市長選は地域政党・大阪維新の会の橋下さん、知事選は維新の会の前府議の松井さんが、それぞれ初当選。大阪府と大阪・堺両市を再編する「大阪都構想」を共通の公約に掲げた両氏は実現に必要な住民投票や法整備に向けた国への働きかけに着手するとの事だ。
野田政権で初の大型選挙となったが・・・民主党と自民党は地元レベルで支援した候補が敗れた形となった。
昨日の橋下さんの会見を見ていたら「都構想を4年で実現できるよう、国に法改正を求める」とした。国が法整備に動かない場合の対応については「年内にも国会議員の候補者擁立の準備を始め近畿一円で擁立したい」と明言。国への出て行く事も示唆?維新の動向が来年にも??あるかもの衆院選に影響を与えるかも知れない。
維新の大阪都構想は市を8~9、堺市を2~3の「特別自治区」に分割し、区長公選制の導入を目指して、広域行政は「都」が受け持つ。府市再編でトップと財源を一本化して必要な投資を集中させ、景気浮揚を図る。
橋下氏は昨春、都構想を提唱して維新を立ち上げ、春の統一地方選では府議会で単独過半数を獲得し、大阪、堺両市議会でも第1党に躍進していた。
都構想に反対する現職の平松氏の再選を阻むため任期途中で知事をやめて、市長選にくら替え出馬してダブル戦に持ち込んだ。
民主、自民両党は単独での候補者擁立を見送り、大阪市長選では平松氏、知事選では前大阪府池田市長の倉田氏を府連レベルで支援したが、両候補が維新に敗れたことで求心力低下。
おもしろかったのは・・・共産党。市長選候補の擁立を48年ぶりに見送り、「反維新」の立場から平松氏を実質支援。知事選では弁護士の梅田章氏を推薦、まったく及ばなかった。ちなみに・・・公明党は自主投票だった。
市長選の投票率は60・92%で、前回(2007年)の43・61%から17・31ャCント上昇した。60%を超えたのは知事選とのダブル選だった1971年以来。府知事選の投票率は52・88%で、前回(2008年)の48・95%から3・93ャCント上昇した。
◆大阪市長選確定得票
当 750,813 橋下 徹 諸新
522,641 平松 邦夫 無現
◆大阪知事選確定得票
当2,006,195 松井 一郎 諸新
1,201,034 倉田 薫 諸新
357,159 梅田 章二 無新〈共〉
29,487 岸田 修 無新
27,809 高橋 正明 無新
22,347 中村 勝 諸新
21,479 マック赤坂 諸新
大阪府民は都構想を支持した形となったが・・・まだまだハードルが高い。また、注目されていないが、府市の統合で大きな改革となる議員。今は府会議員・市会議員で同じような事を大阪はしているが、統合される事を目指すだろう。面白そうだが・・・相当に抵抗されそうだ・・・。リコールも踏まえて・・大荒れになりそうだ。ただ・・・暴走しない事を願うが(笑)
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