シャンチー(中国象棋)の日々~三千年の歴史、5億人の愛好者

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第10回世界選手権速報(5)

2007-10-21 | 世界シャンチー選手権
10月17日から中国マカオで開催されていた第10回シャンチー世界選手権は、21日、最終第9ラウンドが行われ、所司和晴選手がMICHAEL NAEGLER(ドイツ)を破って、3回目のノンチャイニーズ部門の優勝を決めました。

ノンチャイニーズの部は前日の第8ラウンドまでKON ISLAND(鄺偉徳、香港)が4.5ポイントでトップ、所司、NEAGLER、JOUNI RAMO(フィンランド)、SOUR SAMPHY(カンボジア)の4人が4ポイントでこれを追う形となりました。

この日の第9ラウンドではKON ISLAND、JOUNI RAMO、SOUR SAMPHYが次々と敗れ、最後まで残った所司対NAEGLERの勝者が優勝という局面に。所司選手が4時間半に及ぶ激戦を制して、2大会ぶり3回目のノンチャイニーズ部門優勝を飾りました。また田中篤選手もノンチャイニーズ部門8位入賞を決めました。

山崎秀夫、楊威軍両選手による団体成績は17位/22チーム、日本チーム5人の大会を通じての勝率は.433でした。(写真はMICHAEL NAEGLERと対戦する所司選手(右))



所司選手の対局記録はこちらをご覧ください。

http://www.zgxqds.com/qiju_info.asp?id=2481

第9ラウンドの日本チームの成績は次のとおりです。(○=勝、△=和、×=負)

(第9ラウンド)
×山崎秀夫(4.5)-劉勤(オーストラリア)
○楊威軍(4.5)-ANGUS MAC GREGOR(オーストラリア)
○所司和晴(5)-MICHAEL NAEGLER(ドイツ)
×田中篤(3.5)-顧億慶(カナダ西)
×曽根敏彦(2)-KLEIN(ドイツ)
*カッコ内の数字は最終ポイント(勝=1、和=0.5)


各部門の成績は次のとおり。

(男子団体・22チーム)1.中国 2.ベトナム 3.中国香港 4.中華台北 5.フィリピン 6.シンガポール 7.アメリカ東 8.アメリカ西 17.日本

(男子個人・66人)1.許銀川(中国)2.洪智(中国)3.NGUYEN THANH BA(ベトナム)4.NGUYEN VU QUAN(ベトナム)5.荘宏明(フィリピン)6.趙汝権(中国香港)7.呉貴臨(中華台北)8.黄志強(中国香港)9.馬武廉(タイ)10.鄭熙明(カナダ中)11.清忠(フランス)12.黄俊銘(シンガポール)27.所司和晴 30.山崎秀夫 35.楊威軍 52.田中篤 65.曽根敏彦

(ノンチャイニーズ・22人)1.所司和晴 2.KON ISLAND(中国香港)3.MICHAEL NAEGLER(ドイツ)4.SOUR SAMPHY(カンボジア) 5.JOUNI RAMO(フィンランド) 6.ANGUS MAC GREGOR(オーストラリア) 7.CHANDRA BOSE(マレーシア) 8.田中篤

(女子・13人)1.伍霞(中国)2.NGO LAN HUONG(ベトナム)3.高懿屏(中華台北)4.殷苑栩(アメリカ東)

第10回世界選手権公式ホームページはこちらをご覧ください。

http://www.zgxqds.com/zhuanti/10worldcup/index.asp




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1 コメント

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Unknown (横山 栄一)
2007-10-22 03:54:53
各選手および事務局の皆様、おつかれさまでした。所司選手のノンチャイニーズ優勝、おめでとうございます。棋譜中継を見ましたが、長い手数の一手一手から対戦中の熱気が伝わってくるようでした。また、団体でも前回よりも順位が大幅に上がりましたね。代表選手のお二方も御健闘おつかれさまでした。
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