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*** june typhoon tokyo ***

Omarion & Marques Houston@Billboard Live TOKYO

Omarion_marques 今日は仕事を切り上げて、スーパー・アイドル・グループ“B2K”のリード・シンガーだったオマリオンと元イマチュアのリード・シンガーだったマーカス・ヒューストンを贅沢にもパッキングしたライヴ、オマリオン&マーカス・ヒューストン@ビルボードライブ東京へ行ってきた。オマリオンとマーカスはマーカスの初主演のダンス映画『YOU GOT SERVED』で兄弟役として出演の経験があるだけに、意外な曲での共演もあるかと期待しつつミッドタウンへ向かうことに。

 この日は日曜から完全徹夜、火曜早朝2時間ほどの転寝だけしか睡眠をとっていなかったので、かなり眠かった。そんな状態でビルボードライブの入り口で受付待ちしていたら、J-WAVE『SOUL TRAIN』でMCをしていたRYU(ゲーム的には「パラッパラッパー」のタマネギ先生?)を発見。さらに、ミーツ&ハグを繰り返してるレディース&ジェントルメンのグループが隣にいたのだが、誰かと思ったらTX『流派-R』のMCなどでも知られるモデルia(アイア)が真横にいたり。遭遇したのはJAMOSAのライヴ以来か? 相変わらずスタイリッシュでキュートですな。今日とは限らず、R&B、ヒップホップ畑のアーティストが観賞しに来る率は高いんだろうと思う。

 暗転するとまずDJのトラメル・ラ・ボードがステージ・イン。やおら駆け込むようにマーカス・ヒューストンが登場。サングラスにラフなジャケットを羽織るが、ジャケ前を開いてTシャツのロゴプリントをどうだいといわんばかりに見せ付けつつポージング。それに反応し歓声をあげるオーディエンス。客層はいつものビルボードとはやや異なるのか若いOL世代の女性が多めで、今日ばかりは大人のムード空間というよりはクラブ・パーティといった風。マーカスはアルバム『ヴェテラン』のジャケット・イメージとは違って、パワフルかつエネルギッシュに煽ってくる。各階のあちらこちらから“マーカス! マーカス!”の声、声。それに対してマーカスも引かずに押しの一手のヴォーカルで攻め立ててくる。サングラスを外すと歓声がいっそう高まる。「フェイヴァリット・ガール」「サークル」など次々にフロアをアゲるトラックをこなしていくと、あっという間に30分弱。
“いや、最初からパフォーマンス・タイムは25分って決められているんだよ……ん~、でももう一曲聴きたいかい?”なんてフリから、ラストを熱唱してマーカスはステージ・アウト。

 やや間を置いて、DJのトラメルが登場した後、オマリオンがステージ・イン。いきなり目に付いたのが、暴発したアフロヘア(アフロといってもまん丸ではない)。コーンロウのようなドレッドヘアスタイルと想像していたので、これにはビックリ。小さめのキャップを被ったり外したり。たまに脱いで置いたままのキャップをつま先で拾い上げるパフォーマンスも。そしてかなり背が低いんだということも発覚。そんなことお構いなしにオマリオンはステージの中央へ。マーカスがジャケットをはだけさせてのフロントで“主張”していたのに対し、オマリオンは観客に背を向けて“KING”とパッチしてあるジャンパーをこれ見よがしに“誇張”する。フロアのセンターあたりのヴォルテージが凄いことに。様相はアイドルのコンサートのようだ。(まぁ、彼らはアイドルだったわけですが)
 最前列の客とハグしたり、行く先々でタッチ&ハグ攻めの嵐。“アイシテル、アイシテルゥ~”とキュートにコミカルに応えると喝采、手を広げてハグ&キスを待つ女性客を受け入れると喚声……。図体のでかいフロア・マネージャー? に観客のなかから15名ほど女性を指名してステージに上げての“共演”をしてみたり、終盤ではステージを飛び出し、階段を駆け上がって中二階、さらにボックスシート席のソファに立っての煽ったりとフロアは大興奮。ステージではバック宙も披露するなどノリノリだった。頭上に両手を掲げて丸を作っての「O」に、アルバム『21』から「Do It」「Entourage」などを演じ、ティンバランド制作による「Ice Box」で締め。マーカス同様約30分のステージだった。

 アイドル性のある両アーティスト、それゆえ特に女性客が興奮してハグを求めたり、サインをねだったり(実際マーカスは演目中にサインに応じていた)する気持ちは解からなくないし、それを含めてのパフォーマンスだったりステージだったりというのもアリだとは思う。しかしながら、それが過ぎると興ざめしてしまうのも確か。というのも、熱いパフォーマンスをしてくれたが、バックはバンドではなくターンテーブル1台(ラップトップ含む)のいわばカラオケ状態で、トラックは時間の制約もあったのだろう、1stヴァース+コーラスのリフレインをセットさせたショート・ヴァージョンで終わってしまうことが多かったのは残念だった。盛り上がりはあったが、これからもっと聴かせてくれるか、というところで、レゲエのホーン・サンプリングを鳴らしてクイットじゃなぁ……。騒いでいる(狂乱?…笑)女性陣の姿や、睡眠が足りず眠気がピークのなか何とかこらえながらこのステージに期待を募らせていた個人的事情(苦笑)も相まって、何だか冷めた感じになってしまった。わざわざビルボードじゃなくてもなぁ、と。duo(でもフロア中央にステージを遮る太い柱が数本走っているから良くないか)とかO-EASTとかLIQUIDROOMとかのショウケース・ライヴというなら納得もするけどなぁと、感じざるを得なかった。これで(カジュアル席でも)1人1万円ってのは、ちょっと高すぎやしないか? 本人たちはノリよくパフォーマンスしてくれたと思うが、アンコールもなし(両名が出てきて挨拶、オマリオンはDJのトラックに合わせてちょっとダンス・パフォーマンスをした)で、まともに聴かせてくれる尺のトラックもほとんどなし……。
 という訳で、この人気なら単独公演1DAYSなら埋まるだろうから、バンドを携えてのワンマン・ツアーでの来日を期待したいところ。マーカスもオマリオンも新作アルバムの内容が良かっただけに、ちょっと口惜しい気分になりながら、帰途に着いたのだった。

 2日間で完全徹夜含む睡眠時間2時間弱というヘロヘロ状態に加えて、上記の冷め具合により、セット・リストは完全に失念しました。すみません…。

◇◇◇

<SET LIST>

≪MARQUES HOUSTON SECTION≫
01 12 O'Clock
02 All Because Of You
03 Something Else
04 Favorite Girl
05 Wonderful
06 Circle
07 Pop That Booty
08 Clubbin'

≪OMARION SECTION≫
09 Touch
10 Bump, Bump, Bump
11 Girlfriend
12 Girlfriend (Pied Piper Remix)
13 Girlfriend
14 Do It
15 O
16 Entourage
17 Ice Box


<MEMBER>

Omarion (Vocals)
Marques Houston (Vocals)
Tramel La Beaud (DJ)

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