近鉄では、魚介類を一般列車に持ち込むと魚臭など他の客の迷惑になるために!伊勢志摩魚行商組合連合会のための専用車両列車を仕立てることになり1963年より鮮魚列車として魚介類行商人のための団体専用列車の運行を開始したそうです。連合会の会員以外の一般客は乗車することはできない鮮魚列車。
伊勢・志摩の新鮮な魚介類が入った発泡スチロールや段ボールの箱などが積み込まれている。およそ2時間半をかけて大阪へとやってくる。途中停車駅は特急並みに少なく(笑)ドアの開閉時間もわずか1秒(@_@!鮮度のためなら停車時間も惜しむのだとか??
鮮魚列車の運転が始まった昭和38年当時は荷物が天井まで積まれ、毎日100人以上が利用していたそうです。車内では行商人同士で仕入れた魚を売買することもあり、床は海水でぬれシート下の金属部分はよく腐食していたといいます・・・・。
鮮魚列車は、宇治山田から大阪上本町まで途中、伊勢市、松阪、伊勢中川、榊原温泉口、伊賀神戸、桔梗が丘、名張、榛原、桜井、大和八木、大和高田、鶴橋の12駅に停車するそうです。停車駅だけ見れば、特急並み(*^^)vそこから行商に散らばって行くんですね・・・!
近鉄は鮮魚列車は新鮮な魚を運ぶことに貢献し地域活性にもなっている。鮮魚列車については収益だけを考え走らせているわけではないとしていて採算は度返し( `ー´)ノ。
全盛期は100人を超える利用客がいたそうですが・・・現在はその半分ほどに減少しているみたい・・・。ん~伊勢のおばちゃん(*^^)v
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