11月12日から、オーストラリア・シドニー市で行われていたシャンチー(中国象棋)の「第8回淮陰・韓信杯国際名人戦」は、14日、予選第5ラウンドと順位決定戦が行われました。
決勝に進出したのは、予選各組をトップで勝ち上がった頼理兄(ベトナム)と曹岩磊(中国マカオ)。4人出場した中国選手(王天一、鄭惟桐、謝靖、程鳴)は一人も決勝に進めませんでした。主要な国際大会で、中国選手が決勝に進めなかったのは、2010年アジア個人選手権(マカオ)以来の「事件」でした。(このときは2名のベトナム選手が決勝に進出。)
決勝の結果は曹岩磊が頼理兄を下して優勝、賞金12万人民元(約180万円)を獲得しました。11-12位決定戦に回った所司和晴選手は、ナグラー(ドイツ)に敗れ、12位となりました。
中国メディアは、中国選手が不振だった原因として過密スケジュールを上げています。今回、中国選手は長春市での全国個人戦を10日に終えて(特に王天一、鄭惟桐は10日の決勝まで7日連続の対局)、翌11日にシドニー入りしました。この大会を終えた王天一は一言「疲れた」と漏らしたそうです。
日本から出場した所司選手は残念ながら6戦全敗でしたが、優勝した曹岩磊選手は、所司選手との対局を振り返って「開局20回合(日本将棋式にいうと40手)までは全くリードを奪うことができなかった。相手の一手のミスでようやく勝てた。自分が一度でもミスをしたら勝てなかっただろう」と述懐しています。
この大会のすべての対局、成績は「広東象棋ネット」で見ることができます。
◆予選A組
http://www.gdchess.com/XQData/ShowRound.asp?eid=100002665
◆予選B組
http://www.gdchess.com/XQData/ShowRound.asp?eid=100002666
◆決勝ラウンド
http://www.gdchess.com/XQData/ShowRound.asp?eid=100002471
◆最終成績
http://www.gdchess.com/XQData/ShowRank.asp?eid=100002471
優勝の曹岩磊
出場12選手(写真はいずれも「広東象棋ネット」より)
決勝に進出したのは、予選各組をトップで勝ち上がった頼理兄(ベトナム)と曹岩磊(中国マカオ)。4人出場した中国選手(王天一、鄭惟桐、謝靖、程鳴)は一人も決勝に進めませんでした。主要な国際大会で、中国選手が決勝に進めなかったのは、2010年アジア個人選手権(マカオ)以来の「事件」でした。(このときは2名のベトナム選手が決勝に進出。)
決勝の結果は曹岩磊が頼理兄を下して優勝、賞金12万人民元(約180万円)を獲得しました。11-12位決定戦に回った所司和晴選手は、ナグラー(ドイツ)に敗れ、12位となりました。
中国メディアは、中国選手が不振だった原因として過密スケジュールを上げています。今回、中国選手は長春市での全国個人戦を10日に終えて(特に王天一、鄭惟桐は10日の決勝まで7日連続の対局)、翌11日にシドニー入りしました。この大会を終えた王天一は一言「疲れた」と漏らしたそうです。
日本から出場した所司選手は残念ながら6戦全敗でしたが、優勝した曹岩磊選手は、所司選手との対局を振り返って「開局20回合(日本将棋式にいうと40手)までは全くリードを奪うことができなかった。相手の一手のミスでようやく勝てた。自分が一度でもミスをしたら勝てなかっただろう」と述懐しています。
この大会のすべての対局、成績は「広東象棋ネット」で見ることができます。
◆予選A組
http://www.gdchess.com/XQData/ShowRound.asp?eid=100002665
◆予選B組
http://www.gdchess.com/XQData/ShowRound.asp?eid=100002666
◆決勝ラウンド
http://www.gdchess.com/XQData/ShowRound.asp?eid=100002471
◆最終成績
http://www.gdchess.com/XQData/ShowRank.asp?eid=100002471
優勝の曹岩磊
出場12選手(写真はいずれも「広東象棋ネット」より)