船木誠勝が語る88年の“盗難” 事件「ライガーさんのと自分のレガースがどこを探してもないんです」
‡2022(令和四)年01月16日(日) 7:00配信 東スポWeb
写真◆骨法の練習に励む(左から)船木、故堀辺師範、山田(1987年12月、東京・東中野=東スポWeb)
ハイブリッドレスラー・船木誠勝(53)が、これまでに遭遇したさまざまな事件の裏側や真相を激白する大好評企画。今回は1988年、新日本プロレス時代の船木が被害にあった〝レガース隠匿事件〟にスポットライトをあてる。UWFに傾倒していく若手に対する新日本プロレス幹部の嫌がらせと思われるが、その顛末とは――。
【写真】激レア!シューティングスタープレスを食らう船木
【THE FACT~船木が見た事件の裏側(12)】いくら探しても、どこを探してもないんです。東京・野毛の新日本プロレス合宿所更衣室に置いてあったレガース(脛あて)が。同じくレガースを付けて試合していたライガーさん(当時は山田恵一)のと自分のレガースが、煙のように消えていました。
ライガーさんはこうつぶやきました。「もしかして隠されたか」。そう思ったのも無理はないんです。伏線はしっかりあったんですよ。順を追って話しましょう。レガースがなくなる前年の87年、藤原(喜明)さんとのスパーリングで首を痛めてしまったんです。すると(アントニオ)猪木さんが「いい整体がある」と東京・東中野にあった骨法を紹介してくれました。治療もしていたんですが、武術もやっていたんで誘われてやってみたんですね。骨法もレガースを付けて戦うので、そこで自分も付けたんです。そのうちライガーさんが海外武者修行から帰ってきて一緒に行くようになりました。そうこうするうちに、骨法の堀辺正史師範(故人)に骨法のコスチュームをプレゼントされ、ライガーさんと2人で上下骨法のコスチュームで暮れの両国国技館大会に出たんです。お客さんもすごく盛り上がってくれました。その日は、たけしプロレス軍団の登場で暴動が起きて、それに紛れてコスチュームに関しては誰からも何も言われなかった。だから、そのままレガースを付けて試合をしていたんです。でも、それから年が明けて3か月くらいたったころでしょうか。、新日本の〝上層部〟からこう言われました。「レガースを脱いでくれ」。当時の新日本プロレスの上の方には、UWFに対するアレルギーがあったと思います。レスラーの中にもマスコミに「俺たちはプロレスをやってるんだ。キックボクシングじゃないんだ」とUWFへの嫌悪感を露にする人もいたそうです。だからUWFスタイルの象徴ともいえるレガースは、そういう人たちにとっては嫌悪の対象。だから「レガースを脱いでくれ」となった。でも、ライガーさんは「いや、これは個性なんで脱げません」と〝上層部〟からの要請をその場で一蹴したんです。自分はライガーさんが言ってくれたんでホッとしました。ところが、そのやりとりがあった後、きっかり次のシリーズの前日に自分とライガーさんのレガースがなくなった…。ライガーさんが「隠された」とつぶやいたのも当然なんですよ。ライガーさんは試合用の赤のレガースがなくなったんで、練習用の黒のレガースでシリーズを通しました。シリーズが終わって合宿所に戻って、しばらくするとレガースが戻ってきました。合宿所更衣室のロッカーの一番上の高いところに、袋に入れられて置いてありました。ライガーさんと2人で「あぁ、あきらめてくれたんだな」と解釈しましたね。犯人は特定できませんでした。でも、それだけUWF色を受け入れない考えが〝上層部〟にはあったということです。自分たちとしてはUWFじゃなく骨法だったんですけど、骨法もイヤだったんじゃないですか。前田(日明)さんが結局新日本から出されたのも、UWFを入れたくなかったという考えが根底にあったと思いますよ。
【今回の事件】1986年から本格的に新日本プロレスに出戻り参戦したUWF。その独特のファイトスタイルから新日本の選手とたびたび衝突したが、一方で一部の若手選手から絶大な支持を受けた。この状況に新日本の〝上層部〟はイラ立ち、UWFスタイルの象徴ともいうべきレガースを隠すという何とも稚拙な妨害策に出たと思われる。
