シャンチー(中国象棋)の日々~三千年の歴史、5億人の愛好者

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シャンチー(中国象棋)チームジャパン強化合宿2日目

2017-10-09 | ニュース
10月7日から行われている「シャンチー(中国象棋)チームジャパン」の強化合宿は、2日目の8日、日本代表選手が講師となっての講義、「多摩スポトーナメント」第3・4ラウンド、さらに持ち時間5分+5秒の「超快速トーナメント」が行われました。

講義は、11月の世界選手権代表の所司和晴、高橋淳司両選手が講師となって、日本のライバルと目されるノンチャイニーズ・ノンベトナミーズ(NC/NV)の過去の試合を取り上げて解説を行いました。

ベテランの服部亜光選手は、基本的な実用残局を取り上げて、残局を研究することの重要性を説きました。

9月のアジア個人選手権で日本人初の入賞を達成した中村千鶴選手(シャンチートップアスリート育成プログラム4期生)が、まったくのゼロからシャンチーを始めた(そのときは将棋もチェスも指したことがありませんでした)4年半の軌跡を述懐すると、ときには一日12時間を超える凄まじいまでの練習量に一同唖然、アジア選手権入賞が必然のものであったことを改めて知らされました。

自身の経験に根ざした「アジア中位のレベルは、才能がなくても努力だけでも到達できるレベルだと思います」という言葉には、千金の重みがありました。中村選手の4年半の成長の過程は、まったくのゼロからシャンチーを始めて、努力次第でどのレベルまで到達できるかを世界に示した貴重な例といえるでしょう。

夜9時半から行われた「超快速トーナメント」は服部選手が、決勝で田中篤選手を下して優勝を飾りました。

「多摩スポトーナメント」は第4ラウンドを終えて、所司選手が4連勝で決勝進出を決め、これを服部、高橋、田中の3選手が決勝へのもう1枚の切符を争う展開です。














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