あれもこれもわたし。

日々試行錯誤する「わたし」の記録。

歌を詠む。

2006-09-20 07:02:55 | 芝居

今回の芝居は歌もあるのです…。

昨日は私の所属している劇団「どんちょうの会」の歌練習日でした。
11月の本番に向けて、脚本の中にある『歌(歌詞)』にオリジナルのメロディーをつけたものをキーボードに合わせて猛練習しています。
歌っていて、セリフを口に出していて、何故心地良いと感じるのか…。
練習をはじめた頃からずっと気になっていたのですが、その理由に自分なりにやっと気付きました。
なんと、セリフ、歌、共に大部分が七五調なのです…。

今回の作品は『うたよみざる』…日本民話調の作品です。
韻を踏んだり、親しみやすい訛りだったり…とにかくリズム感にあふれているのです♪

七五調といえば真っ先に思いつくのが俳句、短歌などですが、それらも美しい響きがありますよね。
歌人と呼ばれる人々は、一首の中にあふれるほどの意味合いを込めて歌を詠む…。
抑えきれない感情や願い、自然の見事さなどを、簡潔に、しかも情緒あふれる言葉で。
耳に馴染むリズムで。日本語の優しい響きで。

職場でも小さいこどもたちの活動に取り入れることの多い「わらべうた」遊び。
単なる集団遊びとしてではなく、日本に古来からあるリズムや言葉遊びをとおして日本語の気質や日本人の気質のようなものにも、自然と触れられるのではないでしょうか。

一言で「歌」といっても、とても奥が深いなぁ…。

前に前にと出て行くよりは、しっとりと心に深く染み渡るような日本語。
そのリズムと響き、そして深い意味合いをしっかりと伝えられる作品に仕上げなければと思っています。
ただ心地良いだけではなく、心に何かが残るような…。
キーワードは『歌を詠む』
まだまだ先は見えませんが……それもまた楽し♪

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