大阪府南部の団地で昨年1月、やせこけた80代男性の遺体が見つかった。ャXトにたまっていた新聞に別の住人が気づいたが、死後1カ月ほどが経過。妻に先立たれ、近所づきあいは乏しかったという。同じく府南部のアパートで昨年11月に見つかった70代男性の遺体は激しく傷み、死因は不詳。室内には9カ月前に賞味期限が切れた食品があり、このころに亡くなった可能性があるとされます。遺族は「3年ほど会っていない」と府警に説明した。
大阪府警は昨年1年間に事件性がなく屋内で死亡し、死後2日以上経過して見つかった独居者(自殺含む)2996人について調べたそうです。うち死後1カ月以上たって見つかった遺体は382体。臭いで気づくまで発見されなかったということ。周囲の無関心さ、孤独死への無関心さがあらわれていると指摘されています。
また、これも気になる比率があります。男性は女性の5倍以上だったそうです。382体のうち男性は321人で、女性の61人に比べ5倍以上になるそうです。これまでは男性が働き、女性が家庭にいるというパターンが多かった。その分女性は地域社会でつながりを持てるが、仕事ばかりの男性は、定年後に孤立しているのでは??と指摘する方もいます。
年代別にみると、70代男性が全体の26・4%となる792人で、世代別では最多。一方で、65歳未満は29%(868人)。孤独死が高齢者だけの問題ではないことを物語っています。
この中で働き盛り層とされる40代が159人、50代が392人と合わせて全体の18・4%にのぼったことについて、衝撃的だと研究者はコメント。40代はバブル崩壊後の就職氷河期の影響で非正規雇用を余儀なくされる人も多く、また50代がリストラ対象となっているケースも目立つ。こうした雇用の不安定さが影を落としているとの立場ではないのか??そう分析する。孤独死対策が求められる一方、全国的な統計データがないことについて、厚生労働省の担当者は「『孤独かどうか』は個人の内面の問題を含んでおり、孤独死をどう定義するかが難しい」とする。40、50代が高齢期を迎える20年後、30年後はさらに深刻になると考えられています。国は実態を把握し、対策に向け、早期に動くべきだとの意見が出ています。みはや・・・孤独死は高齢者だけの問題ではなくなってきているようです( 一一)以前に書きましたNHKで特集されていた「無縁社会」・・・孤立していく高齢者と貧困・・・そんな番組を思い出しました。こんな日本・・・・ほんまに裕福な幸せを感じる社会なんやろか??
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