DFEの屋根裏BLOG

構想

秋田「海岸線に風車1000基」構想 発電事業化へ新組織
2010年03月05日金曜日~河北新報社


秋田県の全海岸線に1000基の大型風車を建設し、自然エネルギーの拠点にしようという「風の王国プロジェクト」構想を進めている民間中心の準備委員会は近く新組織を設立、新年度から活動を本格化させる。事業化の実現可能性を探る調査に着手するとともに、国や県、電力会社などに積極的な参加、協力を呼び掛ける。。。


4月にも設立されるのは「風の王国推進会議」(仮称)。秋田市のNPO法人「環境あきた県民フォーラム」(山本久博理事長)が事務局となり、大学や専門機関、企業の有志をメンバーに一昨年発足させた準備委員会を発展的に解消し衣替えする。新組織の代表には秋田大の吉村昇学長が就任する予定。

新組織は、新年度から約3カ年計画で秋田における風車製造、風力発電、電力供給、消費という「エネルギーの自給自足体制」の構築が可能かどうかを調査する。

結果を基に基本計画と事業化までのロードマップ(工程表)を作成、行政や企業、一般に対して構想への幅広い参加を求めていく。構想に関連する企業誘致などにも取り組む。

調査は民間調査会社への業務委託か、秋田大や秋田県立大などの学術調査研究として実施する案が浮上。予算は、国や県の補助金、企業や一般からの協力金などで賄う考え。事業の実施主体には秋田県を想定しているが、中間法人による運営も検討、調査と並行しながら運営の在り方も探る。

構想には、国内の風車製造、素材加工メーカーなどのほか、温室効果ガス排出量削減に向けて積極的対策を打ち出している東京都などが関心を寄せている。

山本理事長は「壮大な構想を実現させるためには住民の理解が必要だ。一般に周知し、行政や企業にも働き掛けを強め、実現へ踏み出したい」と話している。

「風の王国プロジェクト」構想]
高さ100メートル前後、ブレード(翼)の長さ50~60メートル、1基当たり最大出力2400キロワットの大型風車を、秋田県の海岸線約200キロに約300メートル間隔で600基、残り400基を大潟村の周囲に建設し、新エネルギーをつくり出す。風車製造から発電、供給、消費までを地元で完結することで、大きな経済波及効果が期待される。


「松枯れが酷い海岸線に風車でも建てちまえ」
居酒屋での冗談半分の話ならともなく、実現に向けて真剣に検討しようとする熱意には脱帽です。当然景観問題や低周波障害などがそこかしこで勃発する事でしょう。日本海に沈む綺麗な夕陽を、風車の支柱越しに見る事を想像するとゾッとする気もしますが、原発誘致を検討するよりはまだましかと。。。
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