♪夢見る時間が過ぎたら♪

歌人生60周年もうすぐの「沢田研二」のページをめくりながら
今と昔を紡ぎながら

法然院の近くで見たすべり台とブランコに。 

2010年12月01日 23時48分27秒 | JULIE

落ち葉をふみしめながらもみじの哲学の道を歩いて

法然院に行く途中にみつけた古びたすべり台とブランコ。

ずぅっと昔にその場所にあったかどうかわからないけれど

みつけた瞬間に

前髪まっすぐ切りそろえて半ズボンはいてる研二君が見えてきた。

色つきでなくモノクロで。

 

京都会館で♪ロックンロールマーチ♪を歌っている誰かさんと

ヘイヘイヘイ!する数時間前に見えたモノクロな映像。

  

私が見たモノクロな映像の研二君が30年も前に

本の中に登場していたこと先日の京都の運動会の数日後に知りました。

誰かさんがおぎゃぁってした遠いとこからの嬉しいお便りでした。

 

こんなブランコも。  こんなすべり台も登場していました。

    

 

法然院に行く途中に、古びたすべり台とブランコに

研二君が遊んでいる風景が見えたのは、この童話に巡りあう瞬間だったのかなぁなんて思えたりして。

 

研二君と思われるケンという少年とその妹が

「むっつりケンの歌」 という童話で描かれたのは

1981年「海」の別冊「子どもの宇宙」

1987年4月 今江祥智 「5年生の童話 2」

1991年3月「今江祥智の本 第32巻 招き猫通信」 理論社 

 

3度目に発表されてから20年のときを経てようやく我が家へ。

 

現在は入手困難な本、お知らせいただいた方は図書館でみつけたそうです。

我が家の近所には図書館がないので、遠いところからはるばる我が家へ辿りついた本です。 

古本買うのなんて初めてでした。やっぱり手元に置いておきたい本でした。

 

モノクロ映像の研二君は

童話の中ではケンちゃんてよばれたり じさま ってよばれたり。

 

運動会の最終ステージでも自分のこと ジジィ って言ってました。

京都の運動会ではジジィは

こんな猫ちゃんみたいな仕草いっぱいいっぱいして楽しそうでした。

 

研二君のことがどうして童話になったのでしょうか。

今江祥智さんは京都の大学卒業して、

後に1968年4月に京都に移り住んでいました。

1968年の京都の街、我が街の少年5人が日本一になったよって

大騒ぎしていた頃かしら。

私はその頃、新宿ACBで初めてナマのJulieを体験していました。

タイガースがデビューした翌年、日本中が黄色の歓声でおおいつくされていました。

 

本の中で最後に銀色のひかりになって登場しているケンジ。

「むっつりケンの歌」を書いたときの今江祥智さんは48歳ぐらい。

Julieが31歳か32歳ぐらいの頃。

銀色のひかり。。。一番キラキラしているころだった?

その頃の私、Julieが一番じゃなかったから記憶が曖昧で。

 

夕焼けの空の下で、すべり台のてっぺんにのぼって

ずぅ~っと昔の自分をみつけてしまうケンジ。

 

じさまとよばれたケンと松葉杖をついた妹のかつら。

そんな兄妹の姿を 高い場所から俯瞰でみつめるケンジがいて。

 

ケンジが俯瞰で見た景色に自分の姿が見えて。

ケンと同い年の兄と

かつらと似てる部分もあったり。

ひとりでいるときには石コロが飛んできたりしたけれど

兄が一緒のときは安心だった。

あの頃の日本はそんな時代だった。

童話の中に遠~いず~っと昔の自分をみつけるとは。。。

 

 

あのときすべり台のてっぺんが写らなかったのは、そんなことに繋がった?

夕焼けの空の下で、そこに自分もいたのかな。

 

本の中で 運動会のJulieもいるじゃん!な文章が。

-やめんかい。おまえら、ひとりをぎょうさんでやるなんて、ひきょうやないか。

よくとおるいい声だった

 

運動会最終ステージのC.C.Lemonホール。

アンコールでナマ声でメンバー紹介したJulie。

よくとおる声でした。

 

ケンジはふりあげたこぶしのやりばにこまって

はっはっはっ・・・・・。

と、歌うように笑うようにかけ声をかけ。。。。

6番目のユ・ウ・ウ・ツのはっ!はっ!はっ!

最後のはっ!

