♪夢見る時間が過ぎたら♪

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今と昔を紡ぎながら

225三溪園さんぽ その8 初音茶屋

2016年02月27日 11時51分19秒 | 三溪園さんぽ

大正4年(1915年)に訪れた芥川龍之介は

友人(三溪の長男)宛ての手紙に

湯茶接待の印象を

 「ひとはかり浮く香煎や白湯の秋」と詠んで

 

入口には昔の写真も

 

 

芥川龍之介が訪れたときから101年の時間が経って

 

100年の歴史の途中に

紅葉の初音茶屋だったり

白い湯気の梅の季節だったり

 

 

昔の写真の時代から日本人の背丈も高くなって

現在は海の向こうからも たくさん訪れるから

落ち葉のいる屋根には似合わない注意書きも

Watch your head

 

 

そんな屋根の下で 

今年も梅の季節に白い湯気がでて

 

天井まで届く白い湯気

天井から吊った煤竹の自在かぎで

吊るされた鉄の茶釜

 

炉の周りの座席は、私たちだけかと思ったら

カメラ好きの男子と仲間が登場

茶色の紙コップから白い湯気が 北風になびいて

冷たい手を温めたりしながら

ふぅふぅしながら

あっぢな麦茶で 身体も温めて

 

せせらぎを聴きながら

お日さまのひかり射す水面に名残りのモミジを見つけながら

ゆったり流れる時間を感じながら

 

 

 

臥竜梅(がりょうばい)や

緑萼梅( りょくがくばい)など


梅観賞もして

アオサギ にも会えて

おまけはカワセミにも会えて

箱庭の髭じいと一緒に

この季節ならではの三溪園を楽しんで

 

午後からの散歩計画もあって

庭園は全部散策できなかったけれど

次回の三溪園さんぽに繋げて 

 

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