過去の今日の出来事etSETOraですヨ(=^◇^=)

過去の今日の『ゴルゴ13』etSETOraだヨ(=^◇^=)O♂・・・♀


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 ┃ 『ゴルゴ13』SPコミックス ┃
 ┃   ポケットエディション  ┃
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 05 2012(平成24)年02月07日(火) 第022巻 第1刷発行日 ISBN 978-4-8458-4218-6
  「タッチ・ダウン」「行方不明のH氏」「プレイバック」「軽火器vs戦車砲」
‡06 2012(平成24)年02月24日(金) 第023巻 第1刷発行日 ISBN 978-4-8458-4219-3
  「飛翔」「独裁者の晩餐」「蒼狼漂う果て」
 04 2014(平成26)年02月06日(木) 第066巻 第1刷発行日 ISBN 978-4-8458-4515-6
  「ザ・メッセンジャー」「イリーガルの妻」「アクロバティックス」「ハリウッド・シンデレラ」
‡05 2014(平成26)年02月24日(月) 第067巻 第1刷発行日 ISBN 978-4-8458-4516-3
  「日・米コメ戦争」「サタデーナイト・スペシャル」「ロメオたちの西側」
 05 2015(平成27)年02月06日(金) 第090巻 第1刷発行日 ISBN 978-4-8458-4645-0
  「カフカーズの群狼」「ミステリーの女王・2」「PKO」
‡06 2015(平成27)年02月24日(火) 第091巻 第1刷発行日 ISBN 978-4-8458-4646-7
  「魔の海峡」「2000.2.29」「ペイ・バック」「氷上の砦」
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 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B4%E3%83%AB%E3%82%B413%E3%81%AE%E3%82%A8%E3%83%94%E3%82%BD%E3%83%BC%E3%83%89%E4%B8%80%E8%A6%A7#SP%E3%82%B3%E3%83%9F%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9_%E3%83%9D%E3%82%B1%E3%83%83%E3%83%88%E3%82%A8%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3
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     映像◆https://video.fc2.com/content/20110417dLzy6eRy
    アニメ◆<a href="https://video.fc2.com/content/20110417dLzy6eRy/&tk=TkRjMk1EUTBNekE9" title="あしたのジョー 第48話 「宿命の対決」" rel="nofollow"><img src="https://video8-thumbnail2.fc2.com/up/thumb/201104/17/d/FCUT_20110417dLzy6eRy.gif" alt="あしたのジョー 第48話 「宿命の対決」"></a>
 ダイジェスト◆<a href="https://video.fc2.com/content/20110417dLzy6eRy/&tk=TkRjMk1EUTBNekE9" title="あしたのジョー 第48話 「宿命の対決」" rel="nofollow"><img src="https://video8-thumbnail2.fc2.com/up/thumb/201104/17/d/digest_20110417dLzy6eRy.gif" alt="あしたのジョー 第48話 「宿命の対決」"></a>
    静止画◆<a href="https://video.fc2.com/content/20110417dLzy6eRy/&tk=TkRjMk1EUTBNekE9" title="あしたのジョー 第48話 「宿命の対決」" rel="nofollow"><img src="https://video-thumbnail2.fc2.com/w256h144/video8.fc2.com/up/thumb2/201104/17/d/20110417dLzy6eRy.jpg?20110418024634" alt="あしたのジョー 第48話 「宿命の対決」"></a>
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 ┃『あしたのジョー』┃フジテレビ系列
 ┗━━━━━━━━━┛ 19:00~19:30
‡1971(昭和46)年02月24日(水) 第48話「宿命の対決」
   脚本・・・伊東恒久
 作画監督・・・杉野昭夫
 絵コンテ・・・不明 第01話~第48話、第50話
   演出・・・富野喜幸
  視聴率・・・22.0%
   OP・・・第01話-第79話♪あしたのジョー♪作詞:寺山修司/作曲・編曲:八木正生/歌:尾藤イサオ
   ED・・・第41話-第79話♪力石徹のテーマ♪作詞:寺山修司/作曲・編曲:八木正生/歌:ヒデ夕木
  今夜話・・・減量の果てに力石が肉体を安定させたことを実感するジョー。笑みを浮かべる力石に、ジョーは少年院以来の決着をつけるべく挑む。そして試合開始。両手ブラリ戦法に出たジョーは、力石のアッパーをスェイバックでかわし、ストレートを放つ。だが、反った体勢からのジョーのパンチに十分な威力は無かった。 【番組中の不適切な表現について】 本作品は放送時の時代背景により、現代では一部不適切と思われる表現が含まれておりますが、制作者の意図を考慮し、原作に忠実に配信しておりますことをあらかじめ御了承ください
