「2013春・シャンチー(中国象棋)のつどい」が3月31日、東京・目黒区民センターで開催され、今年も多数のシャンチー愛好者が集まりました。
この催しは、シャンチー愛好者の皆さんに、シャンチーの楽しさ、奥深さを知ってたいただくために、毎年、桜の季節に開催されている恒例行事です。
今年の「つどい」は、第1部で「寝ても覚めてもシャンチー」と題したシンポジウムが行われ、今年10月に中国で開催される世界選手権日本代表を目指すプレーヤーが、自分自身の「寝ても覚めても」ぶりを披露しました。
シャンチーのNF(ナショナルフェデレーション=国内競技連盟)である日本シャンチー協会では、2020年までに「アジア選手権において男子団体6位、女子・ジュニア個人4位入賞」を達成することを目標に掲げています。そのためには、他のスポーツ競技と同様、「寝ても覚めても」シャンチーに取り組むプレーヤー集団を形成することが不可欠です。
職業を持つシャンチープレーヤーにとって、トレーニングの時間をどのように確保するかは、最も切実な問題です。さいわいシャンチーは競技の特性から、どこにいても、ひとりでもトレーニングを行うことができます。しかも近年は中国において大量のシャンチー書籍が刊行され、日本からインターネットを通じて購入することも可能になりました。またタブレット端末のアプリも活用できる条件が整っています。シンポジウム参加者の発言からも、通勤電車の中、就寝前のベッドの中など、どこにいてもシャンチーのトレーニングができる環境作りを工夫していることが分かりました。
第2部では、今年7月に開催される第19回全国選抜トーナメントの指定布局である「五七炮進三兵対屏風馬」に関する研究発表が行われました。発表を行ったのは、世界選手権NC/NV(ノンチャイニーズ&ノンベトナミーズ)部門での入賞を目指す4人のプレーヤーです。
「五七炮進三兵対屏風馬」は中国国内のトーナメント、国際トーナメントを問わず多く指されている布局であり、中国国内の主要なトーナメントでも毎年のように新しい手が出現していることから分かるように、なお発展の過程にある布局です。この布局を研究することは、国際試合を目指すプレーヤーにとっても、高い実用価値を有しています。
通常、マインドスポーツ競技では、自分の研究成果を公表することは、いわゆる「手の内を見せる」ことになるとされていますが、発展途上にある日本のシャンチー界においては、「チームジャパン」として向上するために、お互いの研究成果を交流することが当たり前のように行われています。この日も、プロジェクターを使用しての研究発表は熱を帯び、予定時間を大幅に超過する結果になりました。
第3部は2Rの実戦対局を行い、今年の「つどい」も充実した一日となりました。




この催しは、シャンチー愛好者の皆さんに、シャンチーの楽しさ、奥深さを知ってたいただくために、毎年、桜の季節に開催されている恒例行事です。
今年の「つどい」は、第1部で「寝ても覚めてもシャンチー」と題したシンポジウムが行われ、今年10月に中国で開催される世界選手権日本代表を目指すプレーヤーが、自分自身の「寝ても覚めても」ぶりを披露しました。
シャンチーのNF(ナショナルフェデレーション=国内競技連盟)である日本シャンチー協会では、2020年までに「アジア選手権において男子団体6位、女子・ジュニア個人4位入賞」を達成することを目標に掲げています。そのためには、他のスポーツ競技と同様、「寝ても覚めても」シャンチーに取り組むプレーヤー集団を形成することが不可欠です。
職業を持つシャンチープレーヤーにとって、トレーニングの時間をどのように確保するかは、最も切実な問題です。さいわいシャンチーは競技の特性から、どこにいても、ひとりでもトレーニングを行うことができます。しかも近年は中国において大量のシャンチー書籍が刊行され、日本からインターネットを通じて購入することも可能になりました。またタブレット端末のアプリも活用できる条件が整っています。シンポジウム参加者の発言からも、通勤電車の中、就寝前のベッドの中など、どこにいてもシャンチーのトレーニングができる環境作りを工夫していることが分かりました。
第2部では、今年7月に開催される第19回全国選抜トーナメントの指定布局である「五七炮進三兵対屏風馬」に関する研究発表が行われました。発表を行ったのは、世界選手権NC/NV(ノンチャイニーズ&ノンベトナミーズ)部門での入賞を目指す4人のプレーヤーです。
「五七炮進三兵対屏風馬」は中国国内のトーナメント、国際トーナメントを問わず多く指されている布局であり、中国国内の主要なトーナメントでも毎年のように新しい手が出現していることから分かるように、なお発展の過程にある布局です。この布局を研究することは、国際試合を目指すプレーヤーにとっても、高い実用価値を有しています。
通常、マインドスポーツ競技では、自分の研究成果を公表することは、いわゆる「手の内を見せる」ことになるとされていますが、発展途上にある日本のシャンチー界においては、「チームジャパン」として向上するために、お互いの研究成果を交流することが当たり前のように行われています。この日も、プロジェクターを使用しての研究発表は熱を帯び、予定時間を大幅に超過する結果になりました。
第3部は2Rの実戦対局を行い、今年の「つどい」も充実した一日となりました。