☆ふなき・まさかつ 本名は船木優治(まさはる)。
1969(昭和44)年3月13日(木)生まれ、青森県弘前市出身。84年、新日本プロレスに入門。翌年に15歳11か月の史上最年少デビュー(当時)を果たした。89年、UWFに移籍。その後、藤原組を経て93年にパンクラスを設立。ヒクソン・グレイシーに敗れ引退したが、2007年に現役復帰。現在はフリーとして活躍。181センチ、90キロ。主なタイトルはキング・オブ・パンクラシスト、3冠ヘビー級王座。得意技はキック、掌底など。東京スポーツ
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https://news.yahoo.co.jp/articles/5f3ea8f1f0d96023d7ef559fdc2e5c735951fbe4
李明博氏 ベトナム政府の逆鱗に触れ国賓訪問一時拒否された
‡2014(平成26)年01月16日 16:00
「韓国人は横柄だ」「乱暴だ」「ずるい」「嘘をつく」「信用できない」。欧米はもとより、アジア諸国で嫌韓ムードが広がっている。ベトナム国民がどう思っているかを紹介しよう。
ベトナム戦争(1960~1975年)に参戦した韓国軍が暴虐の限りを尽くしたことは世界的に知られている。それを詳らかにしたのは韓国人ジャーナリストだった。1999年当時、韓国紙『ハンギョレ新聞』ベトナム通信員だった具スジョン女史は、同紙の系列週刊誌『ハンギョレ21』で韓国軍の蛮行をリポートした。「
1965(昭和40)年12月22日、韓国軍はビンディン省クイニョン市の村を急襲し12歳以下の子供や妊婦を含む50人以上の村民を虐殺した。韓国兵は2歳の子供の首をへし折って殺害し、別の子供は木に投げつけられ殺害後、焚き火に放り込まれた」『ハンギョレ21』1999年5月6日号より
韓国兵は現地女性を見れば強姦し、凌辱の末、焼き殺すこともあった。殺害を免れた女性たちの中には「ライダイハン」と呼ばれる戦争犯罪の落とし子を身籠る者も多数いた。当時、サイゴン支局に赴任した元朝日新聞の井川一久氏は街中でベトナム人に囲まれ、「ダイハン!」(大韓)と呼ばれた。韓国人と間違われて憎悪の目を向けられたのだ。しかしその後も韓国人に反省の色は皆無だった。そればかりか、2009年の李明博政権はベトナム帰還兵を称えるため「国家有功者優遇法」の改正を急ぎ、ベトナム政府の逆鱗に触れた。李大統領はベトナムへの国賓訪問を一時拒否されるなど異例の事態を引き起こしたが、未だに韓国政府は戦争犯罪を償っていない。朴槿惠大統領も態度を改めず、昨年のベトナム訪問ではセールス外交に終始した。周知のとおり、ベトナム派兵を決めたのは父の朴正熙だ。償いもなく、金儲けの話ばかりしていては嫌韓感情が高まって当然だ。
※SAPIO2014年2月号
http://www.news-postseven.com/archives/20140116_236145.html
『「空腹」こそ最強のクスリ』(アスコム)
話題の「16時間断食」の一体なにがスゴイのか?がんを克服した医師が辿りついた究極の食事法
2021(令和三)年06月16日(水) 16:00 医師:青木厚
写真◆「1日3食」の常識を覆す、食事時間と体の仕組み(写真:Kana Design Image/PIXTA)
夕飯を食べてから翌日の朝食まで16時間開けるという「16時間断食」が注目を集めている。
著者の青木厚氏は、糖尿病をはじめとする生活習慣病の専門医である。「1日3食」という常識を根底から覆す食事法を編み出したきっかけは、著者自身が舌がんを患ったことだという──。
「16時間断食」ブームのきっかけとなった『「空腹」こそ最強のクスリ』より一部抜粋・再構成してお届けする。
■「食事をしただけなのに疲れる」という人は要注意■私は内分泌代謝や糖尿病を専門とする医師です。大学病院などでの勤務を経て、クリニックを開設し、風邪をひかれた方から生活習慣病の方まで、数多くの患者さんを診てきました。皆さんのなかに、こんな症状に悩まされている方はいませんか?
