シャンチー(中国象棋)の日々~三千年の歴史、5億人の愛好者

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シャンチー(中国象棋)の日本リーグ、第1日

2015-01-17 | 国内トーナメント
シャンチー(中国象棋)の第33期日本リーグは、1月17日、東京・目黒区民センターで初日の4ラウンドが行われ、アジア大師・山崎秀夫選手が4連勝でトップに立ちました。

この日本リーグは、1982年、当時国内で行われていた唯一のトーナメントである全日本選手権が現行のスイス式ではなく、「ノックアウト方式」(いわゆる高校野球方式)であったことから、国内有力選手から真の実力日本一を競う「ラウンドロビン」(総当たり)のリーグ戦を行えないかという声が上がったのを受けて創設されたものです。(歴代優勝者

今期の日本リーグは、昨年の日本リーグの上位3名、全日本選手権、全国選抜トーナメント、多摩スポトーナメントの各優勝者、上記3トーナメントの総合パフォーマンス上位者、直前の最終選考会1位のプレーヤーが、日本シャンチー協会の指名を受けて出場しています。(昨年優勝の黄雅輝選手がインフルエンザで欠場のため、最終選考会2位の曽根敏彦選手が繰り上げ出場)。

また日本リーグの下部リーグとして「シャンチーチームジャパン・ウィンターリーグ」が同時開催されています。

日本リーグの各ラウンド毎の結果は次のとおり。(2=勝、1=和、0=負)

第1ラウンド(左側のプレーヤーが紅先)
松野陽一郎0-2所司和晴
田中篤0-2可児宏暉
田口福夫0-2服部亜光
曽根敏彦0-2山崎秀夫
トップアスリート育成プログラム5期生・可児宏暉(かに・ひろあき)選手は、昨年のアジア選手権代表・田中篤選手を破る殊勲です。

第2ラウンド
所司和晴0-2山崎秀夫
服部亜光2-0曽根敏彦
可児宏暉0-2田口福夫
松野陽一郎0-2田中篤

第3ラウンド
田中篤1-1所司和晴
田口福夫2-0松野陽一郎
曽根敏彦1-1可児宏暉
山崎秀夫2-0服部亜光

第4ラウンド
所司和晴(5)2-0服部亜光(4)
可児宏暉(3)0-2山崎秀夫(8)
松野陽一郎(2)2-0曽根敏彦(1)
田中篤(4)1-1田口福夫(5)
※括弧内は4ラウンドを終えてのポイント。

前半4ラウンドを終えて、山崎選手が8ポイントで独走、これを所司、田口両選手が5ポイントで追っています。日本リーグは、昨年から7ラウンドの総当たり戦を終えた後、1位と2位による決勝戦を行うシステムを採用しており、2位に付ければ逆転優勝の可能性を残しています。

日本リーグと同時に行われているウィンターリーグは8名が参加、こちらも7ラウンドの総当たり戦が行われます。前半4ラウンドを終えて、楊帆、井上奈智(トップアスリート育成プログラム第5期生)両選手が4連勝でトップを並走しています。この両者は最終第7ラウンドで対戦することになっており、そこまで連勝を維持して全勝対決となるか注目です。




日本リーグ出場選手は国際試合に合わせて上着・ネクタイ(または
チームジャパン・ユニフォーム)の着用が義務付けられています




山崎選手(左)対所司選手
丸いコマを使うシャンチーは「盤上のカーリング」と呼ぶのがふさわしい







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