センセイのおかげ

月に１度の通院日。午後から仕事をお休みして神経精神科へ。

主治医のセンセイと会うときは、いつも１ヶ月の様子を聞かれる。
どうですかの問いに、いつものようになんとかやってますと
元気なく答えた私。
仕事復帰して５ヶ月がたって、新しい職場の雰囲気にも慣れて
仕事もようやく慣れてきたことを報告した。

家事が思うようにできないことで日々こんなんでいいのだろうかと
思う毎日を過ごしているからセンセイに元気に答えられなかった
のである。

センセイは百点満点とろうと思わなくていいんだからと。

春団治のお芝居のセリフを思い出してしまった私。
そう私はおときさんみたいに頑張りやさんみたいには
もうなれないんだものね。

昨年の今頃は入院が決定し１ヶ月も入院していた。
センセイは昨年のことを考えたら、ちゃんと仕事もできる
ようになったのだからすごい進歩してるんだからと。
薬を飲んでることが心配のようだけどこれから先、一生飲む
わけではないんだから気を楽に持ってと。

昨年、どう生きていいかわからなくなったときに
このセンセイを信じてみようとセンセイの言うとおりに
生活をして今日までやってこれた。

センセイは私の性格や物の考え方を充分承知してくれていて
なので私にわかりやすくアドバイスをしてくれる。

主治医のセンセイからこんな言葉が。
「あなたと僕は性格が似ているね。だから気が合うんだね。」と。

センセイも１年間、私を診てきてそう思ったのだろうけど
私は、昨年の初診のときに、このセンセイとは相性が合うかも
って思えて信じたのだもの。

先生と患者は信頼から始まる。
患者を治したいと思うセンセイとセンセイを信じて治りたいと思う患者。

このセンセイとで出会えていなかったら今の私はなかったと思う。
まだまだ先は長いけど、出会えたことに感謝！