Jun Sweets

主婦のレース編みと日々の出来事

刑事7人 第4話(ネタバレあり)

2019年08月08日 | 日々の出来事

山の中でクマを警戒中の猟師が穴を掘る不審者を見つける。

不審者が去って行ったあと、現場に行くと高校生らしき男が倒れていた。

被害者のスマホより「悪魔に殺されるかもしれない」という言葉が書き込まれたSNSを発見。

致命傷は刺し傷で防御層もない、

刺し傷も深く、力のある人間の仕業と解剖した法医学教授の堂本(北大路欣也)は話す。

男子の名前は池添俊也(竹田光稀)。

彼の通っていた高校で、去年両親の無理心中に巻き込まれ亡くなった田所信一(加藤峻也)がいた。

そのことが引っかかる天樹(東山紀之)は野々村(白洲迅)に資料を探すよう頼む。

資料にある信一が書き残したメモ「悪魔にとりつかれてる」という言葉を聞いて驚く。

今回も悪魔という言葉が残されているからだ。

高校で、担任の女性教諭・増沢(かとうかず子)から話を聞く。

信一と俊也は同じクラスで親友だった。

家族に話を聞くも、理由がわからないと。

しかし、その場にいた弁護士木下和成(長谷川朝晴)の勧めで今まで言っていなかった話しを始める。

実は1年前の信一の事件の時、俊也は彼の家を訪ねようとして

その行く道で信一宅方面から走り去る不審者とすれ違っていた。

警察が心中と判断した為、彼は何も言わずにいたようだったと。

天樹は両親の許可を得て俊也の部屋を見せてもらうと、

俊也の部屋には「悪魔の囁き」というタイトルの漫画があった。

そして、机には両親と写った写真があったが、親の顔は黒く塗りつぶされていた。

海老沢(田辺誠一)は死刑囚の富岡忠司(芹澤興人)からの手紙で、拘置所に向かう。

富岡は高校生の事件を新聞で読んだと言って、悪魔が自分の知っている人間かもしれないと。

富岡はまだ自供していない事件があり、

その事件は悪魔と名乗っていた人物から指示された事だったと話す。

帰ってきた海老沢はその事件の被害者・野田弘という人物を探してほしいと皆に伝える。

富岡から死体を遺棄した場所も聞き出していた。

皆、富岡のでまかせではというが、天樹が資料を探し、

捜索願いが出された行方不明者の中に3年前にいなくなった野田弘の名前を見つける。

遺棄現場を捜索して遺体が見つかり、歯型から野田弘と判明する。

それも青酸カリで亡くなっており、その成分が一家心中で使われた物と一致する。

顔を見ていると思われた富岡に再度接見したが、

富岡は悪魔と名乗った人物とは面識はなく、電話で指示を受けていた。

わかっているのは相手が男だということだけ。

野田弘の関係者から話を聞くも、これといった手がかりはない。

皆が悩む中、海老沢が戻ってくる。一家心中した田所の同僚の話で、

事件当日飲みに誘うも断られ「先生に会わないといけないから」と言っていたと。

先生という言葉に、高校の担任ではという意見が出るが、担任は女性。

そして天樹がもうひとりいます、と思いつく。それは弁護士の木下だった。

木下に会うも、木下は田所信一の両親とは面識がないと答える。

しかし水田(倉科カナ)からの連絡で、

田所信一の父親の弟・伸介(藤岡正明)の経営する工場に木下が出入りしていることがわかる。

そこで再度亡くなった野田の妻・晴美(今村美乃)に会い、木下と面識があるか確認。

実は天樹は前に訪れた際にカレンダーに書かれた木下の名前を見ていた。

晴美は夫・弘から暴力を受けていた。その時木下から電話があり、事務所に行くと、

「わたしに任せてください。ご主人には失踪してもらいます。

失踪宣告から7年経てば死亡扱いになる。あなたは7年待っていればいい」と言われたと。

水田と青山(塚本高史)は再度田所伸介に会い話を聞く。

伸介は木下に会っていたことを認める。いきなり電話が来て、相談に乗ると。

兄に金を貸さなければ工場に火をつけてやるを脅されていて、

木下はその話を解決できると言っていた。

兄の家で何が起きても知らぬ存ぜぬで押し通せ、そうすれば苦しみから解放されると言って。

