自治労横浜退職者会パート2

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気を付けよう「食中毒」‥いよいよ梅雨入り

2015年06月02日 21時08分20秒 | お役立ち情報
以下は、会員の皆様に向けて、自治労横浜の市川博道さんが寄稿してくれました。
健康に注意をしてこの時期を乗り切りましょう!

 日本では毎年2,000件近くの食中毒が発生しています。高温多湿のこの時期は、特に食中毒が心配される季節。ニュースで話題になる集団食中毒と比べ、家庭内の食中毒は気付きにくく見過ごされがちですが、抵抗力の弱い子どもや高齢者にとっては、重症になったり、時に死亡するケースも。家庭での食中毒は家族みんなの心配りで防ぐことができます。
教えて!食中毒Q&A
Q1 そもそも食中毒って何?
口に入れた飲食物が原因で起こる健康障害を総称して「食中毒」と呼び、病因物質により以下の5種類に分類されます。
① サルモネラ属菌やカンピロバクター、O157などの細菌に汚染された食品をとることで起こる「細菌性食中毒」
② ノロウイルスなどのウイルスに汚染された食品で起こる「ウイルス性食中毒」
③ 毒キノコやフグの毒など、有害な食品を食べたために起こる「自然毒中毒」
④ 有害な化学物質が付着・混入した場合等に起こる「化学性食中毒」
⑤ アニサキスなどの寄生虫が付着した食品で起きる「寄生虫食中毒」
Q2どうして夏は食中毒が増えるの?
細菌性食中毒は8月をピークに、梅雨から9月にかけて多発します。これは、25~35℃という温度が細菌にとって最も発育しやすい環境だからです。1年間で発生する細菌性食中毒患者の約6~7割がこの時期に発生しています。
Q3 どんな症状が出たら食中毒?
食中毒かどうかの見きわめはとても難しいものです。激しい下痢、嘔吐、血便が出たら、まずは水分を補給し、脱水症状を防ぐこと。そして医師の判断を仰ぎましょう。診断を受けずに下痢止めを服用すると、毒素が体内に滞留するので危険です。食中毒の原因を特定するためには、発病までの食事の内容、時間、吐いたもの、便の検査が必要になります。
Q4子どもが避けた方がよい食べ物は?
最近、居酒屋等の外食施設にお子さんを連れて行く家庭が増えました。そこで目立ってきているのが、鳥刺や加熱不十分な肉類など、以前は子どもが口にすることが少なかった食品が原因となる食中毒です。特に危険なのが生の鶏肉。鶏肉は処理する段階で汚染を受けやすいことから、いくら新鮮な肉でもカンピロバクター等の細菌が潜んでいる場合があります。大人にも危険なこの細菌、特に抵抗力の弱い子どもにとっては命取りになることも。鶏肉に関わらず、火の通っていないお肉を子どもに食べさせることは非常に危険です。抵抗力の落ちている高齢者も同様です。
特に気をつけたい夏の食品衛生
<お弁当を作るとき>
調理してから食べるまでに時間のあるお弁当は、細菌が増殖する可能性が高く、食中毒を起こす例も少なくありません。
 ・ 新鮮な食材を十分に加熱調理する。
 ・ 生もの、汁気の多いおかずをさける。
 ・ おむすびはラップで握る。
 ・ 冷めてから容器につめ、冷暗所で保管する。
<アウトドアクッキング>
意外と多いのがBBQ(バーベキュー)での食中毒。野外の解放感からか衛生面に気を使わない人、火が通っていないものを食べてしまう人が多くいるそうです。
・ 食材保管にはクーラーBOX、保冷剤を活用する。
・ 肉や魚の汁が他の食材にかからないようにする。
・ 焦らず、きちんと調理したものを食べる。
・ 山菜やきのこなど食べられるかわからないものは食べない。
・ 川の水や湧き水には細菌がいる場合も。
★まずは手洗いからはじめよう★
 子どもに食品衛生を身につけさせるにはどうしたらよいのでしょう。影響が大きいのは、やはり周囲の大人の意識。家族揃って、バランスの取れた食事を、規則正しく、楽しく摂り、食への意識を自然と高めましょう。食物はお金を払えば手に入るものではなく、どこから誰の手を経て食卓に並んだのか、家族で考えてみるのも良いでしょう。まず実行したいのは手洗い。食中毒の感染経路で意外と多いのが、人の手です。あまり潔癖になってもいけませんが、外から帰って来た時、また食事の前には手洗いを習慣づけさせましょう。

厚生労働省ホームページ 食中毒の啓発資料が掲載されています。
活用してみてください。
⇒【http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/syokuchu/index.html



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