“m-flo TOUR 2005 BEAT SPACE NINE”
オーラス日本武道館のライヴはチョーヴェリヴェリ最高ヒッピハッピシェイクなパーティとなりました。
スペシャル・ゲストたちがこれほど来るとは!!
melody.
山本領平
EMYLI
YOSHIKA
LISA
の地方公演メンバーに加え
Sowelu
WHEE SUNG
Crystal Kay
加藤ミリヤ
Diggy-MO'
BoA
がスペシャル・ゲストとして登場!!
ボ、ボ、BoA…
キタ━━━━━━\(T▽T)/━━━━━━ !!!!!!
ってことで、初っ端から興奮状態トップ・ギアな感じでスタートした武道館公演。
箱モノの地方ツアーとは違ったことをしてくるとは言ってたが…
まさかこんなに豪華になるとは!
予想は和田アキ子とか来ても野宮マキくらいだと思ったんだけど。
嬉しい予想外で。ワーイヽ(゜∀゜)メ(゜∀゜)メ(゜∀゜)ノワーイ
◇◇◇◇◇◇
共鳴。
日本縦断したツアーも最終日、日本武道館。
それまでのライヴ・ハウスとは異なり、アリーナ・クラスで彼らがどう立ち振る舞うのか、それがポイントだった。
早速、仕掛けてきてはいた。
melody.、山本領平、EMYLI、YOSHIKA、LISAのツアー帯同メンバーに加えて、
Sowelu、Crystal Kay、WHEE SUNG、加藤ミリヤ、Diggy-MO'、BoAのオリジナル・アーティストたちを武道館というビッグなパーティ・スペースにフィーチャーしたのだ。
しかし、そのサプライズ・スペシャル・ゲストを開演直後に発表してしまった。サプライズなら演奏寸前まで隠しておいてもいいのに、と正直思った。
だが、前もって発表してもそれに敵うだけのステージングになる自信があったのだろう。
そして、異様な空気の中、ショーはスタートした。
多少オーヴァー・ヒート気味のVERBALがオーディエンスのモチベーションをあげる。
次々と登場するオリジナル・アーティストに期待を膨らませるオーディエンス。
そして、それが具現化されるステージ。
興奮のサイクルが早まってくるのが手に取るように解かった。
そして、やっぱり何と言ってもLISA。
彼女が登場すると、本当に武道館が揺れた。
以前メンバーの一員でもあった彼女だから、当然と言えば当然だが、また再び同じステージで、しかもm-floとしてライヴに出ることにオーディエンスは感極まるところがあったのだと思う。
やはり、間の取り方やステージングの相性は、他のアーティストと比べると群を抜いている。
ただ、良かったのは、過去の曲「How you like me now?」「come again」以上に、今回のアルバム収録曲「TRIPOD BABY」のステージが彼女との絡みのなかでベストだったということだ。
過去のことにいつまでも縛られては、m-floではなくなるし、ユニットとして音楽の無限の広がりを殺してしまう。
そこがかなり重要だったのだが、見事に彼らは新曲での勝負をやってのけてみせたのだ。
「みんなに感謝したい。『ありがとう』をテーマに今日はステージする」
これがVERBALの言っていたことだった。
LISA脱退後のm-floという不安定な宇宙船を、建て直し、軌道に乗せたのは、まさにコラボレートしたlovesなアーティストであり、それをじっと見つめてきたオーディエンスに他ならなかった。
その意味でも、魂が感じられるステージングであった。
もちろん、現在、コラボレート・ユニットとして活動しているがゆえのデメリットもある。
その一つがライヴであろう。
丹念にリハーサルを繰り返し、最高の状態でショーと言う名のご馳走をオーディエンスに味わってもらう。
料理と同じく、素材の吟味・選別から調理方法、それを活かすデコレーション…
詳細を詰めても詰めすぎるほどはないくらいにしても、不安がもたげるのが普通だ。
しかし、現実はほぼぶっつけ本番なコラボばかり。
韓国からやってきたWHEE SUNGなどは、本当に開演ギリギリのリハーサルだったと思う。
地方ツアー・メンバー以外とのコラボは、正直、お世辞にも文句のつけようのない絡みであったとは言い難かった。
ボロボロだったCrystal Kay(フォローする訳ではないが、クリケイとのコラボ曲「REEEWIND!」「I LIKE IT」は普通にやってても相当難しい楽曲だと思う)をはじめ、加藤ミリヤしかりWHEE SUNGしかり。
しかしながら、m-floの元にlovesを届けようとしたゲストの、非常に意志のある、魂のこもった熱演で、オーディエンスの身体を揺るがせたことも事実だった。
