二日目は1日目で観た
パフォーマンス「あらしのよるに」の照明をつくる学習
<シュミレーション>
照明家が演出家に、どんな照明のイメージかを訊く
岩城先生と演出家の高橋さん
小さな空間で演劇をするときに登場人物の少ない題材の絵本を選んだ
セリフというより文学の言葉
語りもト書きではなく文学の言葉
パフォーマンスで足元も重要
観えづらいひとは前にでてきてもOKと
<照明家>
セットで脚立を選んだ理由は?
<演出家>
登場人物2人とト書きの3人のパフォーマンス
◇狭い空間で、高さがあるほうが空間的に面白い
◇フラットなところに3人よりは1人を上にする配置にした
◇照明がつかない前提で考えたので、どうなるんだろう
◇暗闇の中でのパフォーマンスが生きる照明が楽しみ
暗闇をどう見せるかがテーマ
◇出演者の姿は見たい
◇内容的に暗い場面を照明で暗くする必要はない
セリフで暗い場所だとわかる
◇最初から暗い場所だとわかるまでは時間差がある
明るくない場所だとわからせる照明は必要
戯曲などの場合は
ト書きで「場所」と「時間」が読みとれるようになっている
文学は
演劇で演じることを意識していないので時間がわかるのは後になっている
ト書きを読んでもらったり
登場人物のヤギさん、オオカミさんに
カミナリの瞬間だったり
順番に動作を説明してもらいながら演技してもらったり
パフォーマンスの流れを復習
岩城先生
一気に正解をださずに
アマチュアが考えたら、こんな照明になりそうとか途中経過もまぜて
いろいろやりながら迂回しながらつくる方法で進めて
暗転から始まって明かりがつくと語り手がいる
ト書きの照明を天井の照明で
照明をしぼってくっきりさせたり
脚立を映さず足も映さない方向で、レバーを下げてもう少し暗く
客電を暗くして
ヤギが登場する場面
暗い場面は青を使う
天井の下手上手の照明機材に青が仕込んであるので薄い青のフィルターを重ねたり
オオカミが登場
生の照明だと
ト書きの照明が目立ちすぎるので薄いブルーのフィルターを重ねたり
B3をダブルで重ねて
仕込んだ照明を調光卓に読み込ませる
暗転の中での作業
スクリーンに調光卓と岩城先生の手元を映すため 手元灯りを準備して
手元灯りがきらっと
照明を記憶させるのはレックメモして
上手と下手も同じ78(ナナパー)に
スクリーンもみつめながら
まじかでレバーをする指先もみつめ
ヤギとオオカミの足元も見たい
前からの明かりも調整
地味な色合いに
左右のブルーと同じ色を重ねて
ヤギとオオカミの足がふれる場面
前からの灯りを2つにして
ヤギとオオカミを別々の照明を当てる
暗い小屋で別々に
B3ダブル
二人全体にあたる照明を73にセッティング
ヤギさんが小屋に座る場面から
小屋にオオカミが入ってきて
お互いにわかるのは声だけ
お互いに美味しい餌の話
ヤギのセリフは草
オオカミのセリフは肉
遠くで鳴ってるカミナリがお互いの声をかきけして
ト書きは
ヤギのお母さんのセリフ
オオカミのお母さんのセリフ
照明の明るさを指1本で(レバー)で替えて違いを区別
小屋に一瞬の稲妻の光り
生の灯りを当てててもインパクトがないので
SS(ステージサイドのスタンドスポット)を使用
色は生の色そのままで
下手袖と上手袖に設置して横からあてる
セッティングしたあと調光卓に記憶させる
稲妻の光りに
ヤギは下を向きオオカミは眩しいと目を瞑り
仲良くなったヤギとオオカミ
翌朝
小屋の前で落ち合うことにして
お互いに顔を知らないので合言葉は
「あらしのよるに」
あれこれ天井の照明を修正しつつ
次の場面
翌朝の光は地明かり照明を斜めにして