の脚本が印刷される(日付は不明)印刷された企画書をもとに小松崎茂に「WOO」のイメージボードが依頼される。5種類の設定画が制作される。(日付は不明) 
 ┌─――――――――――――┐テーマ:UNBALANCE:企画
③|1964(昭和39)年12月01日(火)|「宇宙からの贈りもの」の本編部分の撮影が終わる
 └─――――――――――――┘このころ、「宇宙からの贈りもの」の本編部分の撮影が終わる。(時期は不明) 
 ┌─――――――――――――┐テーマ:ウルトラQ:企画
④|1964(昭和39)年12月01日(火)|TBS側の『ウルトラQ』番組プロデューサーが、渋沢均から栫井巍に交代
 └─――――――――――――┘このころ、TBS側の「『ウルトラQ』番組プロデューサーが、渋沢均から栫井巍に交代する。(時期は不明)
また『ウルトラQ』のプロデューサーに着任した栫井巍が、東宝撮影所内にあった円谷特技プロダクションを円谷英二への挨拶のため訪問。その翌日、「マンモスフラワー」「変身」「悪魔っ子」の完成作品、「あけてくれ」「宇宙からの贈りもの」のラッシュフィルムを見た後、怪獣路線への統一を進言したとされる
 ┌─――――――――――――┐テーマ:ウルトラQ:記事:新聞
⑤|1964(昭和39)年12月01日(火)|朝日新聞夕刊に「『ウルトラQ』の制作進む TBSテレビ」という記事を掲載 
 └─――――――――――――┘朝日新聞夕刊に「『ウルトラQ』の制作進む TBSテレビ」という記事を掲載。この記事の中で「ウルトラQ」の放送開始は昭和40年1月中旬の予定と報じている
 ┌─――――――――――――┐テーマ:ウルトラQ:脚本
⑥|1964(昭和39)年12月01日(火)|脚本のタイトルを『UNBALANCE』から『ウルトラQ』へ変更
 └─――――――――――――┘このころ、脚本のタイトルが『UNBALANCE』から『ウルトラQ』に変更される。このころ、「五郎とゴロー」「タローの絵本」(「育てよ!カメ」(準備稿))「空想都市」(「1/8計画」(準備稿))などの脚本が「ウルトラQ」名義で印刷される。
 『UNBALANCE』名義の脚本は、以下の通り。
  脚本No.1「マンモス・フラワー」(準備稿、決定稿)
  脚本No.2「変身」(準備稿、決定稿)
  脚本No.3「悪魔っ子」
  脚本No.4「幽霊自動車」(怪獣路線への変更により未制作となる)
  脚本No.5「206便消滅す」(後に「ウルトラQ」名義で脚本No.4となる)
  脚本No.5「宇宙からの贈りもの」
  脚本No.6「あけてくれ!」(準備稿、決定稿)
  脚本No.7「鳥を見た......」(第1稿、決定稿) 
 ┌─――――――――――――┐テーマ:ウルトラQ:撮影
⑦|1965(昭和40)年12月01日(水)|「SOS富士山」「地底超特急西へ」の本編部分の撮影が終わる
 └─――――――――――――┘日付は不明
 ┌─――――――――――――┐テーマ:ウルトラQ:記事:雑誌
⑧|1965(昭和40)年12月01日(水)|「ぼくら」12月号にウルトラQ絵物語 第10回
 └─――――――――――――┘「地底怪獣パゴス テレビ映画「にじのたまご」より」が掲載される
 ┌─――――――――――――┐テーマ:ウルトラQ:記事:雑誌
⑨|1967(昭和42)年12月01日(金)|このころ『TBSコミック』12月号に
 └─――――――――――――┘鬼童譲二のまんが「地底怪獣パゴス」が掲載
 ┌─――――――――――――┐昭和のテレビコミック『ウルトラQ』上下巻発売
 |2011(平成23)年 9月15日(木)|情報配信http://ultraq.jp/topix.html
 └─――――――――――――┘マンガショップ、昭和のテレビコミック『ウルトラQ』上下巻を発売
 【下巻】地底怪獣パゴス『TBSコミックス』梅田プロデュースセンター 1967(昭和42)年12月号
 ┌─――――――――――――┐テーマ:商品:書籍
⑩|1978(昭和53)年12月01日(金)|朝日ソノラマ 950円発売
 └─――――――――――――┘『ファンタスティックコレクションNo.10 空想特撮映像のすばらしき世界 ウルトラマン PARTⅡ』
 ┌─――――――――――――┐テーマ:商品:書籍
⑪|1997(平成九)年12月01日(月)|グリーンアロー出版社 1,524円発売
 └─――――――――――――┘『グリーンアロー・グラフィティ42 ウルトラ怪獣バリューブック』
************************* http://www.uta-net.com/song/40455/
 ①http://ameblo.jp/onishi2/archive1-195812.html ②http://ameblo.jp/onishi2/entry-10014464376.html
 ③http://ameblo.jp/onishi2/entry-10014531903.html ④http://ameblo.jp/onishi2/entry-10014531972.html
 ⑤http://ameblo.jp/onishi2/entry-10014531990.html ⑥http://ameblo.jp/onishi2/archive1-196412.html 
