シャンチー(中国象棋)の日々~三千年の歴史、5億人の愛好者

シャンチー(象棋)に関するニュースを(一社)全日本シャンチー連合会がお届けします。

第165回シャンチー(中国象棋)レイティングトーナメント開催される

2013-04-15 | ニュース
4月14日、シャンチー(中国象棋)の第165回レイティングトーナメントが、目黒区民センターで開催され、15名のプレーヤーが参加しました。

「シャンチーレイティングトーナメント(XRT)」は原則偶数月に日本シャンチー協会が開催しているトーナメントで、毎回、コマの動かし方を覚えたばかりの超初心者から日本チャンピオン経験者まで、幅広いレベルの愛好者が参加しています。その対戦結果は科学的に集計され、1年に一度「JXAレイティング」として公表され、プレーヤーの実力を客観的に表す「科学のモノサシ」となっています。

国際的にも、シャンチーのレイティング制度を確立しているNF(ナショナルフェデレーション=国内競技連盟)はごく少数にとどまっています。一般にスポーツ社会において、プレーヤーの実力を判定し、ランキングを認定する行為は、NF(及びその委任を受けた団体)だけに許されており、NFの許可なく他の団体・個人が同様のことを行えば、民法上の不法行為として損害賠償責任を負うことになります(※)。

初めてXRTに参加する初心者が、最初の1勝を上げるまでには一定の時間がかかることもありますが、やがて1勝を上げ、そのレベルから国際試合に日本代表選手として出場するまでに上達したプレーヤーも少なくありません。

今回のXRTは、2週間後に全日本選手権大会を控えているとあって、すべての参加者が大会出場予定者となりました。全日本選手権で戦うことになる相手をここで倒しておこうというプレーヤー、相手がどんな布局でくるか探りを入れるプレーヤーと、全日本選手権の前哨戦といったおもむきでした。

トーナメント終了後は、全日本選手権大会実行委員会が開かれ、今年も大会をスムーズに運営するための話し合いが行われました。

いよいよ全日本選手権大会まであと2週間となりました。全日本選手権大会にエントリーしたプレーヤーの皆さん、この2週間を悔いのないように精進してください!


※参考までに「公益財団法人日本テニス協会」の定款を紹介します。
第5条 この法人は、前条の公益目的を達成するため、次の事業を行う。
(6)テニス選手の登録、ランキングの管理・運営


全日本選手権の前哨戦さながらの真剣な戦い

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