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シャンチー(中国象棋)の日々~三千年の歴史、5億人の愛好者

シャンチー(象棋)に関するニュースを(一社)全日本シャンチー連合会がお届けします。

シャンチー(中国象棋)全日本選手権、初日は田口がトップに

2014-05-03 | 国内トーナメント
シャンチー(中国象棋)日本一を決める第41回全日本選手権大会が5月3日、目黒区民センターで開幕しました。A級では初日3ラウンドを終えて、田口福夫選手が3連勝で単独トップに立ちました。

ゴールデンウィークには例年、シャンチーとチェスの日本選手権が行われることから、日本のゴールデンウィークは、「シャンチーの日本選手権に出る人、チェスの日本選手権に出る人、それ以外の人」の3つに分けられるといわれています(いわれてません)。今年も北は青森、西は広島、そして遠く中国・黒竜江省からもシャンチーの日本選手権に出場するプレーヤーが集まりました。

今年の全日本選手権では、A級をレイティング1200以上とし、過去のB級優勝者であってもこれに満たない選手はB級に降格、逆に従来のB級出場者であってもレイティング1200以上の選手はA級に指定されることになりました。これにより、A級・B級とも、より実力を反映した構成となり、より激しい戦いになることが期待されます。

出場者全員が7ラウンドを戦うこの大会、初日の5月3日は前半3ラウンドが行われました。

【戦況】
◆第1R
A級では昨年の世界選手権代表・秋吉一功が昨年優勝の所司和晴を時間切れに追い込む大番狂わせ。レイティング差379をはねのけての勝利に早くも会場は騒然。それ以外は上位陣が順調に勝利。B級ではトップアスリート育成プログラム育成選手の中村千鶴がレイティング差399の小川比呂士から和(引き分け)をもぎ取ったのを除いては上位陣が勝利した。

◆第2R
A級は坂本進、田口福夫、楊帆、秋吉が連勝、B級はトップアスリート育成プログラム育成選手の可児宏暉(かに・ひろあき)、井上奈智の両選手のほか、熊野和伸、佐久間寛明が連勝。

◆第3R
A級は坂本‐楊帆が和、田口が秋吉に勝ったため、田口が6ポイントで単独トップに立った。坂本、楊帆、岡田蒸が5ポイントで追う。B級は可児、井上がそれぞれ佐久間、熊野を下して3連勝、明日の第4Rで激突することになった。

明日5月4日は後半4ラウンドが行われます。今年からA級・B級とも最終第7ラウンドは、第6ラウンドまでの1位と2位による決勝戦とするシステムが採用されることになりました。これは「最終戦で優勝者が決定する」というスポーツ界の大きな流れをシャンチー界も取り入れたものであり、最終戦を待たずに優勝が決まってしまうことがあるスイス式の欠点(スイス式自体合理的なシステムであり、これは欠点といえるものではないのかもしれませんが)を補完するものです。

シャンチー日本一決定の瞬間を現場でご覧になりませんか?観戦は自由です。
会場:目黒区民センター
決勝戦は午後3時20分開始です。










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