 ⑦http://ameblo.jp/onishi2/entry-10014780126.html ⑧http://ameblo.jp/onishi2/entry-10014780163.html
 ⑨http://ameblo.jp/onishi2/entry-10015591625.html ⑩http://ameblo.jp/onishi2/entry-10015887934.html
 ⑪http://ameblo.jp/onishi2/entry-10016273287.html
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%83%AB%E3%83%88%E3%83%A9Q
************************************************************
 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ 
 ┃ 『ウルトラQ』と円谷特技プロダクションの本日の歴史 ┃ウルトラQ全記録版
 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ since 1997.12.02
 ┌─――――――――――――┐朝日新聞夕刊に
 |1964(昭和39)年12月 1日(火)|「『ウルトラQ』の制作進むTBSテレビ」という記事を掲載
 └─――――――――――――┘この記事の中で『ウルトラQ』の放送開始は昭和40年1月中旬の予定と報じているヨ(=^◇^=)
  12月 このころ「宇宙からの贈りもの」の本編部分の撮影が終わる。このころ、TBSの番組プロデューサーが、渋沢均から栫井巍に交代する。このころ、「ウルトラQ」のプロデューサーに着任した栫井巍が、東宝撮影所内にあった円谷特技プロダクションを円谷英二への挨拶のため訪問。その翌日、「マンモスフラワー」「変身」「悪魔っ子」の完成作品、「あけてくれ」「宇宙からの贈りもの」のラッシュフィルムを見た後、怪獣路線への統一を進言する。 
 http://ultraq.web.fc2.com/history.html#64 http://ja.wikipedia.org/wiki/1964%E5%B9%B4
 ┌─――――――――――――┐講談社『ぼくら』12月号にウルトラQ絵物語
 |1965(昭和40)年12月 1日(水)|第10回「地底怪獣パゴス テレビ映画「にじのたまご」より」を掲載
 └─――――――――――――┘12月のこのころ「SOS富士山」「地底超特急西へ」の本編部分の撮影が終わる。 
 http://ultraq.web.fc2.com/history.html#65 http://ja.wikipedia.org/wiki/1965%E5%B9%B4
 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
 ┃ 『ウルトラQ』と円谷プロダクションの今日の歴史 ┃ウルトラQ全記録版
 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ since 1997.12.02
 ┌─――――――――――――┐朝日ソノラマ 950円発売
 |1978(昭和53)年12月 1日(金)| ファンタスティックコレクションコレクションNo.10
 └─――――――――――――┘『空想特撮映像のすばらしき世界 ウルトラマン PART II』
 http://ultraq.web.fc2.com/history.html#67 http://ja.wikipedia.org/wiki/1978%E5%B9%B4
 ┌─――――――――――――┐ グリーンアロー出版社
 |1997(平成九)年12月 1日(水)|『グリーンアロー・グラフィティ42 ウルトラ怪獣バリューブック』
 └─――――――――――――┘ 1,524円発売
****************************************** http://m-78.jp/q/
 http://ultraq.web.fc2.com/history.html#67 http://ja.wikipedia.org/wiki/1997%E5%B9%B4
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%86%86%E8%B0%B7%E3%83%97%E3%83%AD%E3%83%80%E3%82%AF%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3
 http://shogo.r-s.co.jp/disco/album21.html http://shogo.r-s.co.jp/disco/single18.html
************************************************************
 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
 ┃ 『ウルトラセブン』 第12話 報道記事 ┃
 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
 ┌─――――――――――――┐
