楓ちゃんの父親は県警を通して報道機関に手記を寄せたました。10年を経過しても癒えることのない悲しみや楓ちゃんへの愛情のほか、昨年2月に死刑執行された小林薫元死刑囚への思い、今年に入ってもなお、神戸市長田区や岡山県倉敷市でも起きた子どもを狙った犯罪への思いをつづり、事件を風化させることなく二度と子どもたちが犯罪被害に遭わない安全・安心な社会づくりを切望していると綴られていました。
この事件を教訓として色んな見守りの取り組みあ行われています。平日の昼下がり・・・楓ちゃんが通っていた奈良市立富雄北小の通学路を集団下校する子供たち。今では見慣れた風景ですが、児童が集団登下校するようになったきっかけは10年前のこの事件。当時、いち早く動いたのが地元の自治会だったそうです。
当時、校区の富雄地区自治連合会は事件の翌日の11月18日、各自治会長を緊急で集めたそうです。緊急の会議。子供の見守りを依頼するチラシ5000枚を作成して19日には全自治会に配布したそうです。すごい対応であったと思います。当時の自治連合会長さんは集団登下校が必要だと直感。児童を保護者が集合場所に連れて行き、住民ボランティアが付き添って学校に送る仕組みを考案しました。仕事を持つ保護者らにも配慮したつもりだったそうですが・・・しかしながら各自治会長を再び集めた会議は紛糾。登下校のサメ[ト体制を提案してボランティアを250人集めてほしいと頼んだそうですが・・・しかし、なぜ保護者がやらない??と反対意見が噴出。議論は2時間半に及んだ。会長さんの熱意に自治会長たちが折れて12月から集団登下校を開始。事件から1年となる05年11月には通学路4カ所に防犯カメラ8台が設置されたそうです。それから!富雄地区は防犯のモデル地区として広く知られるようになりました。集団登下校は現在、県内の小学校の4分の3が採用しているそうです。
私も長く防犯委員をしておりますが・・・まさしく生駒で起きても・・・どこで起きても不思議ではない事件。学校単位では限界があると感じます。周りで子供たちを見守らないと・・・近所の方々が何気なくでも見守る形を作らないとと強く思います。
小林死刑囚は、この手の連中に神格化されていて(;一_一)現在でも子供たちが犠牲になる事件が相次いでいます。
いろんな自治会で子供たちの見守りも行われています。しかしながら・・・どこの自治会も高齢化で(苦笑)自治会での見守りも非常に大事ではありますが・・・ほんま周りの大人たちが自然に見ている状態を作れたら・・・昔のような近所に戻れれば・・・そんな事を思います。今日で丸10年。楓ちゃんが普通ならば17歳になっています。こんな事が二度と起きませんように・・・・
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