田所家の現場写真には葡萄ジュースが写っていた。

その中に青酸カリを入れて木下が田所に渡したのだ。

俊也の父を訪ね、話を聞く天樹たち。

俊也は親友・信一が亡くなってから引き籠るようになり、

そして次第に両親に暴力を振るうようになっていった。

両親は暴力に耐えかね、俊也を殺してしまった方が・・・と思うまで追い詰められていた。

そんな時、木下から突然訪ねてきて、

「息子さんに家出をさせる。二度と戻らないかもしれませんが。

両親には平穏な時間が戻ります」と。

しかし息子の遺体が見つかって怖くなり、

警察に言うと両親が木下に言ったが、「自分は弁護士だから殺しはしない」と。

俊也が犯人を見たかもしれないと言う話も嘘で捜査をかく乱する為の木下の入れ知恵だった。

海老沢は木下の講演会の録音を入手し、富岡に聞かせ悪魔を名乗る人物の声だと証言を得る。

木下のところへ向かうも木下は亡くなっていた。

司法解剖からこれまで使っていた青酸カリで亡くなったことが判明した。

木下はジュースに青酸カリを入れて飲んでいたが、実はそのジュースの中にアレルギーを起こす成分があったようで、

口元にアレルギーによる蕁麻疹があった。

死に際にアレルギー物質の入ったものを飲むのは変だろう、という堂本。

つまり木下は殺されたのだ。真犯人は別にいる。

木下の亡くなった現場に向かい、何かに引っかかった天樹は野々村にある資料を揃えるよう電話で伝える。

天樹と海老沢が徹夜で資料を読み、海老沢は富岡に接見する。

悪魔は死んだが、彼は捨て駒。本当の悪魔をあぶりだすから全てを話せと。

天樹と海老沢が現れた場所は高校だった。

担任の増沢に「あなたが悪魔だったんですね」と切り出す海老沢。

増沢の周りでは不自然なほどに教え子や保護者で失踪や自殺者、事件に巻き込まれた人が大勢いた。

野田の妻・晴美は増沢の教え子で、木下から連絡が来る前日、

増沢に会って、夫のDVについて相談していた。

その翌日に木下から連絡が来て、何故この人が知っているのか不思議だったと。

偶然じゃない?と増沢が言うも、否定する天樹。

池添俊也の両親も学校で不登校の相談を増沢にしていたし、田所伸介も教え子で増沢に相談していた。

つまり彼女が命令して、木下が動いていたのだ。

木下のパソコンの中に5年前の写真で女子高生と写ったものがあり、

その高校は当時増沢がいた高校で女子高生の担任も増沢だった。

女子高生は援助交際で木下とトラブルになり増沢に相談していた。

増沢は木下のアドレスを聞き出し、脅迫者として写真を添付してメールを送っていた。

会うことなく自分の操り人形にするために。

実行者も犯罪歴のある教え子だった。富岡も教え子だったのだ。

犯罪歴のある教え子をピックアップして、防犯カメラをチェック、既に実行犯は確保済みだった。

天樹は問う。あなたの目的は何だ?

そんな物はない。しいて言えば諦めという増沢。

いくら教育しても悪い奴は悪い奴。有効利用だ、悪い連中を使って悪い奴を駆除する。

こういうのが教育なんじゃないかなと言う増沢に野々村が怒りを露にしてました。

まさかの教師が真犯人にビックリしました。

木下が情報を何処から得ているのか不思議でしたが、

教え子なら増沢が情報を持っているのもわかりますね。

だって相談されているのですから。

なにより連行される際の「何件やったか思い出せない」という言葉に一番ゾッとしました

 



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1 コメント

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Unknown (Unknown)
2019-10-15 20:41:56
かとうかずこさん、つい先日見た『チェイス第1章』では、平田満さん演じる山崎をサポートする優秀な弁護士役だったのですが、今回はとんでもない悪党
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