DFEの屋根裏BLOG

太陽光発電

太陽光発電装置:訪販トラブル急増「補助金対象」とウソ

地球温暖化対策として国が普及を進めている住宅用太陽光発電装置で、訪問販売トラブルが急増している。経済産業省が08年度から復活させた補助金制度や、今年11月の余剰電力買い取り価格引き上げが誇大に説明されている例が多く、国民生活センターは7日、消費者に「制度の情報を収集して冷静な判断を」と呼び掛けた。

センターによると、太陽光発電装置に関する08年度の相談件数は1719件と、前年度より21%増加。このうち8割以上が訪問販売でのトラブルで、09年度に入ってからは667件(9月15日現在)と、前年同期より32%増えている。

相談例では、岡山県の40代男性が昨年秋、訪問販売業者に「電気を電力会社に買い取ってもらえるので、月々のローン返済が相殺される」と勧誘され、分割払いで230万円の装置を購入。だが実際の電力買い取り額は月400~1000円どまりだった。静岡県の30代男性は今春、業者に「国の補助金が受けられる」と説明されて450万円の装置を購入後、装置が補助の対象外だと分かった。「補助の対象に限りがある」と契約を急がせる業者もあるという。

国や自治体の補助金制度は、システムの価格や最大出力などに一定の基準がある。また発電量は天候などにも左右され、業者の説明ほど多くないこともある。センターは「複数の見積もりを取り、納得できる業者と契約を」などと助言する。この問題では消費者庁も同日、実態把握のため調査に乗り出すと発表した。【毎日新聞 2009年10月7日】

そう言えば昨晩…

自宅に○ンヨーの代理店を名乗る営業マンが訪販に来た。
予てから想定していた設備容量を告げ、採算性を計算してもらう事にしたのだが、次回回答を持ってきた際に契約するかどうかを決断して欲しいと言われた。それが会社の方針なのだとか。

幾ら国の施策で補助金が出るとしても、電力会社の買電価格が倍になったとしても、投資回収には15年もかかる大きな工事。本来綿密な試算を重ねなければならない事案に対して即決を求めるなんて事は、会社としての方針が間違っている。そもそも装置を開発している技術者を馬鹿にする行為だし、高品質・高効率を謳い文句とするメーカーの看板に泥を塗る行為だ。ふざけた事を言うんじゃないと嗜めてやった。

本当に売りたければ、都合の良い事を並べるだけじゃなく、これまでの販売実績から構成機器毎の修理・交換実績を示し、決してメンテナンスフリーではない事。発電量を維持するためには日頃のメンテナンスが不可欠であり、それを怠ると発電量が目減りするだけではなく、ホットスポット現象によって発電パネルの焼損に至るケースもあり得る事などを正直に示せ。

本来、電子部品をフンダンに使った装置に、メンテナンスフリーなんて到底有り得ない事。良い事・悪い事全てを曝け出してこそ、製品の品質が向上し単価が下がって真の普及に繋がっていくのだ。補助金だとか買電価格だとかのニンジンに踊らされた素人が後先考えずに食い付いたり、ここぞとばかりに販売に躍起になったりするのは、浅はかで愚かな行為としか言えない。

昔から興味があって情報収集しているし、表には出て来ない多くのトラブル事例も知っているからこそ、少々熱く語ってしまったのだが、昨日の彼がニュースにあるような会社の営業マンだったとすれば、俺の言葉は彼の心に何一つ響いていなかったかもしれない。。。

検討中の皆様はくれぐれも慎重に。
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