  amazon・・・泪橋と呼ばれる橋を渡ると広がる下町のドヤ街に、ある日フラリとひとりの少年・矢吹丈が訪れるところから物語は始まる。生まれついての風来坊である彼は、そこで喧嘩の腕を披露して、ヤクザにからまれている少女・サチを助ける。それを見ていた拳闘狂の丹下段平から、丈は、ボクシングへの道を勧められるが、その申し出をあっさりと断る。ところが、慈善家の財閥令嬢・白木葉子からお金を騙し取ったことが原因で丈は少年院に送られ、そこで後のライバル・力石徹と出会うことに。力石のパンチに沈み、初めての敗北感を味わった彼は、俄然ボクシングに対する興味を燃やし、段平の特訓を受けることを決意する。かくして、ふたりの若者の想像を絶する闘いの日々は始まった。(c)高森朝雄・ちばてつや/TMS
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 https://www.amazon.co.jp/dp/B00GM4DMVC
Ohttps://www.uta-net.com/song/5062
Ehttps://www.uta-net.com/song/77715
 https://en.wikipedia.org/wiki/Ashita_no_Joe
 https://renta.papy.co.jp/renta/sc/frm/item/70545/
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 ┃ 『週刊少年ジャンプ』連載『北斗の拳』 ┃
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‡1986(昭和61)年02月24日(月)発行 第11号 121話「いざ将の下へ!の巻」
  ※漫画『北斗の拳』が掲載された週間少年ジャンプの号数、発行日のリストです。発行日=発売日ではありません
 ┏━━━━━━━━━━┓原作:武論尊
 ┃ 『北斗の拳』14巻 ┃漫画:原哲夫
 ┗━━━━━━━━━━┛東京・一ツ橋 集英社
 JC851674「その時はきた!の巻」
 1987(昭和62)年 JUMP COMICS 1冊目
 1987(昭和62)年01月15日(木) 第1刷発行 定価360円
 1986(昭和61)年01月29日(水)発行 第07号 117話「ただ愛のために!の巻」
 1986(昭和61)年02月03日(月)発行 第08号 118話「われ死を知らず!の巻」
 1986(昭和61)年02月10日(月)発行 第09号 119話「哀しみの秘法拳!の巻」
 1986(昭和61)年02月17日(月)発行 第10号 120話「流れ去る雲よ!の巻」
‡1986(昭和61)年02月24日(月)発行 第11号 121話「いざ将の下へ!の巻」
 1986(昭和61)年03月03日(月)発行 第12号 122話「はるかなる想い!の巻」
 1986(昭和61)年03月10日(月)発行 第13号 123話「その時はきた!の巻」
 1986(昭和61)年03月17日(月)発行 第14号 124話「血の奔流!の巻」
 1986(昭和61)年03月24日(月)発行 第15号 125話「運命の罠!の巻」
 ●『週刊少年ジャンプ』S61年号~号掲載分収録 ※検印省略 著者承認済
************ http://www.hokuto-no-ken.jp
 http://hokutosite.com/sakuhin/gensaku/hokuto/hokuto-keisai.html
 http://hokutosite.com/sakuhin/gensaku/hokuto/hokuto-titlelist.html
 http://www.biwa.ne.jp/~starman/index.htm
 https://ja.wikipedia.org/wiki/北斗の拳
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■1986(昭和61)年02月24日(月)号 第11号 定価170円『CITY HUNTER』
■シティーハンター:北条司
■北斗の拳:原哲夫・武論尊
■キン肉マン:ゆでたまご
■魁男塾:宮下あきら
■キャプテン翼:高橋陽一
■きまぐれオレンジロード:まつもと泉
■ドラゴンボール:鳥山明
■ハイスクール!奇面組:新沢基栄
■こちら葛飾区亀有公園前派出所:秋本治
■聖闘士星矢:車田正美
■銀牙-流れ星銀:高橋よしひろ
■ついでにとんちんかん:えんどコイチ
■超機動員ヴァンダー:桂正和
■うわさのBOY:みやすのんき
■ラブ&ファイヤー:平松伸二
■ロードランナー:次原隆二
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 ┃ 『きまぐれオレンジ☆ロード』 ┃
 ┃  『週刊少年ジャンプ』連載  ┃
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‡1986(昭和61)年02月24日(水)号 第11号 097話「バレンタイン・キッド!」
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 http://www.sky.sannet.ne.jp/manotaku/orangeroad/list.html
 https://ja.wikipedia.org/wiki/きまぐれオレンジ☆ロード
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 ┃ 『妖怪人間ベム』 ┃ フジテレビ
 ┗━━━━━━━━━━┛19:30~20:00
‡1969(昭和44)年02月24日(月) 第21話「怨みの髪の毛」
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 https://www.uta-net.com/song/10872
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A6%96%E6%80%AA%E4%BA%BA%E9%96%93%E3%83%99%E3%83%A0
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 ┃『めぞん一刻』┃ フジテレビ
 ┗━━━━━━━┛19:00~19:30