VerbalとTAKUは、心底自らを鼓舞してくれるゲストやオーディエンスに感謝の気持ちを込めて、自らを照れることなく、赤裸々に、出し切った。愉しんだ。感じるままに本能のままに。
アンコール・ラストは「miss you」。
melody.と山本領平をフィーチャーしたこの曲は、やはりm-floにlovesとして突き進む力と勇気を与えたくれたものなのだろう。男女ダブル・ヴォーカルにラップ…という新しいスタイルをこなすことで、コラボレートの楽しさ、自らの、そして楽曲の、限りなく広がる可能性を知らしめさせたこの曲は、現在の彼らをあらわすのに相応しいラスト・ナンバーといえる。
武道館をパーティ・ボックスに仕立て上げたm-flo。
ここまではショー・ウインドウ、ショー・ケースに飾られている、華やかな輝きある“サウンド”という商品を、オーディエンスにディスプレイしインパクトを与えることに成功した。
次は、実際に手にとられた時に、さらなる感動や欲求を沸き立たせるか、である。
それは、ライヴのクオリティだ。
彼らの楽曲を、スペシャルなゲストたちで埋め尽くしたステージは、華やかで興奮度も高いのは確かだ。
しかし、それだけでなく、完璧なプロモーションで1つのステージを高いクオリティで完結させる。
これが次なる課題なのではないか、と思う。
質の追求。
彼らの楽曲がいい、パフォーマンスがいい、ということはことは言うまでもないことだ。
それは認めている。
だからこそ、lovesコラボとしての、ライヴの熟成をこれからは求めていかなければならない、と。
今回のツアー、ツアー・ラストの武道館は確かに満足した。
前回の1夜限りのアストロマンティック・ライヴも素晴らしかった。
ただ、クオリティという面では、LISAがm-floとして最後に行なった“EXPO EXPO ツアー”は超えていないだろう。
サウンドとライヴ。その両面で以前を凌駕した時、“loves”m-floとしての真価が発揮されるのではないか。
そして、その瞬間は、必ず最高なものに違いないのだ。
◇◇◇◇◇◇
今回のキモ。
EMYLIの活躍。
みなが待ち望んでいたLISAとの絡み。
豪華なゲスト陣。
m-floの2人のぶっ飛んだパフォーマンス。
パーティー・ピーポーと化したオーディエンス。
ベスト・アクトは…
LISAの「TRIPOD BABY」(この曲であることに意義がある)
EMYLI & Diggy MO'の「DOPEMAN?」(Diggyはテンパリ気味だったが)
YOSHIKAの「let go」(バックにはストリングスがついた!)
のどれか、だろうな。
とりあえず、@日本武道館でのベスト・アクトは「let go」、
MVPはEMYLIとしておきます。
てなことで、セット・リストをば。
<SET LIST>
01 BEAT (with Lori Fine)
02 Taste Your Stuff (EMYLI & YOSHIKA)
03 Loop In My Heart (EMYLI & YOSHIKA)
04 SO EXCLUSIVE (Sowelu)
05 HEY!
06 tO yOUR bEAT (YOSHIKA)
07 I'M DA 1 (WHEE SUNG)
08 VANESSA (EMYLI)
09 ONE DAY (加藤ミリヤ)
10 How You Like Me Now? (LISA)
11 come again...and AGAIN! (LISA)
12 TRIPOD BABY (LISA)
13 WAY U MOVE
14 A.D.D.P. (EMYLI)
15 Astrosexy (山本領平)
16 COZMO-NAUGHTY (EMYLI)
17 REEEEWIND~I LIKE IT (Crystal Kay)
18 DOPEMAN? (EMYLI & Diggy MO')
<ENCORE>
19 gET oN!
20 the Love Bug (BoA)
21 let go (YOSHIKA with ストリングス)
22 miss you (melody. & 山本領平)
※JAXA(宇宙航空研究開発機構)との絡みで交流のあったスペースシャトル「ディスカバリー」乗務員の宇宙飛行士・野口聡一氏もスクリーンにてビデオ出演アリ。
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CHERRY
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