シャンチー(中国象棋)の日々~三千年の歴史、5億人の愛好者

シャンチー(象棋)に関するニュースを(一社)全日本シャンチー連合会がお届けします。

シャンチー(中国象棋)日本代表、元気にベトナム到着

2009-11-03 | ニュース
ベトナムで開催されている第3回アジアインドアゲームズに出場するシャンチー(中国象棋)代表3選手(所司和晴、曽根敏彦、秋吉一功)は、11月2日、シャンチーとチェスの会場となるハロンに元気に到着しました。

11月1日、関西空港を出発した一行はハノイで現地スタッフの出迎えを受け、車で約3時間のハロンに向かいました。ホテルに着いたのは日付が変わった深夜となりました。

短い睡眠を取った明くる2日、午前は現地組織委員会が主催する観光、午後は棋譜研究と実戦練習、夜はレセプション、組み合わせ抽選会とめまぐるしいスケジュールをこなしました。

この組み合わせ抽選会で、男子団体戦にエントリーしているのが5カ国・地域しかないことが判明、しかも日本以外は中国、中国香港、中国マカオ、そして開催国ベトナムと強豪ぞろいであることに2度びっくり。東南アジア各国の華人主体によるシャンチー組織が、各国NOCからスポーツ団体として認められていないという厳しい現実を知ることができました。

4億以上の競技人口を擁する盟主中国とその一部である香港、マカオ、そしてシャンチー人口2千万といわれ国家によって認定された専業プレーヤー集団のいるベトナム以外で、むしろシャンチー小国である日本のシャンチープレーヤーが唯一NOCから正式の派遣を受けてエントリーしたということは、真の意味でのオリンピック精神の体現であり、「シャンチーの国際化」の先頭に立っているということが言えるでしょう。そして私たちが三十数年間「シャンチーはスポーツだ」と言い続けてやっとここまで来たのに、他の国・地域のシャンチー組織はいったい何をやっているんだと叱咤激励したい気持ちです。

明日の第1ラウンドの相手はベトナムと決まりました。中国、中国香港、中国マカオ、ベトナム、どの国・地域をとってもアジア団体戦ではめったに対戦することすらできない強豪チームです。強豪と対戦するチャンスの少ない日本チームにとってまたとない勉強の機会です。それだけでもベトナムまで来た甲斐があったと言えるような、そんな戦いを期待したいと思います。


頑張れ、花の中年トリオ(左から曽根、所司、秋吉の各選手)


ハロン湾の奇岩群を参観


ホテルの部屋は無線LANの受信状況が悪く、パソコンを部屋の外へ出してブログを作成中


ドーピング禁止薬物を含まない鎮痛解熱薬、JOCから支給された体温計も持ち込んで万全の態勢


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