‡1988(昭和63)年02月24日(水) 第95話「ああ感動!指輪にこめたばあちゃんの愛」
    脚本・・・金子裕
  絵コンテ・・・澤井幸次
    演出・・・澤井幸次
  作画監督・・・河南正昭
    単行本・・・15巻8 テレビオリジナル
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 http://www.ne.jp/asahi/maison/ikkoku/data/anime_tv.html#91
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%81%E3%81%9E%E3%82%93%E4%B8%80%E5%88%BB_(%E3%82%A2%E3%83%8B%E3%83%A1)
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 ┃『野獣刑事』┃監督:工藤栄一
 ┗━━━━━━┛主演:緒形拳
 1982(昭和57)年10月02日(土) 東映系劇場公開
‡2012(平成24)年02月24日(金) 映画『野獣刑事』信者ブログ30年前の今日更新
‡1982(昭和57)年02月24日(水) 西成から堺、そして南港へ
 30年前の今日、ロケハン部隊は大阪市の南部を歩いていたようです。月刊イメージフォーラムでの成田祐介助監督(当時)のレポートでは、以下の通り記されています。
‡1982(昭和57)年02月24日(水)再び、大阪の街を彷徨うジプシーロケハンへ。本日、いよいよ目標の西成・釜ヶ崎へと足を踏み入れる。以前、懸念したとおり、釜ヶ崎はより普通の街への趣きを呈しており、かつての無法地帯は市民の顔を装っていた。しかし、撮影カメラが中に入ることは未だに拒否し続けている。明朝、再び、朝の釜ヶ崎をロケハンすることにする。昼と朝では、その様相が一変することを期待して-。以下、例のスタイルで阿倍野、帝塚山、足を延ばして堺と精力的にみてまわる。夕景を狙い、南港の団地群のロケハン。埋め立て地に建てられたこの団地はトップシーンともなる最初の殺人事件が発生する場所の候補。まわりが埋め立て地独特の荒れ地に忽然とあらわれる団地群は、トップに異様さを求める監督の演出意図にもピッタリで、不可解な連続殺人の最初になんともふさわしい場所である。本日、泊まりは例の〝ホテル関西″。
 1982(昭和57)年02月15日(月)にスタートし、電車と足により「外堀から固めて」きたロケハンは、舞台となる西成・釜ヶ崎に到達しました。しかし、今日の感触はイマイチのようです。釜ヶ崎から阿倍野ということは、飛田を通り抜けたのでしょうか。それとも、今池から天王寺まで、1993年に廃止されてしまった南海天王寺支線で移動したものでしょうか。そして、阿倍野~帝塚山~堺は、阪堺電車の上町線・阪堺線での移動と推測されます。沿線が劇中で登場することはありませんでしたが、大阪で唯一の路面電車、車窓から見える町並みはロケ地として魅力的に写ったのではないでしょうか……。南港の団地には、住之江公園駅から、1981年3月に開業したばかりのニュートラムを利用したものと思われます。1982年当時の終点は中ふ頭駅で、その手前のポートタウン西~ポートタウン東駅の間に、そのほとんどが14階建ての、当時としては高層の団地、50棟あまりが林立しています。
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 1982(昭和57)年10月02日(土) 東映系劇場公開
 2012(平成24)年02月25日(土) 映画『野獣刑事』信者ブログ30年前の今日更新
 1982(昭和57)年02月25日(木) ふたたび西成から堺、そして工藤監督は東京へ、残留部隊は……
 30年前の今日、ロケハン部隊は西成・釜ヶ崎から堺と昨日のリベンジを行い、監督と別行動でさらなるロケハンに勤しんだようです。月刊イメージフォーラムでの成田祐介助監督(当時)のレポートでは、以下の通り記されています。
 1982(昭和57)年02月25日(木)早朝5:00出発で、昨日の釜ヶ崎へ再び潜入する。動物園前駅より三角公園、そして通称センターと呼ばれる愛隣労働センターと早朝の釜ヶ崎を歩き回る。以前であればあちこちに立ち並んだ屋台の飯屋の姿も今は殆んど無く、不況のアオリをモロにうけるこの地区のアンコ(日雇い労働者)の数も極端に減ってきているようである。飯屋の替りに早朝モーニングサービスの喫茶店が繁盛し、アンコはそこでコーヒーを飲んでから仕事に出かける。やはり、暴力のエネルギーを失くしてしまった街なのだろうか。南海電車に揺られてみる車窓を流れる大阪の街は、BOROの唄ではないが活気にあふれ、如何にも商売の街の面目躍如といったところであろう。堺駅前、昨日まわりきれなかった地区をみて回る。かつての旅商人の簡易宿、そして赤線の面影が色濃く残る街並は、釜ヶ崎の簡易宿泊所と共通する雰囲気がある。田中のドヤの有力候補に決定する。監督はこの後、最悪の事態を考慮して恵子役候補の某女優と会う為、新大阪から慌しく上京していった。残留部隊はキタのノーパン喫茶のロケハン。
 自分は釜ヶ崎には土日の、しかも昼過ぎ~夕方にしか行ったことがないのですが、平日早朝の、仕事を求める人々が蠢きだす様子は一度この目にしておきたいものです。現在では高齢者が多く、福祉の町となった感のある釜ヶ崎ですが、1980年代前半の時点ですでに勢いは下降線を辿っていたのでしょうか。名物の暴動も1973年以来9年間も鳴りを潜めていた時期でしたし。そして、堺へ。
‡1982(昭和57)年02月24日(水) 前回は阪堺電車と推測されましたが、今回は南海本線による(萩ノ茶屋からの?)移動だったようです。
 1982(昭和57)年02月22日(月)の記事でいしだあゆみ氏の出演危機について触れましたが、工藤監督は次の手のために実際に動いていたんですね。それにしても「某女優」って誰だったんでしょうねえ……。で、さらりと書いていますが、梅田界隈のノーパン喫茶のロケハン……入店したのは一軒だけでしょうか。つい、うらやましい仕事だと思ってしまいます
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 https://www.amazon.co.jp/dp/B07G45X1DF