 |1970(昭和45)年11月 1日(日)|朝日ジャーナル投書欄 ひばく怪獣と差別
 └─――――――――――――┘
****************** http://www1.odn.ne.jp/egota/seven12/uketuke.html
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BA%83%E5%B3%B6%E5%8E%9F%E7%88%86
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%95%B7%E5%B4%8E%E5%8E%9F%E7%88%86
************************************************************

 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ 
 ┃ 『GAMMA3 or The Green Slime』 ┃‡1968(昭和43)年12月01日(日) 米国公開
 ┃  『ガンマー第3号 宇宙大作戦』 ┃ 1968(昭和43)年12月19日(木) 日本公開
 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ 看護婦:リンダ・ハウゼスティ(Linda Hardisty)・・・『ウルトラセブン』第14&15話「ウルトラ警備隊西へ(前後編)」にドロシー・アンダーソン役でゲスト出演
************************************************************
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AC%E3%83%B3%E3%83%9E%E3%83%BC%E7%AC%AC3%E5%8F%B7_%E5%AE%87%E5%AE%99%E5%A4%A7%E4%BD%9C%E6%88%A6
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%BB%E3%83%8F%E3%83%BC%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%B9%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%BC
************************************************************
 ┏━━━━━━━━┓
 ┃ 『怪奇大作戦』 ┃ TBS系列
 ┗━━━━━━━━┛19:00~19:30
‡1968(昭和43)年12月01日(日) 第12話「霧の童話」        日本版
 1971(昭和46)年09月15日(水) 第10話「Der Fluch der Samurai」 ドイツ版
    監修・・・円谷英二 制作No.13
    脚本・・・上原正三
    監督・・・飯島敏宏
  特殊技術・・・的場徹
   ゲスト・・・平八老人(吉田義夫)駐在(和久井節緒)健一(高野浩幸)側近(ブルース・ベーリー) 目撃者(阿知波信介)
   メカ他・・・ 落武者の亡霊、精神錯乱ガス              ※ブルース・リーはベーリーグッドだヨ(=^◇^=)
    備考・・・地方開発を巡る対立という現在でも通用するテーマを扱った第12話
   視聴率・・・20.2%
   代理店・・・宣弘社
    提供・・・武田薬品工業株式会社
    制作・・・円谷プロダクション TBS
 今日のお話・・・戦国の落武者から追われ、崖から落ち重症を負う若者。捜査依頼を受け鬼野村を訪れた三沢は、村の少年健一と友達になる。この村には、昔から伝わる落武者の伝説があったのだ。村は、国による高速道路計画と米の大手自動車メーカーの工場建設問題に揺れていた (from amazon.co.jp prime)
 ┏━━━━━━━━━┓http://www1.cablenet.ne.jp/e-chan/sri/index.html
 ┃ 牧史郎(岸田森) ┃1941(昭和16)年12月8日(月)生まれの28歳
 ┗━━━━━━━━━┛常に冷静沈着な科学の信奉者。SRIの頭脳的(主人公的)存在。「24年目の復讐」で判明。「霧の童話」では、終戦時に5歳だったと答えているが、これが数え年だとすれば矛盾は生じないヨ(=^◇^=)
 ┏━━━━━━━━━━━━━━━┓since 2000(平成12)年4月 1日(土)
 ┃ 怪奇大作戦の部屋(暫定復活) ┃   2008(平成20)年8月20日(水)から7ヶ月中断
 ┗━━━━━━━━━━━━━━━┛http://www.ucatv.ne.jp/~rydeen/SRI/index.html
 アニメ◆動画:怪奇大作戦 第12話 霧の童話
 ダイジェスト◆動画:怪奇大作戦 第12話 霧の童話
 静止画◆動画:怪奇大作戦 第12話 霧の童話
****************************************
 https://www.amazon.co.jp/dp/B00FIZ8OLO
 http://www.ucatv.ne.jp/~rydeen/SRI/index.html