「食べると、すぐ眠くなってしまう」
「最近、胃腸が弱っている気がする」
「疲れやすくなった」
「何もする気が起きなくなったり、イライラしたり、気分の変化が激しい」いろいろな原因が考えられますが、もしかしたら、あなたのその症状は、「食べすぎ」からきているかもしれません。しかも、1日3食、規則正しく食事をとるだけで、「食べすぎ」になってしまう可能性もあるのです。
「食生活に関する世論調査」(NHK、2016年)によると、1日平均3食とる人の割合は、16~29歳では70%程度、60代は85%以上、70歳以上になると90%を超えています。
「1日3食」という習慣は、私たちの生活に、これほどまでに深く浸透しています。しかしながら、「1日3食が理想的である」という考え方には、実は、確固たる裏付けはありません。それどころか、1日3回の食事は、体や健康にさまざまなダメージを与えているのです。
⇒ 次ページ食事が始まるのは「飲み込んだ後」
1日3食の弊害として、まず最初に挙げられるのは、「内臓が休む時間がない」ことです。食事は「食べたものが喉を通過したら終わり」ではありません。体の中では、各臓器が一生懸命働いています。内蔵にとってはむしろ、食べものが喉を通過してからが、「食事」の本番です。食べものが消化されるまで、胃の中に滞在する時間は平均2~3時間、脂肪分の多いものだと、4~5時間程度といわれています。小腸は、胃から送られてきた消化物を5~8時間かけて分解し、水分と栄養分の8割を吸収します。大腸は、小腸で吸収されなかった水分を15~20時間かけて吸収します。忘れられがちなのが、肝臓です。肝臓は働き者です。体に入ってきた栄養を必要なエネルギーに変えたり、余分なエネルギーを蓄えたり、食べものに含まれるアルコールやアンモニアなどの毒素を処理したり、脂肪の消化吸収を助ける胆汁をつくったりします。
■1日3食とると、内蔵は休むことができない■1日3回食事をとると、朝食から昼食までの間隔は4~5時間、昼食から夕食までは6~7時間程度しかありません。これでは、前の食事で食べたものが、まだ胃や小腸に残っているあいだに、次の食べものが運ばれてきます。当然、胃腸は、つねに消化活動をしなければならなくなります。肝臓もフル回転で働かなければなりません。胃腸も肝臓も、休む間もなく働き続け、どんどん疲弊していってしまうのです。胃腸が疲れ、消化機能が衰えると、栄養素をきちんと吸収できない、老廃物を排出できない、免疫力が低下するなど、さまざまな問題が生じます。スポーツのあと休憩をとるのと同じように、内臓にも休息が必要なのです。1日3食の弊害としては、「内臓が休む時間がない」ことのほかに、「食べすぎを招きやすい」ことも挙げられます。例えば、「前の食事が高カロリーだったため、今は体があまりエネルギーを必要としていない」というとき、決まった時間に食べることが習慣化していると、「今、空腹かどうか」「体がエネルギーを必要としているか」といったこととは関係なく食事をとってしまい、結果的に「食べすぎ」になってしまうことが多いのです。しかも、胃には伸縮性があり、食べた量に合わせて膨らんでいきます。普段から慢性的に食べすぎている人の場合、「胃が膨らんでいる状態」が当たり前になっていて、「本来、体が必要としている量」以上の食べものも、どんどん受け入れてしまいます。「食べすぎ」は、体にさまざまな影響をもたらします。「食べすぎ」の弊害には主なものだけでも、次のようなものが挙げられます。
⇒ 次ページ「食べすぎ」の弊害とは?
・消化する時間とエネルギーが必要になり、胃腸や肝臓に負担がかかる。
・体内の活性酸素が増える。
・血液中の栄養分が過剰になり、血液や血管の状態が悪くなる。
・脂肪が過剰に増えると、悪玉ホルモンの分泌が増える。
・疲れやだるさの原因になる。
・糖尿病、高脂血症、脳出血、脳梗塞、狭心症、心筋梗塞、がんなどの原因になる。
・糖質の取りすぎが、肥満や「脂肪肝」の原因になる。
・糖質の取りすぎで血糖値が急上昇し、食後の眠気、だるさ、イライラなどの症状が表れる。
・血糖値が高い状態が続くと、2型糖尿病の発症につながる。
1日3食の習慣には、「内臓が休む時間がない」「食べすぎを招きやすい」といった弊害があり、体にさまざまなダメージを与えているということをお話ししました。では、こうしたダメージから体を守るには、いったいどうしたらよいのでしょう。食事のカロリー数を減らす??糖質を減らす??いいえ、私がおすすめしたいのは、「空腹の時間を作る」というものです。16時間以上、空腹の時間を作ると、最大の効果が得られます。「○や△は食べてはいけない」といった細かいルールや、面倒なカロリー計算はいっさい必要ありません。空腹の時間以外は、何を食べていただいてもかまいませんし、空腹の時間中にどうしてもお腹が空いたときも、ナッツ類などであれば、いくら食べていただいてもかまいません。16時間以上の空腹の時間を作るのも、睡眠時間をうまく組み込めば、無理なく実行できるでしょう。本書には、生活スタイルに合わせて空腹時間を作るヒントなども載せています。どうぞ参考にしてください。
■「空腹」中、体の中で何が起きているのか■空腹の時間のあいだ、体に何が起きているのかをお話ししましょう。私が「16時間」という時間にこだわる理由も、ここにあります。まとまった空腹の時間を作ると、まず、内臓の働きがよくなります。胃腸や肝臓を十分に休ませてあげることで、内臓の疲れがリセットされます。また、空腹によって一時的に栄養が足りなくなると、活性酸素を除去する抗酸化酵素が増え、「活性酸素の量が減る」ともいわれています。最後にものを食べてから10時間ほど経つと、体内で「脂肪の分解」が始まります。空腹の時間が長くなればなるほど、体内の脂肪が分解されていきます。脂肪が分解されると、血液中の脂質が減り、圧迫されていた血管が解放されます。そして、12~24時間、空腹の時間を作ると、血液中の糖質も20%程度低下するといわれています。しかし、空腹が体にもたらす最大のメリットは、なんといっても「オートファジー」にあります。最後にものを食べてから16時間が経過したころ、体の中でオートファジーが機能し始めるのです。
⇒ 次ページ「オートファジー」とは?