 http://yaju-deka.cocolog-nifty.com/blog/2012/02/301982225-8fbc.html
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%8E%E7%8D%A3%E5%88%91%E4%BA%8B
 野獣歌http://www.uta-net.com/user/phplib/Link.php?ID=8612
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 この国の未来は「川崎市」に凝縮されている『リバーズエッジ』から見る日本の未来 
‡2018(平成30)年02月24日(土) 17:00 東洋経済オンライン 首藤 淳哉
 写真◆川崎からみえるこの国の未来とは何か(撮影:梅谷秀司) 
 もしこの国の未来を知りたければ、とっておきの方法がある。川崎を訪れてみればいい。それだけ? そう、それだけ。ただしちょっとした条件付きだ。いちどだけでなく、なんども通ってみること。そこで暮らす人々と言葉を交わし、できたら友だちになること。そうすればこの街はかならずあなたに未来の姿を見せてくれるはずだ。川崎市は人口約150万。東京都と横浜市に挟まれた位置にあり、北西から南東へと細長く連なる7つの区(麻生区/多摩区/宮前区/高津区/中原区/幸区/川崎区)からなる。川崎は北と南に分けて語られることが多い。北部と南部とではカラーがまったく異なるからだ。ノンフィクションの文脈でいえば、かつて川崎の北部が日本中の注目を集めたことがあった。
 1980(昭和55)年11月29日(土)、高津区の新興住宅地で、当時20歳だった浪人生が、両親を金属バットで撲殺したのだ。写真家の藤原新也は、『東京漂流』(朝日文芸文庫)の中で、もし「80年代の日本を一発ワンショットで撮れ」と言われたら迷わずこの時の犯行に使われた金属バットを撮ると述べている。藤原が撮影した事件現場の家屋は、まるで不動産の広告写真のような明るさを帯びている。藤原はニュータウン特有の明るさの向こうに、虚ろな家族の姿を見て取ったのだ。
■「川崎国」などと再び注目を浴びることに■2015年、ふたたび川崎が注目を浴びた。ただしこんどは川崎の南部である。
 2015(平成27)年02月20日(金)の早朝、川崎市川崎区の多摩川の河川敷で、無数の痣や切り傷がある少年の全裸遺体が発見されたのだ。メディアは沸騰した。被害者が中学1年生であったことや困窮した家庭環境であったこと、主犯格の少年の人物像などが、連日凄まじいボリュームで報道された。中には、少年たちが利用していたLINEがあたかも犯罪の温床であるかのように報じるものや、殺害方法から少年グループを「イスラム国」になぞらえ「川崎国」と称するものなどいささかピント外れな報道も目についた。メディアは好き勝手に事件を弄んだあげく、あっという間に飽きて立ち去っていった。音楽ライターの磯部涼もこの事件をきっかけに取材をはじめたひとりだ。だがその取材は過熱報道が収束した後も終わることがなく、いつしか川崎という街の奥深くへと入り込んでいった。その成果をまとめたのが『ルポ川崎』だ。本書は川崎という街の核心部分にまで手を伸ばし、そこからこの国の未来の姿をつかみ出すことに成功している。
◎そこかしこで目にする分断された光景 ⇒ 川崎からみえるこの国の未来とは何か。それは「分断」がむき出しとなった社会である。川崎の中でも、もっとも光と影のコントラストが際立ってみえるのは、地元の若者たちが「サウスサイド」と呼ぶ川崎駅の南から臨海部にかけてのエリアかもしれない。この街を歩いていると、そこかしこで分断された光景を目にすることができる。本書で著者が切り取ってみせる象徴的な光景は、たとえばこんな具合だ。ドヤ街で発生した火災現場跡にたたずんでいると、背後の公園からひどく酩酊した中学生くらいの男子が千鳥足で出てきて倒れこんだ。そこにはすでに二人の男子が寝ており、いずれも焦点の定まらない目で宙を見つめている。目をあげると公園では若い夫婦が子どもをジャングルジムで遊ばせていて、そのかたわらでストロングゼロ片手に動物の遊具に乗って、ゆらゆら揺られている老人がいる。それらを見下ろすように警察の建物がそびえている――。凄まじく濃い光景だ。だがこの濃さは、ここではけっして珍しいものではない。いや正確には「場所によっては」と言うべきか。ドヤ街から川崎駅を挟んで北側にあるラゾーナ川崎に足を向ければ、とても同じ街とは思えない眩しい空間が広がっているからだ。ショッピングモールのような隅々までが光に照らされた空間がある一方で、この街には、すべてが黒く塗りこめられてしまったような場所もある。風景のコントラストが極めてくっきりとしているのだ。藤原新也が描いた川崎北部が1980年代のリアルを象徴する場所であるのなら、現代のリアルは、「川崎サウスサイド」にあると言っていい。たとえばこの地には、かつて朝鮮半島から労働者としてやって来た人々がつくったコミュニティがあり、近年は東南アジアや南米から移り住む人々も増えている。未来の日本を先取りするかのように、この街ではすでに移民社会が誕生しているのだ。そのために近年、川崎はヘイトデモの標的になっている。初めてヘイトデモに遭遇した少年の証言が本書で取り上げられているが、それまでルーツのことでからかわれたりしたことのなかった少年は、ある日、生まれ育った街に自分たちへの憎悪をむき出しにした集団がやって来たことに大きな恐怖をおぼえている。だがこの街にはそうした状況を変えようとする人々もいる。彼らに共通しているのは、地元のネガティブな状況をなんとか変えようと奮闘していることだ。その象徴的な存在が、BAD HOPである。川崎区で1995年に生まれたメンバーを中心に構成されるBAD HOPは、音楽業界でもいまもっとも注目されているグループだ。ギャングが熾烈な抗争を繰る広げるシカゴ南部で生まれたDrill(ドリル)と呼ばれるジャンルに影響を受けた彼らの音楽は、煽り立てるようなトラックにエモーショナルなラップが乗るのが特徴である。これまでひどい環境から抜け出すには「ヤクザになるか、職人になるか、捕まるかしかなかった」不良たちに、BAD HOPは新たなロールモデルを提示した。そればかりか地元への誇りも与えたのである。いま川崎は、彼らの後に続こうとする子どもたちによってヒップホップの聖地になっている。彼らは自分たちが置かれた環境を、ラップを通じて見つめ直している。ヘイトデモも地元への誇りを目覚めさせた。この街で生まれ育った者たちが、それぞれのやり方で地元の矛盾と向き合い始めている。
