・「暴れるのは本当に憎いからではない」
家庭内暴力を振るう娘さんの言動は、一見すると親御さんへの憎しみや反抗心からくるように見える。
しかし、その根底には「見捨てられるのではないか」という強い不安や怖さが隠れていることが多い。
愛情を確かめるために、わざと親御さんを困らせたり、過激な行動をとるケースも少なくない。
娘さんは「どうせ自分は愛されない」「いずれ捨てられる」と思い込んでいるため、無意識に親御さんとの関係を壊そうとすることがある。
暴言を吐いたり、物に当たったり、時には親御さんに暴力を振るうことも。
その背景には「傷つくくらいなら、いっそ自分から壊してしまおう」という衝動がある。
親御さんとしては何度も娘さんに寄り添おうと努力してきた。
しかし、暴力が続く中で「娘が怖い」「もう無理かもしれない」と限界を感じることもある。
ただ、「ここで手を離したら、娘はもっと荒れてしまうのではないか」と不安になり、身動きが取れなくなってしまう。
JECセンターは、心理を中心にパーソナリティ障害を専門とした日本唯一、民間の宿泊型施設であり、娘さんの表面的な問題行動だけでなく、その背景にある「見捨てられ不安」にも目を向ける。
家庭では対応しきれない衝動的な行動や情緒不安定さに対して、個人差はあるが入所期間８か月を目安に専門的なサポートを行いながら、娘さんが安心して心を開ける環境を整える。
親御さんの不安は娘さんの先の見えない不安や恐怖だけでなく、「施設に預けて本当に大丈夫なのか」「どのくらいの期間が必要なのか」「改善されるのか」など不安を色々考えてことはあると思う。
しかしながら家庭内で暴力が続くと、親御さんも娘さんも共に疲弊してしまう。
「もう無理かもしれない」と感じる前に、一度JECセンターに電話やメールにて相談してほしい。
親子ともに安心できる環境を整えることで、関係を修復する第一歩を踏み出すことができる。
＊本コラムは、20年以上に及ぶパーソナリティ障害の回復実績を持つ
元臨床心理士（現：施設顧問）佐藤矢市が考案した”心理休養"に基づいています。
家庭内暴力、パーソナリティ障害、
ホスト通い、メン地下、メンコン、パパ活など
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