オートファジーとは、「細胞内の古くなったタンパク質が、新しく作り替えられる」仕組みのことをいいます。私たちの体は、普段、食べたものから栄養を摂取し、必要なタンパク質を作っているのですが、なんらかの原因で栄養が入ってこなくなると、体は生存するために、なんとか「体内にあるもの」でタンパク質を作ろうとします。そこで、古くなったり壊れたりした、細胞内のタンパク質を集め、分解し、それらをもとに新しいタンパク質を作るのです。さらに、細胞内の「ミトコンドリア」という小器官も、オートファジーによって新たに生まれ変わります。新しく元気なミトコンドリアが細胞内にたくさんあればあるほど、細胞の活動に必要なエネルギーが得られ、若々しく、健康でいられます。つまり、オートファジーとは、「古くなった細胞を、内側から新しく生まれ変わらせる」仕組みだといえます。2016年、東京工業大学の大隅良典栄誉教授が、オートファジーの研究でノーベル生理学・医学賞を受賞しました。オートファジーは今、世界中の注目を集めています。このように、16時間の空腹の時間を作ることで、
・内臓の疲れがとれて、内臓機能が高まり、免疫力もアップする。
・血糖値が下がって、インスリンの適切な分泌が促され、血管障害が改善される。
・脂肪が分解され、肥満が引き起こすさまざまな問題が改善される。
・細胞が生まれ変わり、体の不調や老化の進行が改善される。といった、さまざまな効果が期待できます。
「空腹」は、1日3食の習慣や食べすぎが体に与えたダメージをリセットし、体を内側から蘇らせてくれます。まさに、空腹こそが最強のクスリなのです。
■探し求めた最強のクスリ、それが「空腹」だった■最後に、私が「空腹」というクスリを手に入れたきっかけについて、少しお話ししたいと思います。40歳のとき、舌がんになったことが、ことの始まりでした。当時の私は、医師という職業柄、それなりに食事の内容には気を遣っていました。ただ、日々の生活の中で、知らず知らず「食べすぎ」になっていたのでしょう。いつの間にか、お腹に内臓脂肪がついてちょっとしたメタボリック体型となり、やがて、舌がんにかかっていることがわかったのです。幸い、がん自体は手術で無事に取り除くことができました。しかし、同じような生活を続けていたら、また再発してしまうおそれがあります。私は、さまざまな書籍や論文を読み漁りました。糖尿病をはじめとする、生活習慣病の患者さんたちの治療を通して得た経験や知識もふまえて、「無理なく、ストレスなく、病気を遠ざける」には、どうすればよいのか、必死に考えました。その結果、たどりついたのが、「空腹」の力を活用する食事法だったのです。「16時間断食」を実践したところ、ポッコリお腹は解消し、体は軽く、疲れにくくなりました。今のところ、がんが再発する気配はありません。私は医師として、そして、がんを経験した者として、みなさんにも「空腹」という最高のクスリのことを知ってほしいと願っています。『「空腹」こそ最強のクスリ』には、空腹に慣れるまでの期間を上手に乗り切る方法、「16時間断食」を行ううえでのちょっとした注意点など、「空腹の時間」の習慣を続けるためのヒントをたくさん載せました。みなさんが病気知らず、老化知らずの体を手に入れる助けになれば幸いです。
https://toyokeizai.net/articles/-/433744
『「空腹」こそ最強のクスリ』(アスコム)