シャンチー(中国象棋)の日々~三千年の歴史、5億人の愛好者

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日本男子4名がNCV入賞、シャンチー(象棋)第16回世界選手権

2019-11-23 | 世界シャンチー選手権
シャンチー(象棋)の第16回世界選手権は、10月7日-11日、カナダ・バンクーバー市で開催され、男子日本代表の4選手(所司和晴、酒井清隆、高橋淳司、田中篤)は、ノンチャイニーズ・ノンベトナミーズ(NCV)部門で、所司選手が優勝、酒井選手が準優勝など、全員が8位入賞という快挙を達成しました。

所司選手は2015年ミュンヘン大会以来、2大会ぶり5度目のNCV優勝です。

NCV部門準優勝の酒井選手には、規程により世界シャンチー連合会より「棋聯大師」(Federation Master)の称号が贈られます。わが国からは、沈浩(しん・こう)、所司和晴、姚海晶に続く4人目の棋聯大師の誕生です。

成績は次のとおり。

◆男子団体(12チーム)
優勝:中国、2位:中国香港、3位:ベトナム、4位:フィリピン、5位:カナダ、6位:中華台北、7位:シンガポール、8位:中国マカオ、9位:米国、10位:日本、11位:ドイツ、12位:オランダ
※個人戦各チーム成績上位2名の順位点を合算したものが団体成績となります。

◆男子個人(35名)
優勝:徐超(中国)、2位:黄学謙(中国香港)、3位:陳泓盛(カナダ)、4位:頼理兄(Lai Ly Huynh、ベトナム)、5位:汪洋(中国)、6位:劉子健(フィリピン)、7位:楊宗諭(中華台北)、8位:呉宗翰(シンガポール)、15位:所司和晴(4勝3敗2和)、25位:酒井清隆(4勝5敗)、30位:高橋淳司(2勝4敗3和)、31位:田中篤(2勝5敗2和)

◆男子NCV(12名)
優勝:所司和晴、2位:酒井清隆、3位:Iwan Setiawan(インドネシア)、4位:Petri Haikola(フィンランド)、5位:Naegler Michael(ドイツ)、6位:高橋淳司、7位:田中篤、8位:Freyer Gouido(ドイツ)

【女子(11名)】優勝:賈丹(米国)、2位:唐丹(中国)、3位:高芳青(ベトナム)、4位:余欣如(東マレーシア)、5位:王鏗(フィリピン)、6位:陳茗芳(シンガポール)、10位:中村千鶴

NCV部門で5度目の優勝を飾った所司選手のコメントです。

「世界選手権は93年から出場し、今回で13回目です。私の成績は4勝3敗2和で、ノンチャイニーズ・ノンベトナミーズ部門では5回目の優勝をすることが出来ました。全体では34人中15位でした。0.5勝の勝ち越しは優勝や上位入賞のときよく取っている勝率ですが、今回少数精鋭でしたので勝ち越しは厳しいと思っていましたのでベストな力を発揮できたと思います。ただ対手分としては勝ち越しメンバーの中で一番下でした。まだ達成したことがない11ポイント(1勝分の勝ち越し)のカベはまた次回の目標にします。9回戦(最終局)、対ナグラー(ドイツ)戦は勝った方が優勝の大一番でしたが、落ち着いてうまく指すことができました。引き分けでも優勝でしたが、なんとしても勝つという気持ちで戦いました。少し前に行われたアジア個人戦も26人中12位と良かったので、来年のアジア団体戦では国際大師を目指す気持ちでがんばります。」





所司選手


酒井選手


高橋選手


田中選手


中村選手


ノンチャイニーズ・ノンベトナミーズ部門入賞者



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