絵を描くとき
モチーフやモデルを実像や写真からではなく
記憶の中から引き出して描く方法をよく使う
つまり…
実際に目に見えている実像ではなく
心の中に存在している虚像で下描する
やり方は単純だ
壁に貼り付けた画用紙に向かって、目を瞑って筆を振るう
何も見えないから何も確認できない
バランスも濃淡もいっさい確認できない
もちろん修正もできない
どんなに描画というものを理解している人間でも
まずマトモな形にはならないだろう
例えば人物の場合
目鼻立ちや輪郭、髪型や体躯を…
たとえどんなに長く連れ添った親しい間柄であっても、心のキャンバスに完璧に描き出せる人間がそういるとは思えない。描き上がったものは実像からかけ離れたデタラメだ。
実際にそうやって描かれた画面を見ればハッキリとする
実在するモデルに対して、いかに自分が心の中で要求をしていて、いかに自分が心の中では相手の不要な部分を省いてるかが解る
目を見開いてそれらをひとつひとつ確認しながら、今度は虚像からの脱却を試みる
一切の資料に頼らずに、記憶を呼び起こし修正と確認をしながら描きていく
いけるとこまでは其れを繰り返し、いけるとこまでいきついたら
そこで始めて実像を資料にしながら描き止めていくのだ
それがオレのスタンス
記録を描くのではなくまずは「記憶を描く」ということ
そして写実のなかに自分の心を封じ込めるということだ。
モチーフやモデルを実像や写真からではなく
記憶の中から引き出して描く方法をよく使う
つまり…
実際に目に見えている実像ではなく
心の中に存在している虚像で下描する
やり方は単純だ
壁に貼り付けた画用紙に向かって、目を瞑って筆を振るう
何も見えないから何も確認できない
バランスも濃淡もいっさい確認できない
もちろん修正もできない
どんなに描画というものを理解している人間でも
まずマトモな形にはならないだろう
例えば人物の場合
目鼻立ちや輪郭、髪型や体躯を…
たとえどんなに長く連れ添った親しい間柄であっても、心のキャンバスに完璧に描き出せる人間がそういるとは思えない。描き上がったものは実像からかけ離れたデタラメだ。
実際にそうやって描かれた画面を見ればハッキリとする
実在するモデルに対して、いかに自分が心の中で要求をしていて、いかに自分が心の中では相手の不要な部分を省いてるかが解る
目を見開いてそれらをひとつひとつ確認しながら、今度は虚像からの脱却を試みる
一切の資料に頼らずに、記憶を呼び起こし修正と確認をしながら描きていく
いけるとこまでは其れを繰り返し、いけるとこまでいきついたら
そこで始めて実像を資料にしながら描き止めていくのだ
それがオレのスタンス
記録を描くのではなくまずは「記憶を描く」ということ
そして写実のなかに自分の心を封じ込めるということだ。