ゆも庵

トイガン好きの多分トイガン中心Blog

柿色マニア

2018年11月02日 | ナイフ

今は昔、ナイフの所持が法に触れなかった頃、便利なツールとして愛用されていました。

日常のちょっとした作業で取り出されるナイフに「この人センス良いなぁ」と思うこともありました。

昔SWATでトイガンの修理をしていたYさんもレザーマンツールやAL MARの4×4、ビクトリノックスの

スーパーチャンピオン等のツールナイフを常備していて、持ち込まれた修理品で店の作業場でやるほど

てはない作業はカウンターでこれらを取り出して作業してました。

Yさんのビクトリノックス・コレクションの一部。

私もビクトリノックスのクラッシックくらいは常備してましたが、店での通販の荷造りではオルファの

大型カッターがメインで、仕事帰りの電車で尻ポケットに黄色いカッターをうっかり挿したままだった

ってことがよくありましたw

携帯に便利なフォールディングナイフにも、そのロック方式で流行りがあるように思います。

私がナイフを手にするようになった70年代は文房具屋で売られている子供向けの肥後守やボンナイフ

にはブレードを固定するロック機構はありませんでしたが、大人向けのフォールディングナイフは

フレーム尾部にロック解除レバーのあるバックロックが主流でした。

ブレードを折り畳むときにはちょっと力が要りますが、ブレードがガッチリと固定されて安心感があります。

バックロックのフォールディングナイフといえばBUCKのフォールディングハンター110が代表的ですね。

私はガーバー派だったのでFS-2でした。

理由は定かではないですが、私には「BUCK=COLT」、「GERBER=S&W」ってイメージがあり、買うのは

ガーバーのナイフばかりでした。

ガーバーのフォールディングナイフ「FS-1」・「FS-2」・「マグナムフォールディングハンター」

FS-2はキャンプにはいいですが、普段使いには小さめのFS-1が便利です。

マグナムハンターは特徴的なハンドルの形に惹かれて買ったモノですが、角張ったフィンガーグループ装備の

大型ハンドルは手袋をしたときは良さそうですが、素手での使い勝手はFS-2に軍配が上がります。

90年頃(かな?)にはバックロックから片手でブレードの開閉ができるフレームロック(ライナーロック)が

主流になりました。

フレームロックが出始めた頃は「こりゃ便利じゃないの!」と思いましたが、ブレードをロックしても

ガタが出る製品があり、「ちゃんと固定されてるのかな?」と不安だったのであまり手を出していません。

昔のガーバーには特徴的なロック方法のナイフがあり、珍しいモノ好きとしては手が出てしまいます。

PAULナイフはブレードの支点部分を押してロック解除するボタン式なので見た目がシンプルで扱いも簡単です。

ブレードもしっかりロック出来て特許取得してるだけあります。

初めてのPAULナイフは頂き物のMODEL2でしたが、それは記念に取っておいて、普段使い用に木グリ付モデルを

手に入れました。

銃と同じく最近のナイフはハンドルに木が使われることがなくなりつまらないです。

ガーバーのもう一つ変わったロックのボルトアクションナイフです。

当時流行りのザイテルのハンドルは素っ気ないですが、実用性は十分です。

こちらはロック部分がグリップ前方にあり、慣れれば片手でロック解除出来ます。

ボルトアクションシリーズのミリタリーっぽいパラベラム。

こちらは当時の米軍装備をイメージしたシースが標準装備されています。

勢いで買ってしまったものの、大型フォールディングナイフってなかなか使い道がないんですよねぇ。

ガバーの箱の色は柿色から青になり、私もナイフを買うことがなくなりました。

ナイフが実用品ではなくなってしまったためですが、何だか少し寂しいですね。

 


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