Julieといっしょにしくじった忘れられない鹿児島の運動会。

Julieの汗が銀色の雫に見えた鹿児島の運動会。

 

-サワダさん、はじまりまーす。

-ん。

ケンジは銀色のひかりになってステージにかけだしていった・・・・。

 

すべり台とブランコを見たあとの京都会館で

もみじと いちょうと 法然院~と叫んだJulieだった。

 

あのときに法然院に行かなかったら、ブランコとすべり台も見ることはなかった。

モノクロな研二君の映像も見えなかったかもしれない。

 

いろんな偶然に出逢えて。

「むっつりケンの歌」に出逢えてよかった。

 

あと何回か「むっつりケンの歌」を読み返して

 今江祥智さんの世界にどっぷりつかろう。

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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ようこそ。 (juli-peko)
2010-12-02 22:42:53
>もじもじそわそわさん
はじめまして。
大きな図書館ならあると思いますよ。
古本屋さんで探しみるのもいいかも知れません。手元においてあの物語の風景を何度も見たいって思える童話でした。

>法然院で時々絵の個展をしているのですが

あの景色の中で自分の作品を見てもらえるなんて素敵ですね。
先日、私が訪れたときには、お坊さんが講和をされていました。

これからも宜しくお願いします。
返信する
むっつりケンの歌 (juli-peko)
2010-12-02 22:31:05
>mamaringoさん
はじめまして。
Julieファンの皆様はとっくにこの童話をご存知だったのでしょうけれど、私はナマのJulieが一番ってことで、あんまり情報探すの得意ではないんです。40数年もファンしていてやっとめぐり会えました。
古びたブランコとすべり台を見た瞬間、懐かしいって思えた風景でした。
童話を読んでいて、ブランコの挿絵に、そしてケンジがすべり台のてっぺんにのぼってというくだりに、私の見た景色と重なり、ドキ!っとしました。
法然院に行かれる機会があったら、確認してみてくださいね。
すべり台の写真、歩きながら撮ったので半分しか映ってませんでした。


>じゅりえさん
こんばんは。
じゅりえさんともいろんな偶然でしたね。
私が生まれて初めて行った街で、そしてじゅりえさんが初めてナマジュリーを見たのが同じ街で。1階席と3階席で同じ時間を共有して。
で、翌年に違う街で近くの席で、いろんな偶然が重なって。
あのときに一緒にすべり台とブランコを見たおかげで、こんなにも素敵な本をご紹介いただいて、ありがとうございます。
いろんな偶然、ジュリーがめぐりあわせてくれたような気がしています。


>グレープさん
ご心配おかけいたしました。
HPはプロバイダの関係でアドレスが変わりました。
諸事情で更新もままならないHPですが、ぼちぼち続けていけたらと思っています。

31日の記事でご連絡しましたが、お知らせが遅くなってご迷惑おかけいたしました。

新しいアドレスはこちら
http://hwm3.wh.qit.ne.jp/julie-station/
になりますので登録の変更、宜しくお願いします。

元気ですっと自慢はできませんが、ちょっと曇り空のココロで、なんとか進んでいけたらと思っています。

返信する
よかった~! (グレープ)
2010-12-02 21:29:37
pekoさん、HPは閉じられたのですか?
Julie Stationでお気に入りに登録していたので検索すると、「指定されたページはみつかりませんでした」。
夢見る時間が過ぎたらで検索してやってきました。
体調をくずされたのかと心配しましたが、お元気そうで安心しました。
楽しみにしています。
 
返信する
はじめまして (もじもじそわそわ)
2010-12-02 14:54:30

「むっつりケンの歌」私も読んでみます。
図書館ならあるかなあ。

それから、私のおさななじみが法然院で時々絵の個展をしているのですが、今度行ったときには、ブランコと滑り台をさがしてみます。

また、おじゃまさせてくださいね。
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Unknown (じゅりえ)
2010-12-02 13:47:51
ペコさん、こんにちは~。
ペコさんとお兄さまとのくだりに涙が出ました。
たくさんの偶然は必然となって、みんなJulieに繋がって・・・。ペコさんの魔法にかかったようです。すてきなお話、ありがとうございます!
返信する
はじめまして (mamaringo)
2010-12-02 06:53:36
はじめまして。「むっつりケンの歌」にひかれて、やってまいりました。
私も書かれた当時は全くこの童話を知りませんでした。
後になって読みましたが、本当に素敵な童話ですよね。何度も何度も読み返して、お話の場面が目に浮かぶような気がしたものです。
作者の今江祥智さんがどんなお考えでこの童話を書かれたのか、お話を読んだ時私もとても知りたい気持ちになりました。
法然院の近くに古びたすべり台とブランコ...。なんだか感慨深いです。
遊具のお写真も有り難うございました。
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