◎日本の近代化の矛盾を先取りしてきた土地、川崎 ⇒ その変化は早くも政治の場に反映されている。彼らは地元議員へのロビイングなどを重ね、昨年11月にヘイトデモの事前規制のための新たなガイドラインが策定され、この3月から実施されることになった。まだ抜本的な解決は遠いが、これは大きな一歩だ。川崎はもともと日本の近代化を一身に担ってきた街である。京浜工業地帯の要として戦前は軍需産業を支え、大戦後は経済成長に貢献してきた。その一方で急速な近代化の代償である公害問題にも苦しめられ、長い裁判闘争も行われてきた。いわば日本の近代化の矛盾を先取りしてきた土地だ。その川崎でいま、日本の未来を先取りするかのような現象が起きていることに、私たちはもっと注意を払うべきだろう。本書の取材のために著者は毎回、自宅から多摩川を渡って対岸の川崎へと赴いていたという。やがて行きつけの店ができ、そこで知り合った友人たちの紹介で次々と取材の輪がつながっていった。そして川崎が馴染みの街になるにつれて、そこで起きている問題が、自分たちの生活と地続きになっていることに気付く。そしてこう呟くのだ。「そもそも、こちらとあちらを隔てる"川"なんてものは存在しなかったのだ」。最後に一言だけ言わせてほしい。ただし地元の若者風に。
“時代の最先端を知りたければ、リバーズエッジ(川崎)へ行け!そこから俺たちの未来が見えるぜ!”
 https://www.msn.com/ja-jp/news/opinion/%E3%81%93%E3%81%AE%E5%9B%BD%E3%81%AE%E6%9C%AA%E6%9D%A5%E3%81%AF%EF%BD%A2%E5%B7%9D%E5%B4%8E%E5%B8%82%EF%BD%A3%E3%81%AB%E5%87%9D%E7%B8%AE%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%A6%E3%81%84%E3%82%8B-%EF%BD%A2%E3%83%AA%E3%83%90%E3%83%BC%E3%82%BA%E3%82%A8%E3%83%83%E3%82%B8%EF%BD%A3%E3%81%8B%E3%82%89%E8%A6%8B%E3%82%8B%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E6%9C%AA%E6%9D%A5/ar-BBJvRFn?li=BBfTvMA&ocid=spartanntp

 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
 ┃ 『ステキな金縛り Once in a Blue Moon』 ┃
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‡2011(平成23)年02月24日(木) 0:55:43 公訴事実 午後11時50分頃 東京都港区青坂1丁目21番地8号エスペランサマンション304号室に於いて・・・
 2011(平成23)年10月19日(水) NYのアカデミーシアターでプレミア上映
 2011(平成23)年10月29日(土) 東宝系劇場公開
 2012(平成24)年05月25日(金) Blu-rayとDVDでリリース
  ㊦↓は全て フジテレビ 土曜プレミアム ㊦↓
 2013(平成25)年11月09日(土) 21:00~23:45 165分 16.5%『清須会議』の公開を記念して、同作公開当日に地上波初放送
 2015(平成27)年10月24日(土) 21:00~23:45 165分 13.0%『ギャラクシー街道』の公開を記念して、同作公開当日に放送
 2015(平成27)年10月31日(土)には同じ『土曜プレミアム』で、『THE 有頂天ホテル』も放送
 2019(令和元)年09月14日(土) 21:35~00:15 160分『記憶にございません!』の公開を記念して、同作公開翌日に放送『2019年ワールドカップバレーボール』中継の延長によって、予定より35分繰り下げ
 2019(令和元)年09月21日(土)には同じ『土曜プレミアム』で『清須会議』を放送。「令和バージョン」と明記しており、冒頭が殺人現場ではなくエミの朝だったり、阿部つくつくが未登場だったり、エミが父との再会シーンが変更されたりなど多少の違いがある。 
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 https://www.amazon.co.jp/dp/B00GM3HM6E
 https://ja.wikipedia.org/wiki/ステキな金縛り
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 ┃ 『喜劇  駅前開運』 ┃|1968(昭和43)年 2月14日(水)|???第22作目 
 ┗━━━━━━━━━━━┛|1968(昭和43)年 2月24日(土)|???第22作目 
              └─――――――――――――┘配給:東宝
    主演・・・森繁久彌 伴淳三郎 フランキー堺の三人が主演の喜劇映画のシリーズ
    監督・・・豊田四郎 
    脚本・・・広沢栄
    駅名・・・赤羽駅
  舞台設定・・・商店街 
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 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%96%9C%E5%8A%87_%E9%A7%85%E5%89%8D%E9%96%8B%E9%81%8B
 http://www.uta-net.com/user/phplib/Link.php?ID=3233駅前歌
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 ┏━━━━━┓┌─――――――――――――┐
 ┃ 『叫』 ┃|2006(平成18)年 9月 3日(日)|第63回ヴェネツィア国際映画祭
