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今週はほんまに寒い( 一一)でも予報によれば来週から暖かくなり、例年より早く桜の開花予想も出ています。春がすぐそこまで来ています。でも寒。仕事先の方々と話をするたびに合言葉のように出る不景気。もうこんな感じが何年続いているのやら(苦笑)でも、今年は特別なように感じる。デフレや円高で2番底が懸念される中で、微増ながらの景気回復の発表。良い事だと思いますが、そこにいてトヨタのリコール問題。景気を牽引するハイブリッドのリコールで日本叩きが起きているようです。また暗くなってきました(笑)
景気以上に日本が抱える大きな問題は高齢化問題。少子化対策ばかり行っている感があり、老人はどんどんと切り捨てられているとすら感じる。私たちにとっては、もっとも身近な問題なのかも知れません。絶対に避けては通れない問題であります。私達の年代になると親の介護や親戚などの高齢化。上の人たちが年を取ります。友人と会っても、親の介護の話によくなります。どんな元気な親も年をとります。介護は必要となります。元気だった親の姿と年老いた姿のギヤップに苦しみながらの介護。悲しい話ですが現実であります。どんな金持ちも権力者も貧乏人も年を取る。年を取った時にどうなるのか?若い頃は深く考えた事もなかった。もちろん金の有る無しは大きな条件にはなる。特に国が何もしてくれない今、お金を持っている人とそうでない人との老後の差も広がっているようです。また、核家族化が進み少子化が進んで親と暮らす子供は少ない。日本が抱える独居老人なる現状が浮き彫りになる。報道では団塊の世代の方々は子供の迷惑を鰍ッたくないと別々に生活する方が多いとの事。年金問題は国会で議論だけされて一向に消えた年金は解決されない。いつも知り合いの老人から不安ばかり聞く。この国の福祉はどうなっているのか?身に詰まった議論がなにもされていない。民主が政権を取っても何も変わらない状態に近い。介護施設は人手が少なく大変な仕事であるのに従事者は賃金が安い。慢性の人手不足。ましてや施設自体が非常に少ない。待っておられる方が多い中、一刻も早く行政は対策をするべきだと思う。在宅介護で、親をみる方も多いようである。昨年に自殺をしたタレントの清水さんの介護状況を読んでみた。仕事を辞めてまで献身的な介護を続けていた彼女。一杯一杯だったんだろうと思います。一人で親の介護を背負い込んだ彼女。そこには家族の歴史や環境があると思います。残念ですが今の日本の家族が持つ介護力を象徴した悲しい出来事でした。
痴呆症などがすすむと自宅での介護は困難を極めます。家族にも大きな負担となっている現状。悲しい現実であります。どこかの大臣が口走ったように医学が進んで寿命は延びたが、健康な状態で長生きしている方は、さほど多くなないと思う。まだ、子どもたちが見てくれる、同居して親の介護をしてくれる老人は幸せである。先日も書いたが、現在、大きな問題になっている独居老人。決して遠い問題ではない。現に私の周りにも多くいる独居老人。色々な事情があるだろう。一人で暮らしている老人には?NHKの特集番組で「無縁死」が取り上げられた。年間に三万人の方が一人でひっそりの亡くなっている事実。それも家族がいる方が大半。子どもたちや親せきと疎遠になっての事。寒気を感じるほどの衝撃をうけた。独居老人を何とかしないとと思う。
安心して年を取れる国にして欲しい。誰もがそう願っているが・・・老後の事を見てみぬふりでただ年を重ねる。どんどんと住みにくい日本になってはいないか?そう感じる。