  http://hw001.spaaqs.ne.jp/temps-perdu/framepage9.html
  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%80%AA%E5%A5%87%E5%A4%A7%E4%BD%9C%E6%88%A6
****************************************
 文化ジャーナル8月号 書籍紹介『円谷プロ怪奇ドラマ大作戦』
 2013(平成25)年08月12日(月)脱稿、文中一部敬称略、文責=北島町教育委員会事務局長・小西昌幸
『怪奇大作戦』の資料本としては、『ウルトラQ&怪奇大作戦 フィルム・ストーリー・ブック』朝日ソノラマ、1979年『怪奇大作戦大全』(双葉社、2001年が詳しく参考になるが、今年(2013年)7月に洋泉社から刊行された『円谷プロ怪奇ドラマ大作戦』もその系譜に連なる重要資料である。『怪奇大作戦』のほか『恐怖劇場アンバランス』『緊急指令10‐4・10‐10』円谷プロのサスペンス物・テレビムービーなどが紹介されている。40名に及ぶスタッフ、キャストへのインタヴューが大変充実して読み応えがある。例えば「呪いの壺」(石堂淑朗脚本、実相寺昭雄監督)の日野統三を演じた花ノ本寿(はなのもと・ことぶき)氏。この人は「これでええのや。これで思い通りや」とつぶやき、最後に自滅する暗い犯罪者の役でテレビ・ドラマ史に名を刻んだ。花ノ本氏は、元々は日本舞踊の人で、舞踊の仕事が多忙であったため、「怪奇」の後「無常」に出演し俳優業を辞めたという。そもそものキャスティングのきっかけは、「七人の刑事/若者の子守歌」(佐々木守脚本)に出演した花ノ本氏を実相寺監督が気に入ったためなのだそうだ。現在、花ノ本氏は、15世花ノ本流宗家である。今では日本舞踊の大御所になっている人が、かつて癖のある芸術志向の監督に気に入られ、カルト作品に足跡を残していたことは、ファンにとってとても痛快だ。本書の魅力は、この種の細やかな関係者インタヴューの充実にある。そのほか、数多くの発見があった。
「京都買います」のロケハンの新幹線代5人分を実相寺昭雄監督が立て替えていたことがスタッフ座談会で明らかにされる。実相寺監督が京都で撮影した2本(「呪いの壺」「京都買います」)は当初もっと早い段階で撮影されるはずだった。しかし、脚本の遅れ、タイアップの突然の中止、岸田森のスケジュール問題などが山積し、一時は京都撮影が危ぶまれた。しかし橋本洋二プロデューサーの「実相寺に何としても撮らせてやりたい」という、強い意向により実現したのだ(その頃は、もう製作費が底をついていた時期で、最終話「ゆきおんな」は那須ロイヤルホテルとのタイアップで経費を抑えたとの由)。池田憲章氏も創世ホール講演会のときに話しておられたが、京都撮影の2編は「映像京都」のスタッフとの仕事で、その緊張感が良い効果を生んだということではないか。言うまでもなく映像作品は多くの人々の仕事の集積なので、生モノであり、その結合が奇跡のような高水準の作品を生み出すことがある。「呪いの壺」「京都買います」はその典型と言ってよいのではあるまいか。橋本洋二プロデューサーのインタヴューは、びっしり4頁に及び、とりわけ貴重だと思う。佐々木守とは親友だったことが語られる。「彼は僕の考えることを100%わかっていて、それを120%にしてくれる人だった」。『怪奇大作戦』のメイン・キャスティングに関しては、岸田森と原保美と小橋怜子を推薦したのが橋本氏で、勝呂誉(すぐろ・ほまれ)と松山省二は円谷側の推薦という。もう少し、京都編の2作についてメモしておきたい。
「呪いの壺」ラストで炎上するのは妙顕寺というお寺。人が入れるくらい大きなセットを作ったので、迫力ある炎上シーンが撮影できたこと、円谷英二がそれを誉めたエピソードが紹介されている。昔読んだ資料で、「呪いの壺」放映時に、この炎上シーンを見た人が、「大変や、あんたの寺が今燃えている」とお寺に電話をかけたという逸話が紹介されているのを見た記憶もある。模型が小さいと、炎もチャチに見えてしまうのだが、これは何度見ても本物のお寺が炎上しているように見える。それほどリアルで迫真力のある映像なのだ。本作は、1969年1月下旬から10日間で撮影され、放送日ぎりぎりまで編集されたという。
「京都買います」のロケ地情報も、小さな文字でびっしり書かれている。登場順に拾ってみると、金戒光明寺本堂→金戒光明寺経堂→広隆寺→仁和寺→金戒光明寺路地→平等院→平等院鳳凰堂→南禅寺山門→圓徳院三面大黒天茶屋→万福寺→東福寺という具合である(本当はもっと細かい。興味ある人はぜひ現物をチェックされたい)。牧(岸田森)が心惹かれる謎の女性・美弥子役の斉藤チヤ子氏のブロマイドは、現在も浅草のマルベル堂で販売されているそうだ。池田憲章氏も私も、円谷プロの30分ドラマでは「怪奇大作戦/京都買います」を最高傑作として認識している。
「怪奇大作戦/霧の童話」(上原正三脚本、飯島敏宏監督)の健一少年役の高野浩幸氏は当時7歳だったが、1人で集合場所まで行き、信州ロケに臨んだと語っている。高野氏は「ウルトラセブン/円盤が来た」やATG「田園に死す」(寺山修司監督)にも出演している人なのだ。氏は、ドラマの中で山羊(やぎ)をいつも連れ歩く純朴な山の少年として名演技を見せている。ちなみに言えば