 ┗━━━━━┛|2007(平成19)年 2月24日(土)|『Jホラーシアター』第3弾封切
        └─――――――――――――┘
********************** http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%AB
 http://www.geocities.co.jp/Hollywood-Studio/8295/kansen.htm
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 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
①┃ 東京都内5地区集計 観客動員数第①位の映画作品 ┃西暦2001年第08週目
 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
 ┌─――――――――――――┐通算1週目 <第①位最初で最後の日>
 |2001(平成13)年 2月24日(土)|一日目『キャスト・アウェイ』
 |2001(平成13)年 2月25日(日)|二日目『キャスト・アウェイ』
 └─――――――――――――┘週末観客動員数・・・
                週末興行収入・・・・・
                     備考・・・観客動員数は東京都内5地区(銀座 新宿 渋谷 池袋 上野)
 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
②┃ 日本週末興行成績第①位の映画作品 ┃西暦2007年第08週目
 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
 ┌─――――――――――――┐通算1週目 <第①位最初で最後の日>
 |2007(平成19)年 2月24日(土)|一日目『ドリームガールズ』
 |2007(平成19)年 2月25日(日)|二日目『ドリームガールズ』
 └─――――――――――――┘週末観客動員数・・・
                週末興行収入・・・・・
****** http://www.uta-net.com/user/phplib/Link.php?ID=38564
 ①http://ja.wikipedia.org/wiki/2001%E5%B9%B4%E6%97%A5%E6%9C%AC%E9%80%B1%E6%9C%AB%E8%88%88%E8%A1%8C%E6%88%90%E7%B8%BE1%E4%BD%8D%E3%81%AE%E6%98%A0%E7%94%BB%E3%81%AE%E4%B8%80%E8%A6%A7
 ②http://ja.wikipedia.org/wiki/2007%E5%B9%B4%E6%97%A5%E6%9C%AC%E9%80%B1%E6%9C%AB%E8%88%88%E8%A1%8C%E6%88%90%E7%B8%BE1%E4%BD%8D%E3%81%AE%E6%98%A0%E7%94%BB%E3%81%AE%E4%B8%80%E8%A6%A7
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①┃ 東京都内5地区集計 観客動員数第①位の映画作品 ┃西暦2002年第08週目
 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
 ┌─――――――――――――┐通算4週目 <第①位最後の日>
 |2002(平成14)年 2月23日(土)|一日目『オーシャンズ11』
 |2002(平成14)年 2月24日(日)|二日目『オーシャンズ11』
 └─――――――――――――┘週末観客動員数・・・
                週末興行収入・・・・・
                     備考・・・観客動員数は東京都内5地区(銀座 新宿 渋谷 池袋 上野)
 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
②┃ 日本週末興行成績第①位の映画作品 ┃西暦2008年第08週目
 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
 ┌─――――――――――――┐通算3週目 <第①位最後の日>
 |2008(平成20)年 2月23日(土)|一日目『L change the WorLd』
 |2008(平成20)年 2月24日(日)|二日目『L change the WorLd』
 └─――――――――――――┘週末観客動員数・・・
                週末興行収入・・・・・
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③┃ 日本週末興行成績第①位の映画作品 ┃西暦2013年第08週目
 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
 ┌─――――――――――――┐通算2週目 <第①位最後の日>
 |2013(平成25)年 2月23日(土)|一日目『ダイ・ハード/ラスト・デイ』
 |2013(平成25)年 2月24日(日)|二日目『ダイ・ハード/ラスト・デイ』
 └─――――――――――――┘週末観客動員数・・・
                週末興行収入・・・・・
****** http://www.uta-net.com/user/phplib/Link.php?ID=78345
 ①http://ja.wikipedia.org/wiki/2002%E5%B9%B4%E6%97%A5%E6%9C%AC%E9%80%B1%E6%9C%AB%E8%88%88%E8%A1%8C%E6%88%90%E7%B8%BE1%E4%BD%8D%E3%81%AE%E6%98%A0%E7%94%BB%E3%81%AE%E4%B8%80%E8%A6%A7
 ②http://ja.wikipedia.org/wiki/2008%E5%B9%B4%E6%97%A5%E6%9C%AC%E9%80%B1%E6%9C%AB%E8%88%88%E8%A1%8C%E6%88%90%E7%B8%BE1%E4%BD%8D%E3%81%AE%E6%98%A0%E7%94%BB%E3%81%AE%E4%B8%80%E8%A6%A7
