私の世代になると子育ては一段落するが、今度は親の介護( 一一)
親も年をとります。悲しいですがみんな年を取る。
今年、早々に私の住む地区で一人暮らしの老人が亡くなっていました。たった一人で・・・。この選挙で当選された議員の方々に是非とも真剣に取り組んで頂きたい老人問題。特に今の生駒の冷たい状況である老人への配慮。
私が住んでいる地区。自治会の役員会で聞いたのですが、意外にも一人で住んでいる老人が多いようです。一般的な呼び名は独居老人と言うらしいですが、国全体が抱える大きな問題であります。私が住む地区でも40数件あるとの事で、民生委員さんが御苦労されています。また、一人ではありませんが、お年寄りだけの世帯を入れると数倍になるとの事です。そこで私なりに調べてみたら、生駒市でも70歳以上の独居老人は1600件以上あるらしいです。生駒市から公式的な発表はありませんが、そんなに一人暮らしのお年寄りがいるのです。全国でみると、65歳以の単身世帯は厚生省の発表によると、全国で4,325,000世帯で男性が1,175,000世帯・女性が3,150,000世帯との事です。
※厚生労働省19年資料
今後、2020年には全国で6,311,000世帯(男性2,243,000世帯・女性4,068,000世帯)に増加するという試算もあり、現在の1,46倍になるとの事であります。
悲しい現実であります。一人暮らしの老人は、「子供に迷惑を鰍ッたくない」「気を使いたくない」「住み慣れた場所を離れたくない」などが単身で暮らす方の理由なようであります。その他の世帯。お年寄りご夫婦で生活されている世帯も同じ。子供達も自分たちの生活に追われて親の面唐ゥれないのが現実。余裕もなく精一杯の生活。また、遠くに住んでいたりして、年に数回会えるのが精一杯なようです。それぞれに事情を抱える問題で難しい問題であります。
悲しい現実、老人の孤独死。死後、数週間経って発見されたりしているニュースも珍しくない日本。新聞記事で見るたびに悲しくなります。亡くなった方の人生はどうだったんだろう?思いを馳せてしまします。本当に悲しい国になったのではないだろうか?そう感じます。阪神大震災の時の住民の手記を以前読みました。その中で書かれていた事は、どんな支援物資よりも大きな心の支えは近所の住民。助け合う形が勝手に生まれた!そう書かれていました。地域のつながりに救われた。長年のご近所さんが心の支えになったと綴られているのを読みました。何とか?お年寄りや子供達をしっかり地域で見れないのか?そういつも感じます。昔の日本では当たり前の事。ご近所の付き合いがどんどんと希薄化する日本。悲しい現実です。
年金問題や後期高齢者、医療問題などこの国は、老人に温かい国ではないようです。
戦後の日本を支えてきた世代。確かに国は良くなり復興して世界第二の経済大国になったけど今の日本は老人を置き去りではないでしょうか?そう感じてなりません。
どうか、ご近所の老人だけで住んでおられる世帯に気を付けてあげて欲しいと思います。
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