「霧の童話」は、山村の巨大開発計画(高速道路建設、米国自動車工場進出)とそれに抵抗する村の老人たちの反対運動が背景にある。400年前の落ち武者伝説にまつわる亡霊騒ぎを起こして開発を阻止しようとする、老人たちの心情が哀れで胸に迫るものがある。同作は事件解決後、村が鉄砲水で壊滅するという衝撃の展開になる。これにより開発は一挙に進み、高速道路も米国資本の自動車工場建設も現実のものとなることが容易に想像されるのだ。鉄砲水の濁流が村を襲うシーンがモノクロで描かれ、そこに石仏、黒煙をあげる工場群、山の小学校校庭で演奏する鼓笛隊などの映像が次々にインサートされる。バックの音楽は鼓笛隊ののどかな演奏であり、村を飲み込む濁流と村ののどかな風景との対比が一層胸に迫る。最後の情景は、山の斜面の石仏のそばにうつろに佇む初老の工員の後ろ姿がセピア色に浮かび、テーマ曲イン。工場地帯のカットバックにスタッフ、キャストのクレジットが重なる。当初のシナリオでは、健一少年がこの災害で命を落とした旨はっきり書かれている。本作は、このラスト数分間によって極めて重い社会的色彩を帯びたものとなり、『怪奇大作戦』中、ベスト5に挙げられる傑作となった。出演者へのインタヴューで面白かったのは、出演者が放映時に必ずしも自分の出演作品を見ているわけではないということ。「怪奇大作戦」最終話「ゆきおんな」の永野(松木)路子氏は取材時に当該作品を見せられて「今初めて観ました。本当に円谷さんの映像ってすごいですよね」と語っているのが、何となく愉快で微笑ましい。『恐怖劇場アンバランス』関係者インタヴューで、ベテラン脚本家の小山内美江子氏も登場する。小山内氏は、同シリーズ「死を予告する女」「地方紙を買う女」、「ウルトラQ/あけてくれ!」を担当している。「ウルトラQ」のとき、複数のプロットを提出したのですかという質問に対して、自分はそういうことはしない、何本か出して1本なんて冗談ではない、子どもを養っているのだから書いたものは必ず銭にするという迫力でやっている旨の、心がけを語っており、興味深い。本書は、『ウルトラセブン研究読本』に続く洋泉社のムック本である。この後、『円谷プロSFドラマ大図鑑』『ウルトラマン研究読本』と同路線の本が続刊予定だ。「怪奇大作戦」の放映は1968年9月から69年3月までの半年間だった。40年以上がたち関係者は高齢化し、既に亡くなった人も多数いる。一連のムック本シリーズで洋泉社は、存命関係者の証言記録の最後のサルベージ作業を目指しているのではないかと私は思う。その誠実で真面目な取り組みに敬意を表して本稿を閉じることにしたい。
 https://www.town.kitajima.lg.jp/docs/612.html

 ┏━━━━━━━━━━━━┓   放送順
 ┃ 『ウルトラファイト』 ┃ TBS系列
 ┗━━━━━━━━━━━━┛17:30~17:35
 ┌─――――――――――――――――――――――――――――――┐
 |1970(昭和45)年12月 1日(火) 制作No.100 第047話「華々しき死闘」 |
 └─――――――――――――――――――――――――――――――┘
     ナレーター・・・山田二郎(当時TBSアナウンサー)第196話除く
  出演(勝☆vs敗★)・・・★エレキング ★ゴドラ ☆ウルトラセブン
      放送EP・・・新規撮影
        制作・・・円谷プロダクション
 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓   制作順
 ┃ 『ウルトラファイト』ウルトラセブン編 ┃ TBS系列
 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛17:30~17:35
 ┌─―――――――――――――――――――――――――┐
 |1970(昭和45)年12月 1日(火) 第047話「ベル星人大惨敗」 |
 └─―――――――――――――――――――――――――┘
     ナレーター・・・山田二郎 ※当時TBSアナウンサー、196話除く
  出演(勝☆vs敗★)・・・ベル星人 ウルトラセブン
      放送EP・・・『ウルトラセブン』第18話「空間X脱出」より
      制作NO・・・040
      OP音楽・・・♪進め!ウルトラマン♪のカラオケ版。一番オーソドックスなもの
        制作・・・円谷プロダクション
 映像◆乱暴怒りのガラモンhttp://youtu.be/6kUK88DiIpM
 
************ http://www1.cablenet.ne.jp/e-chan/fight/uf.html
 http://www.geocities.jp/virginfleet/tokusatsu/ultrafight/ultrafight01.html
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%83%AB%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%88
************************************************************

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最近の「日記」カテゴリーもっと見る