 ③http://ja.wikipedia.org/wiki/2013%E5%B9%B4%E6%97%A5%E6%9C%AC%E9%80%B1%E6%9C%AB%E8%88%88%E8%A1%8C%E6%88%90%E7%B8%BE1%E4%BD%8D%E3%81%AE%E6%98%A0%E7%94%BB%E3%81%AE%E4%B8%80%E8%A6%A7
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①┃ 『どんずまり便器 “clogged toilet bowl”』 ┃
 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
 ┌─――――――――――――┐2011年製作
 |2012(平成24)年 2月24日(金)|ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2012
 |2012(平成24)年 4月14日(土)|渋谷・ユーロスペースにて、レイトショー
 └─――――――――――――┘備考・・・凶暴で男にだらしない女、弟との過去の秘密、歪んだ愛と傷だらけの人生
 ┏━━━━━━┓┌─――――――――――――┐
②┃ 木津川駅 ┃|1900(明治33)年 9月 3日(月)|開業
 ┗━━━━━━┛└─――――――――――――┘50分頃錆びた看板浦口駅登場
③:映画『どんずまり便器』初日舞台。主演・菜葉菜が号泣、監督も。 
2012/04/14(土)
今年のゆうばり国際ファンタスティック映画祭でベストアクトレス賞(菜葉菜)を受賞した「どんずまり便器」がユーロスペースにて初日を迎え、監督、キャストが舞台挨拶を行った。
主演の菜葉菜さんは「撮影がすでに3年前のことで、当時の自分の気持ちがすっきりとしていない時で、何かを吐き出したと思っていた時に頂いた脚本で、ナルミという役を通じて自分の思いを吐き出していたような感じだったと今、思い起こします。」と挨拶した段階で号泣。「小栗監督が朝、メールを頂きナルミ役が菜葉菜さんで良かったという内容をもらい、当時、監督とともに、同じ悩みを抱えていてこの役を作ってきたので、本当に監督と出会えて嬉しかったです。」小栗監督も「素晴らしいコメントを頂き・・・・自分は役者さんの演技をもってしか表現することしかできないので、この作品を通じて悩みを解消していったので、素晴らしい役者さんに出会えて嬉しかったです」と泣きながらコメント。菅田俊さんは「ちょっとした役ですが、これから才能ある監督の作品に出れて良かったです。それと菜葉菜ちゃんの魅力全開の作品ですので、宣伝して頂ければ嬉しいです」
審査員からベストアクトレス賞を受賞し、今、注目の監督作、必見です。(Report:Yasuhiro Togawa)
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 映像◆http://video.fc2.com/content/20130922EPtfP9d0/
 ①http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%A9%E3%82%93%E3%81%9A%E3%81%BE%E3%82%8A%E4%BE%BF%E5%99%A8
 ②http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%A8%E6%B4%A5%E5%B7%9D%E9%A7%85
 ③http://www.cinematopics.com/cinema/c_report/index3.php?number=6330
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 この国の未来は「川崎市」に凝縮されている『リバーズエッジ』から見る日本の未来 
‡2018(平成30)年02月24日(土) 17:00 東洋経済オンライン 首藤 淳哉
 写真◆川崎からみえるこの国の未来とは何か(撮影:梅谷秀司) 
 もしこの国の未来を知りたければ、とっておきの方法がある。川崎を訪れてみればいい。それだけ? そう、それだけ。ただしちょっとした条件付きだ。いちどだけでなく、なんども通ってみること。そこで暮らす人々と言葉を交わし、できたら友だちになること。そうすればこの街はかならずあなたに未来の姿を見せてくれるはずだ。川崎市は人口約150万。東京都と横浜市に挟まれた位置にあり、北西から南東へと細長く連なる7つの区(麻生区/多摩区/宮前区/高津区/中原区/幸区/川崎区)からなる。川崎は北と南に分けて語られることが多い。北部と南部とではカラーがまったく異なるからだ。ノンフィクションの文脈でいえば、かつて川崎の北部が日本中の注目を集めたことがあった。
 1980(昭和55)年11月29日(土)、高津区の新興住宅地で、当時20歳だった浪人生が、両親を金属バットで撲殺したのだ。写真家の藤原新也は、『東京漂流』(朝日文芸文庫)の中で、もし「80年代の日本を一発ワンショットで撮れ」と言われたら迷わずこの時の犯行に使われた金属バットを撮ると述べている。藤原が撮影した事件現場の家屋は、まるで不動産の広告写真のような明るさを帯びている。藤原はニュータウン特有の明るさの向こうに、虚ろな家族の姿を見て取ったのだ。
■「川崎国」などと再び注目を浴びることに■2015年、ふたたび川崎が注目を浴びた。ただしこんどは川崎の南部である。
 2015(平成27)年02月20日(金)の早朝、川崎市川崎区の多摩川の河川敷で、無数の痣や切り傷がある少年の全裸遺体が発見されたのだ。メディアは沸騰した。被害者が中学1年生であったことや困窮した家庭環境であったこと、主犯格の少年の人物像などが、連日凄まじいボリュームで報道された。中には、少年たちが利用していたLINEがあたかも犯罪の温床であるかのように報じるものや、殺害方法から少年グループを「イスラム国」になぞらえ「川崎国」と称するものなどいささかピント外れな報道も目についた。メディアは好き勝手に事件を弄んだあげく、あっという間に飽きて立ち去っていった。音楽ライターの磯部涼もこの事件をきっかけに取材をはじめたひとりだ。だがその取材は過熱報道が収束した後も終わることがなく、いつしか川崎という街の奥深くへと入り込んでいった。その成果をまとめたのが『ルポ川崎』だ。本書は川崎という街の核心部分にまで手を伸ばし、そこからこの国の未来の姿をつかみ出すことに成功している。
