*** june typhoon tokyo ***

湘南×FC東京

■ アウェイで貴重な勝点3

 
 梶山、高橋の両ボランチを累積警告による出場停止で欠き、今野は代表召集、徳永もベンチ外とレギュラー4人を交代させて臨まなければならない湘南戦。右SBに中村北斗を、CBにはジェイド・ノースを、羽生と今季初先発の下田をボランチに、石川もようやく先発となった。

 コンディションが良くないなか、湘南に攻め込まれる場面も多かった。実際シュート数もFC東京の10本に対し、湘南13本と下回っている。だが、今日の試合にはゴールへの、勝利への強い執念が選手たちやチームにしっかりと存在していたのではないか。
 先制点となったセザーのゴールは、谷澤がエリア右深くライン際まで持ち込んでフェイントで相手を交わし、中央へセンタリング。それをセザーがダイビングヘッドで得点。3分後に羽生がエリアないでファウルをとられ、PKを献上(羽生の足はボールにいっていると思うが)。レフェリーへの異議ということで森重がイエローをもらったが、羽生がすでに1枚イエローをもらっていて抗議にいけないこともあっての行為にも思えた。そして、同点に追いつかれてからの6分後、中村北斗が相手陣内の右深い位置でDF2人に囲まれるも、一度は躓きながらも泥臭く強引に突破、鋭いシュート性のセンタリングを、セザーがゴールへ後ろ向きの状態でトラップ、振り向きざまにボレーを放つと、これがゴールネットを揺らし勝ち越す。決して綺麗な勝ち方ではなかったが、気持ちを切らさずに勝点3へ繋げることが出来たのだ。

 これで昇格へはかなり近づいた。次節にも札幌と徳島の結果次第では東京の昇格が決まる可能性が出て来た。だが、今節での警告により、森重が出場停止となる。累積警告などで思うような戦術がとれないことも多い終盤戦。だからこそ、チームとしての総合力が問われる時だ。まずは一つずつ目の前の試合へ向けてしっかりとした準備を行なうこと。これが求められている最善のことだ。結果はおのずとついてくる。高い意識と集中力、そして粘りと諦めない気持ち。精神が揺らがなければ、不利も克服出来る。そう信じて残りの試合を勝ち抜いていってもらいたい。


◇◇◇
 

Jリーグディビジョン2 第34節

2011/11/06 平塚競技場

湘南 1(0-0、1-2)2 FC東京

【得点】
(湘):アジエル(75分)
(東):ロベルト セザー(72分)、ロベルト セザー(81分)

観衆: 9,292人
天気: 雨のち曇


<メンバー>

≪FC東京≫

20 GK 権田修一
14 DF 中村北斗
03 DF 森重真人
36 DF ジェイド ノース
33 DF 椋原健太
22 MF 羽生直剛 → 32 MF 上里一将(79分)
35 MF 下田光平
18 MF 石川直宏 → 38 FW 坂田大輔(90分)
27 MF 田邉草民 → 09 FW ロベルト セザー(60分)
39 FW 谷澤達也
49 FW ルーカス

01 GK 塩田仁史
34 DF 柳楽智和
17 MF 永里源気
30 FW 高松大樹
 

◇◇◇





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