柳澤が1失点完投、東大に連勝し、早稲田がようやく勝ち点を挙げる。
2017年の東京六大学秋季リーグは明治の快進撃が続き、早稲田にとっては苦しいシーズンとなった。開幕週の明治戦で1勝2敗(0-3、13-8、2-3)の接戦で落とすと、第3週の立教戦でも3-4、4-6と惜敗。現在優勝争いをしている明治、立教に僅かの差で敗れたことで優勝戦線から脱落してしまった。
気を取り直しての東大戦。ただ、今季の東大は、第2週において5-2、1-4、10-13の1勝2敗と慶應相手に接戦を演じ、勝ち点獲得に手が届く戦いをしており、油断は禁物だった。しかしながら、前日の1回戦で八木の2ランを含む長打4本などで得点を重ね、9-2と快勝。その勢いのまま、この2回戦も打線が活発となり、12安打10得点で大勝して東大に連勝。ようやく勝ち点1を挙げることに成功した。早大・柳澤(4・広陵)は東大を新堀(2・麻布)のソロ1失点に抑えて、被安打6、奪三振9の126球完投で今季初勝利。残る法政戦、そして早慶戦へ向けて加速度を高める勝利となった。
1回裏に早大は宇都口(4・滝川)のタイムリーで先制するも、2回表に東大・新堀のソロで同点。しかし、3回裏に早大・加藤(2・早実)、三倉(4・東邦)、岸本(3・関大北陽)のタイムリーなどで大きく勝ち越すと、ゲームの主導権を握る。4、5回にも加点した早大が、危なげない試合運びで勝ち点を獲得した。不調の加藤にも土曜に1本、本日に2本とヒットが出始めたのは明るい材料だ。
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□2017/10/01(日) 東大-早大 2回戦
神宮球場 試合開始10:30 終了12:48 試合時間2時間18分
球審:山口/塁審:船山、深沢、浅田/外審:
観衆:8000人
東 大 010 000 000 1
早稲田 105 130 00X 10
【バッテリー】
(東)濵﨑、小林、柴田、宮本-三鍋
(早)柳澤-岸本
【勝】(早)柳澤
【S】
【敗】(東)濵﨑
【本塁打】
(東)新堀2号ソロ(2回)
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