◎そこかしこで目にする分断された光景 ⇒ 川崎からみえるこの国の未来とは何か。それは「分断」がむき出しとなった社会である。川崎の中でも、もっとも光と影のコントラストが際立ってみえるのは、地元の若者たちが「サウスサイド」と呼ぶ川崎駅の南から臨海部にかけてのエリアかもしれない。この街を歩いていると、そこかしこで分断された光景を目にすることができる。本書で著者が切り取ってみせる象徴的な光景は、たとえばこんな具合だ。ドヤ街で発生した火災現場跡にたたずんでいると、背後の公園からひどく酩酊した中学生くらいの男子が千鳥足で出てきて倒れこんだ。そこにはすでに二人の男子が寝ており、いずれも焦点の定まらない目で宙を見つめている。目をあげると公園では若い夫婦が子どもをジャングルジムで遊ばせていて、そのかたわらでストロングゼロ片手に動物の遊具に乗って、ゆらゆら揺られている老人がいる。それらを見下ろすように警察の建物がそびえている――。凄まじく濃い光景だ。だがこの濃さは、ここではけっして珍しいものではない。いや正確には「場所によっては」と言うべきか。ドヤ街から川崎駅を挟んで北側にあるラゾーナ川崎に足を向ければ、とても同じ街とは思えない眩しい空間が広がっているからだ。ショッピングモールのような隅々までが光に照らされた空間がある一方で、この街には、すべてが黒く塗りこめられてしまったような場所もある。風景のコントラストが極めてくっきりとしているのだ。藤原新也が描いた川崎北部が1980年代のリアルを象徴する場所であるのなら、現代のリアルは、「川崎サウスサイド」にあると言っていい。たとえばこの地には、かつて朝鮮半島から労働者としてやって来た人々がつくったコミュニティがあり、近年は東南アジアや南米から移り住む人々も増えている。未来の日本を先取りするかのように、この街ではすでに移民社会が誕生しているのだ。そのために近年、川崎はヘイトデモの標的になっている。初めてヘイトデモに遭遇した少年の証言が本書で取り上げられているが、それまでルーツのことでからかわれたりしたことのなかった少年は、ある日、生まれ育った街に自分たちへの憎悪をむき出しにした集団がやって来たことに大きな恐怖をおぼえている。だがこの街にはそうした状況を変えようとする人々もいる。彼らに共通しているのは、地元のネガティブな状況をなんとか変えようと奮闘していることだ。その象徴的な存在が、BAD HOPである。川崎区で1995年に生まれたメンバーを中心に構成されるBAD HOPは、音楽業界でもいまもっとも注目されているグループだ。ギャングが熾烈な抗争を繰る広げるシカゴ南部で生まれたDrill(ドリル)と呼ばれるジャンルに影響を受けた彼らの音楽は、煽り立てるようなトラックにエモーショナルなラップが乗るのが特徴である。これまでひどい環境から抜け出すには「ヤクザになるか、職人になるか、捕まるかしかなかった」不良たちに、BAD HOPは新たなロールモデルを提示した。そればかりか地元への誇りも与えたのである。いま川崎は、彼らの後に続こうとする子どもたちによってヒップホップの聖地になっている。彼らは自分たちが置かれた環境を、ラップを通じて見つめ直している。ヘイトデモも地元への誇りを目覚めさせた。この街で生まれ育った者たちが、それぞれのやり方で地元の矛盾と向き合い始めている。
◎日本の近代化の矛盾を先取りしてきた土地、川崎 ⇒ その変化は早くも政治の場に反映されている。彼らは地元議員へのロビイングなどを重ね、昨年11月にヘイトデモの事前規制のための新たなガイドラインが策定され、この3月から実施されることになった。まだ抜本的な解決は遠いが、これは大きな一歩だ。川崎はもともと日本の近代化を一身に担ってきた街である。京浜工業地帯の要として戦前は軍需産業を支え、大戦後は経済成長に貢献してきた。その一方で急速な近代化の代償である公害問題にも苦しめられ、長い裁判闘争も行われてきた。いわば日本の近代化の矛盾を先取りしてきた土地だ。その川崎でいま、日本の未来を先取りするかのような現象が起きていることに、私たちはもっと注意を払うべきだろう。本書の取材のために著者は毎回、自宅から多摩川を渡って対岸の川崎へと赴いていたという。やがて行きつけの店ができ、そこで知り合った友人たちの紹介で次々と取材の輪がつながっていった。そして川崎が馴染みの街になるにつれて、そこで起きている問題が、自分たちの生活と地続きになっていることに気付く。そしてこう呟くのだ。「そもそも、こちらとあちらを隔てる"川"なんてものは存在しなかったのだ」。最後に一言だけ言わせてほしい。ただし地元の若者風に。
“時代の最先端を知りたければ、リバーズエッジ(川崎)へ行け!そこから俺たちの未来が見えるぜ!”
 https://www.msn.com/ja-jp/news/opinion/%E3%81%93%E3%81%AE%E5%9B%BD%E3%81%AE%E6%9C%AA%E6%9D%A5%E3%81%AF%EF%BD%A2%E5%B7%9D%E5%B4%8E%E5%B8%82%EF%BD%A3%E3%81%AB%E5%87%9D%E7%B8%AE%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%A6%E3%81%84%E3%82%8B-%EF%BD%A2%E3%83%AA%E3%83%90%E3%83%BC%E3%82%BA%E3%82%A8%E3%83%83%E3%82%B8%EF%BD%A3%E3%81%8B%E3%82%89%E8%A6%8B%E3%82%8B%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E6%9C%AA%E6%9D%A5/ar-BBJvRFn?li=BBfTvMA&ocid=spartanntp

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